2000年の日本シリーズ
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2000年の日本シリーズ
ゲームデータ
日本一
読売ジャイアンツ
6年ぶり19回目
4勝2敗
試合日程2000年10月21日-10月28日
最高殊勲選手松井秀喜
敢闘賞選手城島健司
チームデータ
読売ジャイアンツ()
監督長嶋茂雄
シーズン成績78勝57敗(シーズン1位)
福岡ダイエーホークス()
監督王貞治
シーズン成績73勝60敗2分(シーズン1位)
日本シリーズ ≪ 1999 2001 ≫
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2000年日本シリーズ(2000ねんのにっぽんシリーズ)は、2000年10月21日から10月28日まで行われたセ・リーグ優勝チームの読売ジャイアンツと、パ・リーグ優勝チームの福岡ダイエーホークスによる第51回プロ野球日本選手権シリーズである。
概要

20世紀最後の日本シリーズは、長嶋茂雄監督率いる読売ジャイアンツ王貞治監督率いる福岡ダイエーホークスの対決となり、巨人が2連敗から4連勝で勝利し6年ぶり19度目の日本一となった。

本シリーズは、巨人のV9時代を支えた長嶋の「夢のON対決」として注目された[1]

ダイエー側ではこのシリーズ前の10月13日に所属投手の藤井将雄肺癌により死去したため、監督、コーチ、選手全員が腕に喪章を付けて出場した。

福岡ダイエーホークスは大阪・南海時代の1973年以来27年ぶりに巨人との日本シリーズとなった。また、巨人にとっては球団名「東京読売巨人軍」(2002年7月より、株式会社「読売巨人軍」と改称)として最後の日本シリーズ出場となった。巨人が九州地方に本拠地を置く球団との日本シリーズは西鉄ライオンズと対戦した1963年以来37年ぶりだった。

本塁打数は巨人8、ダイエー7とほぼ互角だったが、巨人がチーム打率.285とほぼ実力を発揮したのに対し、ダイエーは.202と本来の力を発揮できなかった。城島健司が3試合連続を含む4本塁打(ともにシリーズタイ記録)と気を吐いたものの、左脇腹痛を発症させた小久保裕紀(.143、0本塁打、1打点)や、松中信彦(第1戦で本塁打を放ったものの安打はその1本のみ)らの主軸がブレーキとなり、3本塁打8打点の松井秀喜、2本塁打5打点の高橋由伸と主軸が活躍した巨人と対照的な結果になった。ダイエーは従来のシリーズ記録(49三振)を大幅に上回るシリーズ62三振を喫し、犠打数も巨人の7に対してわずか1(その1犠打は主軸の小久保である)と粗さが目立った。
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2000年の日本シリーズは変則日程で行うこととなったが、これは当初予定されていた第3戦から第5戦にあたる10月24日から10月26日に、日本脳神経外科学会が開催されたことにより[2]福岡ドームが使用できなかったためである[1](のちに、26日のみ使用可能となった)。

1997年に日本脳神経外科学会が、2000年の10月24日から27日まで福岡ドームを貸し出すように依頼し、ドーム側はこれをダイエー球団の許可なく承諾した。球団が発見したのはそれから1年経過した1998年の秋であり、球団はシリーズ開催の可能性を考えて期日変更を求めたが、学会側は日程を発表した後で既に手遅れであり、世界各国から約2万人が集結する大規模な学会であることや、仮に期日変更をしたものの、ダイエーが出場できなかった場合にはリスクだけが残る可能性もあり、これを拒否した。

しかしその後、学会側が27日までの4日間の予定を26日までの3日間とし、さらに26日の学会を16時までから12時までに短縮させるなど、当初の予定を可能な限り変更する方針を発表した。そのため、ダイエーが出場した場合には10月21日から23日までの3連戦(21日・22日はセ・リーグ優勝チームの本拠地で、移動日なしで23日は福岡ドームで開催)、2日空けて、26日から29日までの4連戦(26日・27日は福岡ドームで、移動日なしで28日・29日はセ・リーグ優勝チームの本拠地で開催)の変則日程で行うことが8月21日に発表された。のちにダイエーがリーグ優勝を決めたため、この変則日程で行う事となった。

この件に関しては、福岡ドーム側が球団の許可なく承諾したため一見球団の責任ではないように見えるが、依頼のあった1997年から1998年秋までの間、球団の発見が1年以上も遅れた事をNPBは問題視し、間接的にリーグ優勝を目指していない球団の体質であると批判した。結果的に福岡ドームでの開催は可能となったものの、移動日なしでの連戦に加え、第3戦終了から第4戦までの2日間の休みも練習場として福岡ドームが使用できない事など、選手らにも大きな負担を与えてしまい、ベストな状態での戦いができない環境を生み出す要因となった。

NPBはダイエー球団に対し、開催日程確保を怠ったとして制裁金3000万円を支払うように命じた[3]
試合結果

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2000年 日本シリーズ日付試合ビジター球団(先攻)スコアホーム球団(後攻)開催球場
10月21日(土)第1戦福岡ダイエーホークス5 - 3読売ジャイアンツ東京ドーム
10月22日(日)第2戦福岡ダイエーホークス8 - 3読売ジャイアンツ
10月23日(月)第3戦読売ジャイアンツ9 - 3福岡ダイエーホークス福岡ドーム
10月24日(火)別イベント開催のため中断
10月25日(水)
10月26日(木)第4戦読売ジャイアンツ2 - 1福岡ダイエーホークス福岡ドーム
10月27日(金)第5戦読売ジャイアンツ6 - 0福岡ダイエーホークス
10月28日(土)第6戦福岡ダイエーホークス3 - 9読売ジャイアンツ東京ドーム
優勝:読売ジャイアンツ(6年ぶり19回目)

第1戦

10月21日 東京ドーム


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