2004年の中日ドラゴンズ
[Wikipedia|▼Menu]

2004年の中日ドラゴンズ
成績
日本シリーズ敗退
日本S3勝4敗(対西武
セントラル・リーグ優勝
79勝56敗3分 勝率.585[1]
本拠地
都市愛知県名古屋市
球場ナゴヤドーム

球団組織
オーナー白井文吾
経営母体中日新聞社
監督落合博満
選手会長井端弘和
スローガン
ROAD TO VICTORY
≪ 20032005 ≫

テンプレートを表示

2004年の中日ドラゴンズ(2004ねんのちゅうにちドラゴンズ)では、2004年の中日ドラゴンズの動向をまとめる。

この年の中日ドラゴンズは、落合博満監督の1年目のシーズンであり、1999年以来5年ぶり6回目のリーグ優勝を果たしたシーズンである。
概要

山田久志前監督の解任を受け、OBの落合博満がこの年から監督に就任したが、就任記者会見で落合は「補強は一年間やらない」と発言。落合新監督はキャンプが始まると紅白戦を行い、開幕投手には一軍登板のない川崎憲次郎を抜擢して注目を集めた。広島との開幕3連戦を3連勝するも、その後は一進一退で波に乗れず5月14日まで借金生活が続いた。しかし5月後半になると投打の噛み合う試合が多くなり14勝9敗で貯金を作ると、6月22日からの対巨人戦で29得点するなど打線も奮起して7連勝で首位を奪取。8月以降は大型連勝こそなかったものの、接戦をモノにして勝ち進み5年ぶりにリーグ優勝し、落合監督が就任1年目で胴上げされた。西武と16年ぶりの顔合わせとなった日本シリーズは第2戦以降谷繁元信井上一樹らベテラン選手の活躍で一度は王手をかけるも、ナゴヤドームに移った第6戦以降は打線が西武投手陣に封じられ、3勝4敗で50年ぶりの日本一はならなかった。打線の強化を図る落合監督はシーズン終了後タイロン・ウッズを獲得し、翌年に臨むことになる。投手陣は前年ケガに泣いた川上憲伸が17勝で復活してMVPとなったほか、エディ・ギャラードから守護神を受け継いだ岩瀬仁紀がチームトップの22セーブをあげる活躍を見せ、チーム防御率リーグ1位の原動力となった。打撃陣は優勝の巨人に本塁打で差をつけられたものの、リーグ最少の45失策と堅実な守備を見せた。この年リリースされた応援歌『燃えよドラゴンズ!2004』では川上が「強気の勝負」、山本昌が「ミラクル投法」で表現されたことも話題となった。
チーム成績
レギュラーシーズン

開幕オーダー1井端弘和
2荒木雅博
3立浪和義
4福留孝介
5アレックス
6リナレス
7井上一樹
8谷繁元信
9川崎憲次郎

2004年セントラル・リーグ順位変動順位4月終了時5月終了時6月終了時7月終了時8月終了時最終成績
1位横浜--中日--中日--中日--中日--中日--
2位広島1.0巨人1.0巨人5.0巨人2.5巨人5.0ヤクルト7.5
3位中日1.5阪神2.5阪神5.5ヤクルト4.5ヤクルト6.0巨人8.0
4位阪神広島3.0ヤクルト6.5阪神6.5阪神9.5阪神13.5
5位巨人2.0横浜4.0広島7.0横浜9.0横浜16.0広島20.0
6位ヤクルト3.0ヤクルト4.5横浜9.0広島10.5広島16.0横浜20.0


2004年セントラル・リーグ最終成績順位球団勝率
1位中日ドラゴンズ79563.585優勝
2位ヤクルトスワローズ72642.5297.5
3位読売ジャイアンツ71643.5268.0
4位阪神タイガース66702.48513.5
5位広島東洋カープ60771.43820.0
6位横浜ベイスターズ59763.43720.0


プロ野球再編問題を巡るストライキにより、本来より2試合少ない138試合。



日本シリーズ

2004年 日本シリーズ日付試合ビジター球団(先攻)スコアホーム球団(後攻)開催球場
10月16日(土)第1戦西武ライオンズ2 - 0中日ドラゴンズナゴヤドーム
10月17日(日)第2戦西武ライオンズ6 - 11中日ドラゴンズ
10月18日(月)移動日
10月19日(火)第3戦中日ドラゴンズ8 - 10西武ライオンズ西武ドーム
10月20日(水)第4戦台風23号接近により中止
10月21日(木)中日ドラゴンズ8 - 2西武ライオンズ
10月22日(金)第5戦中日ドラゴンズ6 - 1西武ライオンズ
10月23日(土)移動日
10月24日(日)第6戦西武ライオンズ4 - 2中日ドラゴンズナゴヤドーム
10月25日(月)第7戦西武ライオンズ7 - 2中日ドラゴンズ
優勝:西武ライオンズ(12年ぶり12回目)

オールスターゲーム2004詳細は「2004年のオールスターゲーム (日本プロ野球)」を参照

選出選手及びスタッフ

ポジション名前選出回数
コーチ落合博満
投手川上憲伸3
岡本真也
山本昌6
内野手立浪和義11
外野手福留孝介4


この年の中日は監督推薦による出場のみ。

できごと
選手・スタッフ

 中日ドラゴンズ 2004
監督

66 落合博満
一軍コーチ

73 鈴木孝政(ヘッド→投手チーフ→二軍投手)

81 高代延博(野手総合チーフ)

80 森繁和(投手)

79 長谷部裕(捕手)

77 宇野勝(打撃)

75 石嶺和彦(打撃)

72 長嶋清幸(打撃兼外野守備走塁)

88 仁村徹(内野守備)

92 勝崎耕世(トレーニング)

90 三木安司(トレーニング)

二軍監督・コーチ

71 佐藤道郎(二軍監督)

85 山田和利(野手総合チーフ)

89 高橋三千丈(投手)

76 近藤真市(投手→一軍投手)

82 金田進(捕手)

83 音重鎮(打撃兼外野守備走塁)

86 川又米利(打撃)

87 仁村薫(外野守備兼トレーニング)

84 早川和夫(外野守備兼トレーニング)

91 塚本洋(トレーニング)

93 宮前岳巳(トレーニング)

投手

11 川上憲伸

12 岡本真也

13 岩瀬仁紀

14 平松一宏


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:79 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef