1991年ロシア大統領選挙
Президентские выборы в РСФСР 1991 года
投票率74.7%
候補者ボリス・エリツィンニコライ・ルイシコフウラジーミル・ジリノフスキー
政党無所属ソビエト連邦共産党ソビエト連邦自由民主党
選出大統領
1991年ロシア大統領選挙は、1991年6月12日にソビエト連邦のロシア連邦共和国で行われた大統領選挙である。ロシア大統領選挙は、ロシア史上初の国民有権者による直接選挙によって行われた大統領選挙である。この選挙で、急進改革派のボリス・エリツィンロシア連邦共和国最高会議議長が58.6%を獲得して、2位以下を圧倒的に引き離し大勝した。 エリツィンは副大統領候補としてアフガニスタン戦争の英雄であったアレクサンドル・ルツコイソ連空軍大佐を選んだ。体制破壊者として危険視されるエリツィンにとって、アフガン戦争の英雄であるルツコイが選挙戦における伴走者となったことは、エリツィン陣営に対する安定感を与えることとなった。 一方、ソ連共産党保守派を軸とするロシア・ソビエト連邦社会主義共和国共産党は、ニコライ・ルイシコフ前ソ連首相を擁立したが、及ばなかった。また、ミハイル・ゴルバチョフソ連大統領はルイシコフに加え、ゴルバチョフ直系ともいうべき穏健改革派のワジム・バカーチン前ソ連内相を擁立したが、バカーチンは候補者中最下位に終わり、ゴルバチョフの威信低下を印象付けた(ルイシコフ、バカーチン合わせて20パーセントという惨敗だった)。ルイシコフが敗れたことは、保守派を8月のクーデターに駆り立てるきっかけとなった。 この選挙戦でさらに注目されたのは、エリツィン、ルイシコフに次ぐ第3位についたソビエト連邦自由民主党 e
経過
選挙結果
大統領候補副大統領候補
ボリス・エリツィンアレクサンドル・ルツコイ無所属45,552,04158.56
ニコライ・ルイシコフボリス・グロモフソビエト連邦共産党
ロシア連邦共和国共産党13,395,33517.22
ウラジーミル・ジリノフスキーAndrey Zavidiyaソビエト連邦自由民主党6,211,0077.98
アマン・トゥレーエフViktor Bocharov無所属
(独立系)5,417,4646.96
アリベルト・マカショフAleksei Sergeyev無所属
(独立系愛国主義、民族主義)2,969,5113.82
ワジム・バカーチンRamazan Abdulatipov無所属
(独立系・穏健改革派)2,719,7573.50
全候補者に反対1,525,4101.96
有効票77,790,52597.84
無効票・白票1,716,7572.16
投票総数79,507,282100.00
有権者(投票率)106,484,51874.67
出典:Nohlen, D & Stover, P (2010) Elections in Europe: A data handbook, p1642 ISBN 978-3-8329-5609-7
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話
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