投票は台湾標準時の16時で締め切られた。即日開票の結果、投票率は80.28%で、得票数は、陳総統候補・呂副総統候補が647万1,970票(50.11%)、連総統候補・宋副総統候補が644万2,452票(49.89%)となり、陳候補が総統に、呂候補が副総統に当選した。その差はわずか2万9,518票(0.22ポイント)、33万7,297票(2.5%)あった無効票の数よりもはるかに少ない票差という大接戦だった。これらの結果が発表され、落選が確実となった連戦・国民党主席は、彼の支持者の前で「この選挙は無効」「陳水扁銃撃事件は自作自演だ」と訴える抗議を表明。支持者を巻き込んで行われた抗議デモは数日間続いた。一時的に中央選挙委員会の機能が麻痺することもあった。中央選挙委員会の本部が入っているビルの正面玄関を抗議デモ隊が取り囲み、3月26日にはビル内に突入したことで警官隊と衝突、中央選挙委員会による当選公告も法定ぎりぎりの26日にまでずれ込んだ。これら連戦陣営の抗議を受けて、再選した陳水扁総統は、高等法院(日本でいう最高裁判所)による票の数え直しと、それに向けた緊急の法制定に応じた。高等法院では、連氏が提出した選挙無効と票の再集計請求の訴えを受理(ただしいったん差し戻した)、陳総統の同意も受けて、票の再集計に対する審理が行われた。5月10日から再集計が開始され、再集計が行われる一方で、5月20日には陳水扁の総統就任式が行われた。 2004年中華民国総統選挙各県市投票結果県市陳水扁、呂秀蓮連戦、宋楚瑜無効票得票差
県市別
得票数得票率得票数得票率
直
轄
市台北市690,37943.47%897,87056.53%30,789207,491
高雄市500,30455.64%398,76944.37%15,012101,535
市基隆市90,27640.56%132,28959.44%4,99642,013
新竹市96,81844.88%118,92455.12%5,14322,106
台中市267,09547.34%297,09852.66%10,56630,003
嘉義市85,70256.06%67,17643.94%2,90518,526
県台北県1,000,26546.94%1,130,61553.06%52,948130,350
宜蘭県147,84857.71%108,36142.29%8,88539,487
桃園県448,77044.68%555,68855.32%30,838106,918
新竹県92,57635.93%165,02764.07%6,73772,451
苗栗県123,42739.24%191,05960.76%10,86867,632
台中県440,47951.79%410,08248.21%27,27030,397
彰化県383,29652.26%350,12847.74%26,28833,168
南投県146,41548.75%153,91351.25%8,7847,498
雲林県243,12960.32%159,90639.68%16,74883,223
嘉義県199,46662.79%118,18937.21%11,55481,277
台南県421,92764.79%229,28435.21%19,313192,643
台南市251,39757.77%183,78642.23%8,24767,611
高雄県425,26558.40%302,93741.60%21.903122,328
屏東県299,32158.11%215.79641.89%13,38583,525
花蓮県53,50129.79%126,04170.21%4,52372,540
台東県40,20334.48%76,38265.32%3,19836,179
澎湖県22,16249.47%22,63950.53%12,13477
金門県1,7016.45%26,43393.54%1,06924,732
連江県2485.76%4,06094.24%1173,812
合計6,471,97050.11%6,442,45249.89%337,29729,518
出典:中央選挙管理会
脚注^ 總統副總統選舉罷免法 - 全國法規資料庫。
関連項目
中華民国総統選挙
外部リンク.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキメディア・コモンズには、2004年中華民国総統選挙に関連するカテゴリがあります。
中央選舉委員會 (繁体字中国語)
『 ⇒陳水扁再選―台湾総統選挙と第二期陳政権の課題―』アジア経済研究所
表
話
編
歴
中華民国(台湾)の選挙・国民投票
総統選挙
立法委員選挙
総統選挙
国民大会による間接選挙
1948
1954
1960
1966
1972
1978
1984
1990
直接選挙
1996
2000
2004
2008
2012
2016
2020
2024
立法委員選挙
第1期
1948(中国語版)
1969増額(中国語版)
1972増額(中国語版)
1975増額(中国語版)
1980増額
1983増額
1986増額
1989増額
第2期以降
1992
1995
1998
2001
2004
2008
2012
2016
2020
2024
補欠選挙
1995
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2010
2011
2015(英語版)
2019(英語版)
2022(中国語版)
2023
地方選挙
1950・51(中国語版)
1954(中国語版)
1957(中国語版)
1960(中国語版)
1964(中国語版)
1968(中国語版)
1972(中国語版)
1977(中国語版)
1981(中国語版)
1985(中国語版)
1989(中国語版)
1993(中国語版)
1994(中国語版)
1997(中国語版)
1998(中国語版)
2001(中国語版)
2002(中国語版)
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