200506・06W
トロピカル・ストーム (JMA)
トロピカル・ストーム (SSHWS)
発生期間7月20日 ? 7月24日
ピーク時の強さ45 kt (10分間平均)
990 hPa
7月20日にウェーク島の近海で発生し、アジア名「ナルガエ(Nalgae)」と命名された[8]。命名国は北朝鮮で、「翼(つばさ)」を意味する[8]。台風の勢力はほとんど強まらず、ピーク時の中心気圧も990 hPaであった。 200507・07W シビア・トロピカル・ストーム (JMA) 7月22日にフィリピンの東の海上で発生し、アジア名「バンヤン(Banyan)」と命名された[9]。台風は24日に沖ノ鳥島の北東海上で大型の台風となり、最大風速は30m/sとなった。その後は勢力がやや衰え、静岡県御前崎の南およそ270kmの海上に達し、26日には暴風域が消滅したが、最大風速25m/sの勢力を保ったまま徐々に進路を北東に変え、26日に千葉県鴨川市付近に上陸。その後千葉県の沿岸部を北北東へ進んだ[10]。 台風の北上に伴って25日から26日夕方にかけて、東海地方から関東地方の山沿いを中心に、各地で激しい雨が降った。最大1時間降水量は、静岡県伊豆市天城山で55mmに達した[10]。また26日の総雨量は、神奈川県箱根山で400mm、天城山で418mmとなった。伊豆諸島の八丈島では33.0m/sの最大瞬間風速を記録している。 この台風により5人が負傷した(重傷者1人・軽傷者4人)ほか、住家2棟が一部損壊した[10][11]。ウィキニュースに関連記事があります。
台風7号(バンヤン)
トロピカル・ストーム (SSHWS)
発生期間7月21日 ? 7月28日
ピーク時の強さ55 kt (10分間平均)
975 hPa
台風第7号本州に上陸か
台風第7号、午後8時頃千葉県鴨川市付近に上陸
200508・08W
トロピカル・ストーム (JMA)
トロピカル・ストーム (SSHWS)
発生期間7月29日 ? 7月31日
ピーク時の強さ45 kt (10分間平均)
985 hPa
7月29日に南シナ海北部で発生し、アジア名「ワシ(Washi)」と命名された[12]。命名国は日本で、「わし座」を意味する。台風は海南島に上陸し、トンキン湾を通過してベトナム北部へと進んだ[12]。 200509・09W・ゴリオ タイフーン (JMA) 7月31日にフィリピンの東で発生し、アジア名「マッツァ(Matsa)」と命名された[13]。命名国はラオスで、魚の名前に由来する[13]。また、フィリピン大気地球物理天文局はこの台風について、フィリピン名「ゴリオ(Gorio)」と命名した。台風は発達しながら北上して、8月2日3時には強風域の直径1,000kmという大型の台風となった。3日には中心気圧955hPa・最大風速40m/s・暴風域半径170kmと勢力を保ちながら先島諸島に接近。沖縄本島地方を強風域に巻き込みながら4日に石垣島を通過し、通過時の19時46分に石垣市登野城で958.1hPaの最低気圧を観測している[14]。
台風9号(マッツァ)
カテゴリー2 タイフーン (SSHWS)
発生期間7月31日 ? 8月7日
ピーク時の強さ80 kt (10分間平均)
950 hPa
詳細は「平成17年台風第9号」を参照