200メートル競走(英語: 200 metres)は、200メートルをいかに短い時間で走るかを競う陸上競技のトラック種目で、短距離走に分類される。カーブ120メートルと直線80メートルを走る。競技会や関係者の間では200m(200メートル)や200と略される場合がほとんどである。また、中学校や高等学校の体育祭などでは200メートル走と呼ばれることもある。オリンピックでは1900年のパリオリンピックより競技種目となっている。
戦前の日本では直線で行われた記録も公認されていたが、1968年以降は現在のように曲走路の記録のみが公認記録となっている[1]。
世界的には男子では、アメリカ勢を中心としたアフリカ系選手がオリンピックや世界選手権で上位を占めることが多く、それ以外の選手が上位入賞するケースは稀で、中でもアジア系の選手の上位入賞は皆無に等しかったが2003年世界選手権パリ大会で末續慎吾(日本)が銅メダルを獲得する快挙を達成した。
世界記録
歴代10傑
同タイムの場合は先に記録されたものを上に記載する。
風速(m/s)は追い風を+で表記、向かい風を-で表記する。
タイム横にあるAの表記は、標高1000メートル以上の地点において記録された高地記録であることを意味する。
男子タイム風速名前所属場所日付
119秒19-0.3ウサイン・ボルト ジャマイカベルリン2009年8月20日
219秒26+0.7ヨハン・ブレーク ジャマイカブリュッセル2011年9月16日
319秒31+0.4ノア・ライルズ アメリカ合衆国ユージーン2022年7月22日
419秒32+0.4マイケル・ジョンソン アメリカ合衆国アトランタ1996年8月1日
519秒49+1.4エリヨン・ナイトン アメリカ合衆国バトンルージュ2022年4月30日
619秒50+1.6レツィレ・テボゴ ボツワナロンドン2023年7月23日
719秒53+0.7ウォルター・ディックス アメリカ合衆国ブリュッセル2011年9月16日
819秒57+0.4ジャスティン・ガトリン アメリカ合衆国ユージーン2015年6月28日
919秒58+1.3タイソン・ゲイ アメリカ合衆国ニューヨーク2009年5月30日
1019秒62-0.5アンドレ・ドグラス カナダ東京2021年8月4日
女子タイム風速名前所属場所日付
121秒34+1.3フローレンス・グリフィス=ジョイナー アメリカ合衆国ソウル1988年9月29日
221秒41+0.1シェリカ・ジャクソン
男子[2]タイム風速名前所属場所日付
119秒19-0.3ウサイン・ボルト ジャマイカベルリン2009年8月20日
219秒26+0.7ヨハン・ブレーク ジャマイカブリュッセル2011年9月16日
319秒30-0.9ウサイン・ボルト ジャマイカ北京2008年8月20日
419秒31+0.4ノア・ライルズ アメリカ合衆国ユージーン2022年7月22日
519秒32+0.4マイケル・ジョンソン アメリカ合衆国アトランタ1996年8月1日
+0.4ウサイン・ボルト ジャマイカロンドン2012年8月9日
719秒40+0.8ウサイン・ボルト ジャマイカ大邱2011年9月3日
819秒44+0.4ヨハン・ブレーク ジャマイカロンドン2012年8月9日
919秒46+0.8ノア・ライルズ アメリカ合衆国モナコ2022年8月10日