2000ギニーステークス
Two Thousand Guineas Stakes
2000ギニーステークスにおける入線の風景
サミュエル・ヘンリー・アルケン（1810 - 1894）作
開催国イギリス
競馬場ニューマーケット競馬場
創設1809年4月18日
2014年の情報
距離芝直線・1mile（約1609m）
格付けG1
賞金賞金総額45万英ポンド[1]
出走条件サラブレッド3歳牡馬・牝馬
負担重量牡馬 9ストーン=126ポンド（≒57.15kg）
牝馬 8ストーン11ポンド=123ポンド（約55.79kg）[1]
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2000ギニーステークス（Two Thousand Guineas Stakes）とはイギリスのクラシック三冠の第1冠として、ニューマーケット競馬場の芝の直線1マイル（約1609メートル）で行われる競馬のG1競走である。

競走名の由来は第1回の優勝馬の馬主が2000ギニーをもらったからとされる。

出走条件は3歳限定で繁殖能力の選定のために行われるので、?（せん）馬の出走はできない。

日本では皐月賞のモデルレースとなっている。日本の皐月賞は多くの馬が3月頃の決まったステップレースから挑むのに対し、2000ギニーは年の初戦にされることも多い。2000年以降、ゴーラン（2001年）、ロックオブジブラルタル（2002年）、フットステップスインザサンド（2005年）、ジョージワシントン（2006年）、コックニーレベル（2007年）、ヘンリーザナビゲーター（2008年）、シーザスターズ（2009年）、キャメロット（2012年）、ドーンアプローチ（2013年）、グレンイーグルス（2015年）、ガリレオゴールド（2016年）、チャーチル（2017年）、サクソンウォリアー（2018年）、マグナグレシア（2019年）、カメコ（2020年）、コロエバス（2022年）の16頭が当年の初戦として臨み勝利している[注 1]。
歴史

成立経緯は当時の貴族社会にあった内輪的な考えもあり、記録が少なく定かでない。[2]山本雅男はニューマーケットとジョッキークラブの関係性を踏まえ、同組織幹部や永世会長のチャールズ・バンベリーが組織の統治の下のレースとして設立したという説を唱えている。[2] また同人物は、競走馬は3歳春から秋にかけて能力の急成長を遂げるため、若駒の可能性を見るという需要の元に創設したと分析している。[2]

