2006年の日本競馬
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帰国後のジャパンカップ有馬記念と連勝し、有馬記念当日に引退式を行った。

クラシック路線では中心となったのはメイショウサムソン。今年も3冠達成かに思われたが、菊花賞で敗北し、2年連続のクラシック三冠は達成できなかった。

種牡馬を中心にみれば、日本の生産界を支えてきたサンデーサイレンスが2002年に死去し、クラシック最後の世代となったがクラシックは無冠に終わった。また同じく2002年に死去し、同様に2世代しか残すことができなかったエルコンドルパサー産駒としては、ソングオブウインドが菊花賞で勝利、アロンダイトジャパンカップダートに勝利した。

ダート路線では、昨年席捲したカネヒキリフェブラリーステークスには勝利するものの、ドバイ遠征後の帝王賞アジュディミツオーの前に敗北、屈腱炎で休養に追い込まれた。秋になりブルーコンコルドがマイルのGIを連勝後、勢いに乗り2000mの東京大賞典も勝利を収めた。障害競走ではオーストラリアカラジ中山グランドジャンプの連覇を達成。

ばんえい競馬ではスーパーペガサスが前人未到のばんえい記念4連覇。ダートでもタイムパラドックスが8歳にしてGIのJBCクラシックに勝利。中央競馬でのサラブレッド最多出走記録を達成したハートランドヒリュが調教中に不慮の死を遂げるなど、高齢馬が話題を多く提供してくれた1年でもあった。

内田博幸佐々木竹見が持つ中央地方を含めた最多勝利記録を塗り替えたことも忘れてはならない。
重賞競走の主な変更点

オーシャンステークスキーンランドカップの重賞昇格。

ヴィクトリアマイル阪神カップの設立。

CBC賞セントウルステークスのグレード変更。

できごと
1月?3月

2月4日 - 京都第4レース障害未勝利戦をモガリブエが制し、ノーザンテースト産駒は中央競馬において1979年からの28年連続勝利を達成。

2月11日 - 東京第7レースをゲンキナシャチョウが馬体重600kgで優勝。中央競馬での最高馬体重の勝利となる。

3月25日 - 中央競馬所属のハーツクライドバイシーマクラシックを優勝、ユートピアゴドルフィンマイルを優勝。

3月26日 - ばんえい競馬スーパーペガサスが、史上初となるばんえい記念4連覇を達成。

4月?6月

5月14日 - ホッカイドウ競馬所属のコスモバルクシンガポール航空インターナショナルカップを優勝。地方競馬所属馬による初の海外G1競走勝利。

7月?9月

7月1日 - 中央競馬所属のダンスインザムードキャッシュコールマイル招待ステークスを優勝。

7月3日 - 種牡馬ラムタラのイギリスへの売却が決まる。売却額は24万USドル

8月27日 - 小倉競馬場の第10競走・阿蘇ステークスでサンライズキングが1分41秒8の日本レコードで優勝。タケシバオーが持っていたダート1700mの日本レコードを0秒1更新。

10月?12月

10月1日 - 第85回凱旋門賞に中央競馬所属の競走馬ディープインパクトが出走し3位入線。

10月19日 - フランスの競馬統括機関フランスギャロが、凱旋門賞の競走後の検査でディープインパクトの体内から禁止薬物イプラトロピウムが検出されたことを発表。

11月7日 - 中央競馬所属のデルタブルースメルボルンカップを優勝。

11月16日 - ディープインパクトの凱旋門賞での着順を3着から失格に変更。

12月2日 - 阪神競馬場の改修工事が終了し、芝外回りコースとダート2000mのコースが新設された。

12月24日 - ディープインパクトが第51回有馬記念を優勝し、競走馬として中央競馬史上最多タイGI7勝を達成。


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