2016年6月、A24が本作の全米配給権を購入したと報じられた[21]。同年10月8日、本作はニューヨーク映画祭でプレミアを迎えた[22]。11月16日にはAFIフェスタ
での上映が行われた[23]。当初の予定では、本作は2016年12月25日に全米公開されることになっていたが、後に2016年12月28日公開に延期された[24]。本作は批評家から絶賛されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには163件のレビューがあり、批評家支持率は88%、平均点は10点満点で7.8点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『20センチュリー・ウーマン』はアネット・ベニングに主演で輝く極めて貴重な機会を提供している。また、マイク・ミルズ監督にとっては、将来への確かな二歩目である。」となっている[25]。また、Metacriticには40件のレビューがあり、果樹平均値は83/100となっている[26]。
『バラエティ』のオーウェン・グレイバーマンは「『20センチュリー・ウーマン』で最も素晴らしかったのは、ドロシー・フィールズを演じるアネット・ベニングの演技である。自由人でありながらにして葛藤を抱えた人間を見事に演じている。離婚経験、溢れんばかりの優しさ、情熱、誇りを抱えた独特の人物ではあるが、多くの人々に共感されるキャラクターになっている」と評している[27]。『ハリウッド・リポーター』のデヴィッド・ルーニー
は「ミルズ監督は『人生はビギナーズ』のときと同様に、キャラクターを取り巻く文化を作品に生かしている。特に、彼らが生まれた年に起きた出来事の映像や下宿に来るまでの人生の蓄積を作品に取り入れている。」と述べている[28]。