1809年 ニューマーケット競馬場で第1回競走を施行

1868年 フォルモーザ（Formosa）とモスレム（Moslem）が1着同着

1940年 - 1945年 第二次世界大戦の影響によりローリーマイルコースからジュライコースで代替開催

1980年 ヌレイエフ（Nureyev）、1位入線も斜行により失格

2020年 新型コロナウイルス感染拡大の影響で6月に順延開催

歴代優勝馬

回数施行日優勝馬性齢タイム優勝騎手管理調教師馬主
第1回1809年4月18日Wizard牡3W.CliftT.PerrenC.Wilson
第2回1810年月日Hephestion牡3F.BuckleR.Robson2nd Earl Grosvenor
第3回1811年月日Trophonus牡3S.BarnardD.BoyceR.Andrew
第4回1812年月日Cwrw牡3S.ChifneyW.Chifney3rd Earl of Darlington
第5回1813年月日Smolensko牡3H.MillerCrouchC.Bunbury
第6回1814年月日Olive牡3W.ArnullD.BoyceC.Wyndham
第7回1815年4月25日Tigris牡3W.ArnullD.BoyceLord Rous
第8回1816年月日Nectar牡3W.ArnullD.BoyceG.Cavendish
第9回1817年月日Manfred牡3W.WheatleyR.StephensonS.Stonehewer
第10回1818年月日Interpreter牡3W.CliftR.PrinceLord Foley
第11回1819年月日Antar牡3E.EdwardsJ.EdwardsJ.Shelley
第12回1820年月日Pindarrie牡3F.BuckleR.Robson4th Duke of Grafton
第13回1821年月日Reginald牡3F.BuckleR.Robson4th Duke of Grafton
第14回1822年月日Pastille牝3F.BuckleR.Robson4th Duke of Grafton
第15回1823年月日Nicolo牡3W.WheatleyJ.RogenJ.Rogers
第16回1824年月日Schahriar牡3W.WheatleyJ.Haffenden
第17回1825年月日Enamel牡3J.RobinsonC.Marson2nd Marquess of Exeter
第18回1826年月日Dervise牡3J.B.DayR.Robson4th Duke of Grafton
第19回1827年月日Turcoman牡3F.BuckleR.Robson4th Duke of Grafton
第20回1828年月日Cadland牡3J.RobinsonD.Boyce5th Duke of Rutland
第21回1829年月日Patron牡3F.BoyceC.Marson2nd Marquess of Exeter
第22回1830年月日Augustus牡3P.ConnollyC.Marson2nd Marquess of Exeter
第23回1831年4月19日Riddlesworth牡3J.RobinsonJ.Edwards5th Earl of Jersey
第24回1832年月日Archibald牡3A.PavisC.Peel
第25回1833年月日Clearwell牡3J.Robinson3rd Earl of Orford
第26回1834年月日Glencoe牡3J.RobinsonJ.Edwards5th Earl of Jersey
第27回1835年月日Ibrahim牡3J.RobinsonJ.Edwards5th Earl of Jersey
第28回1836年4月19日Bay Middleton牡3J.RobinsonJ.Edwards5th Earl of Jersey
第29回1837年月日Achmet牡3E.EdwardsE.Edwards5th Earl of Jersey
第30回1838年月日Grey Momus牡3J.DayJ.DayLord G.Bentinck
第31回1839年月日The Corsair牡3B.WakefieldJ.Doe1st Earl of Lichfield
第32回1840年月日Crucifix牝3J.DayJ.DayG.Bentinck
第33回1841年月日Ralph牡3J.DayJ.Scott4th Earl of Albemarle
第34回1842年月日Meteor牡3B.ScottJ.ScottJ.Bowes
第35回1843年月日Cotherstone牡3B.ScottJ.ScottJ.Bowes
第36回1844年月日The Ugly Buck牡3J.DayJ.DayJ.Day
第37回1845年月日Idas牡3E.FlatmanR.Boyce Jr.Lord Stradbroke
第38回1846年月日Sir Tatton Sykes牡3B.ScottW.OatesW.Scott
第39回1847年月日Conyngham牡3J.RobinsonJ.Day Jr.R.Pigot
第40回1848年4月25日Flatcatcher牡3J.RobinsonH.StebbingB.Green
第41回1849年月日Nunnykirk牡3F.ButlerJ.ScottA.Nichol
第42回1850年月日Pitsford牡3A.DayJ.Day Jr.H.Hill
第43回1851年月日Hernandez牡3E.FlatmanJ.Kent Jr.Lord Enfield
第44回1852年月日Stockwell牡3J.NormanW.Harlock2nd Marquess of Exeter
第45回1853年4月日West Australian牡3F.ButlerJ.ScottJ.Bowes
第46回1854年月日The Hermit牡3A.DayJ.Day Jr.J.Gully
第47回1855年月日Lord of the Isles牡3T.AldcroftW.DayJ.Merry
第48回1856年月日Fazzoletto牡3N.FlatmanJ.Scott14th Earl of Derby
第49回1857年月日Vedette牡31:51A.DayJ.Osborne2nd Earl of Zetland
第50回1858年月日Fitz-Roland牡3J.WellsG.ManningSir J.Hawley
第51回1859年月日The Promised Land牡3A.DayW.DayW.Day
第52回1860年4月24日The Wizard牡3T.AshmallJ.ScottA.Nichol
第53回1861年4月30日Diophantus牡31:43A.EdwardsJ.Dawson7th Earl of Stamford
第54回1862年月日The Marquis牡3T.AshmallJ.ScottS.Hawke