2002年のワールドシリーズ
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2002年ワールドシリーズ

2003年5月にホワイトハウスを表敬訪問し、当時のアメリカ合衆国大統領ジョージ・W・ブッシュ(中央)に面会したエンゼルスの選手たち

チーム勝数
アナハイム・エンゼルスAL)4
サンフランシスコ・ジャイアンツNL)3

シリーズ情報
試合日程10月19日?27日
観客動員7試合合計:30万6414人
1試合平均:04万3773人
MVPトロイ・グロース(ANA)
ALCSANA 4?1 MIN
NLCSSF 4?1 STL
チーム情報
アナハイム・エンゼルス(ANA)
シリーズ出場球団創設42年目で初
GMビル・ストーンマン
監督マイク・ソーシア
シーズン成績99勝63敗・勝率.611
AL西地区2位=ワイルドカード
分配金選手1人あたり27万2147.47ドル[1]

サンフランシスコ・ジャイアンツ(SF)
シリーズ出場13年ぶり17回目
GMブライアン・セイビアン
監督ダスティ・ベイカー
シーズン成績95勝66敗・勝率.590
NL西地区2位=ワイルドカード
分配金選手1人あたり18万6185.62ドル[1]
全米テレビ中継
放送局FOX
実況ジョー・バック
解説ティム・マッカーバー
平均視聴率11.9%(前年比3.8ポイント下降)[2]
ワールドシリーズ

 < 20012003 > 

2002年の野球において、メジャーリーグベースボール(MLB)優勝決定戦の第98回ワールドシリーズ(98th World Series)は、10月19日から27日にかけて計7試合が開催された。その結果、アナハイム・エンゼルスアメリカンリーグ)がサンフランシスコ・ジャイアンツナショナルリーグ)を4勝3敗で下し、球団創設42年目で初の優勝を果たした。

地区優勝を逃した中で最も勝率の高い球団にポストシーズン出場枠を与えるワイルドカード制度が1994年に導入されて以来、該当球団どうしがワールドシリーズで対戦するのは今回が初めて[3]。ジャイアンツが3勝2敗と優勝へ先に王手をかけ、第6戦でも一時は5?0としたが、エンゼルスは7回裏・8回裏の2イニングで3点ずつ奪って逆転でその試合を制し、続く最終第7戦にも勝利して優勝を決めた。負ければ敗退決定の試合で5点差を逆転したのは、第6戦のエンゼルスがシリーズ史上初だった[4]。両チーム7試合合計で85得点・21本塁打・45長打は全てシリーズ新記録である[5]シリーズMVPには、第6戦の8回裏に逆転・決勝の適時二塁打を放つなど、7試合で打率.385・3本塁打・8打点OPS 1.313という成績を残したエンゼルスのトロイ・グロースが選出された。

ジャイアンツの新庄剛志は第1戦に9番・指名打者で先発し、ワールドシリーズで試合に出場した初の日本人選手となった。1998年には伊良部秀輝ニューヨーク・ヤンキースロースター入りしていたが出場機会がなく、実際に試合に出場したのは新庄が初である[6]
両チームの過去の対戦

1997年から始まったレギュラーシーズン中のインターリーグでは、同年から2001年までの5年連続で計16試合が組まれており、ジャイアンツが11勝5敗で勝ち越している[7]。直近の対戦は2001年6月にジャイアンツの本拠地パシフィック・ベル・パークで3連戦が行われ、ジャイアンツが3連勝のいわゆる "スウィープ" を果たした。
試合結果

2002年のワールドシリーズは10月19日に開幕し、途中に移動日を挟んで9日間で7試合が行われた。日程・結果は以下の通り。

日付試合ビジター球団(先攻)スコアホーム球団(後攻)開催球場
10月19日(土)第1戦サンフランシスコ・ジャイアンツ4?3アナハイム・エンゼルスエディソン・インター
ナショナル・フィールド.mw-parser-output .locmap .od{position:absolute}.mw-parser-output .locmap .id{position:absolute;line-height:0}.mw-parser-output .locmap .l0{font-size:0;position:absolute}.mw-parser-output .locmap .pv{line-height:110%;position:absolute;text-align:center}.mw-parser-output .locmap .pl{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:right}.mw-parser-output .locmap .pr{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:left}.mw-parser-output .locmap .pv>div{display:inline;padding:1px}.mw-parser-output .locmap .pl>div{display:inline;padding:1px;float:right}.mw-parser-output .locmap .pr>div{display:inline;padding:1px;float:left}
エディソン・インターナショナル・
フィールド・オブ・アナハイム
パシフィック・ベル・パーク
10月20日(日)第2戦サンフランシスコ・ジャイアンツ10?11アナハイム・エンゼルス
10月21日(月)移動日
10月22日(火)第3戦アナハイム・エンゼルス10?4サンフランシスコ・ジャイアンツパシフィック・ベル・パーク
10月23日(水)第4戦アナハイム・エンゼルス3?4サンフランシスコ・ジャイアンツ
10月24日(木)第5戦アナハイム・エンゼルス4?16サンフランシスコ・ジャイアンツ
10月25日(金)移動日
10月26日(土)第6戦サンフランシスコ・ジャイアンツ5?6アナハイム・エンゼルスエディソン・インター
ナショナル・フィールド
10月27日(日)第7戦サンフランシスコ・ジャイアンツ1?4アナハイム・エンゼルス
優勝:アナハイム・エンゼルス(4勝3敗 / 球団創設42年目で初)

第1戦 10月19日

映像外部リンク
MLB.comによる動画(英語)
2回表、先頭打者バリー・ボンズの本塁打でジャイアンツが先制(1分11秒)

次打者アウトのあと、レジー・サンダースもソロ本塁打を放ちジャイアンツが2点目を挙げる(52秒)
エンゼルスのトロイ・グロースが2回裏と6回裏にそれぞれソロ本塁打を放つ(1分24秒)


エディソン・インターナショナル・フィールド・オブ・アナハイムカリフォルニア州アナハイム



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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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