千年紀:1千年紀 - 2千年紀 - 3千年紀
世紀:11世紀 12世紀 13世紀 14世紀 15世紀
16世紀 17世紀 18世紀 19世紀 20世紀
2千年紀(にせんねんき)は、西暦紀元による2番目の千年紀(ミレニアム)である。西暦1001年から西暦2000年(11世紀から20世紀)に当たる。
出来事「十字軍のコンスタンティノープルへの入城」(ウジェーヌ・ドラクロワ、1840年作)モンゴル帝国の発展大航海時代 新世界を発見したコロンブス市民革命 「バスティーユ襲撃」(“The storm of the Bastille”) Jean-Pierre Louis Laurent Houel産業革命 ジェームズ・ワットの蒸気機関月面着陸 月面でポーズをとるエドウィン・オルドリン(NASA)
11世紀?14世紀
西洋史において主に中世に区分される
東西教会の分裂
キリスト教圏とイスラム教圏の衝突(十字軍、レコンキスタなど)
宋朝における経済・文化の発展、大衆文化の興隆
ユーラシア大陸の大部分を征した連合国家モンゴル帝国の興亡
テュルク系イスラム王朝としてセルジューク朝に続き、オスマン帝国が西アジア・東ヨーロッパに台頭(?17世紀)
ペストの大流行14世紀のヨーロッパを始めとするユーラシア大陸で猛威を振るい、全世界でおよそ8,500万人、当時のヨーロッパ人口の三分の一から三分の二にあたる約2,000万から3,000万人が死亡したと推定されている。
西アフリカにおけるガーナ王国、マリ王国、ソンガイ王国の繁栄
15世紀?17世紀
西洋史において主に近世に区分される
東ローマ帝国の滅亡
欧州におけるルネサンスと宗教改革、宗教戦争(三十年戦争)
大航海時代以降、文明の世界化がはじまる
ヨーロッパ人によるアメリカ大陸・オーストラリアの発見と植民地化
南北原アメリカ文明(マヤ文明、アステカ文明、アンデス文明)の滅亡
コロンブス交換
ヨーロッパ人のアメリカ大陸への移動
欧州、西アフリカ、西インド諸島等を巡る三角貿易(奴隷貿易)の全盛
東インド会社を尖兵とした重商主義帝国の興隆
砂糖・茶・コーヒー・タバコなどの嗜好品が世界各地に広まる
アジア・西ヨーロッパの経済繁栄、人口の増大
欧州における科学革命による宇宙観の変化と古典力学の創始、科学的手法の始まり
西ヨーロッパで絶対王制から民主政への移行、法の支配の確立
18世紀以降
西洋史において主に近代以降に区分される
市民革命と産業革命、世界に広がる近代化と工業化の流れ
ナショナリズムの高まりと民族国家(国民国家)の形成
農業技術の革新、物流の大規模化などによる人口爆発19世紀初頭に約10億人だった世界人口は20世紀初頭には約15億人、同世紀末には約60億人と爆発的に増加している。
農村から都市への人口移動、急速な都市化の進展
大量生産・大量消費の生活様式が確立
アジア・ヨーロッパから南北アメリカ大陸など世界各地への移民、漢民族の膨張
イスラム教世界の復古主義による再生(ワッハーブ派、イラン・イスラム革命)
ヨーロッパ人によるアフリカ・アジアの植民地化とそれらの国々の独立
二度に渡る世界大戦と核兵器の開発・量産
資本主義陣営と共産主義陣営による、世界を二分する冷戦構造の成立と崩壊
2千年紀を通じて形成された事柄(成果・課題など)
人権意識の確立
科学の発達と自然哲学からの分離、技術との結合
政治と宗教、科学と宗教の分離(政教分離)
複式簿記・株式会社制度などを通じた商工業の発展
18世紀農業革命から20世紀の緑の革命に至る農業技術の革新と農村の構造変化
工学・医学の発達、公衆衛生思想の徹底による人類の長寿命化
ペストやインフルエンザなど世界規模での伝染病の流行
古代からの伝統的統治権威体制の滅亡東ローマ帝国、インド亜大陸の王朝、中華帝国の皇帝支配、エチオピア帝国など
世界規模の戦争の勃発、ユーラシアを支配する大帝国の出現モンゴル帝国、ロシア帝国によるユーラシア大陸の征服第一次世界大戦、第二次世界大戦
帝国主義による世界支配国家の出現パックス・ブリタニカ、パックス・アメリカーナ
世界規模の国際協力機関の成立国際連盟・国際連合・赤十字社・国際オリンピック委員会