1990年の読売ジャイアンツ
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1990年の読売ジャイアンツ
成績
日本シリーズ敗退
日本S0勝4敗(対西武
セントラル・リーグ優勝
88勝42敗 勝率.677
本拠地
都市東京都文京区
球場東京ドーム

球団組織
オーナー正力亨
経営母体読売新聞社
監督藤田元司
選手会長岡崎郁
≪ 19891991 ≫

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1990年の読売ジャイアンツ(1990ねんのよみうりジャイアンツ)では、1990年における読売ジャイアンツの動向をまとめる。

この年の読売ジャイアンツは、2回目の藤田元司監督体制の2年目(通算5年目)のシーズンである。

1988年に本拠地を現在の東京ドームに移転後、初優勝した年である。
概要

ヤクルトとの開幕戦を篠塚利夫の「疑惑の本塁打」でものにした巨人は翌日も投手の木田優夫のサヨナラ本塁打で連勝しスタートダッシュに成功する。序盤は前年まで巨人の二軍監督だった須藤豊率いる大洋と首位争いを展開していたが、5月8日に謹慎明けの桑田真澄が大洋相手に完封して以降は一度も首位の座を明け渡さず、その後は大洋の急降下で首位を独走、9月8日には吉村禎章のサヨナラ本塁打でヤクルトを下し早々とリーグ優勝を決めた。首位独走の最大の要因は盤石の投手陣で、2年連続20勝の斎藤雅樹をはじめ、桑田と宮本和知が14勝、この年台頭した木田が12勝、さらに香田勲男も11勝と2桁勝利投手を5人輩出し、さらに槙原寛己の9勝も入れるとチーム勝利数88の大半をこの6人で占めた[1]。対戦成績は開幕相手のヤクルトに19勝7敗と勝ち越し、4位中日には18勝8敗、最下位阪神には同一カード8連勝も含めて20勝6敗と、貯金46のうち36を3球団から稼いだ。最終的に2位広島に22ゲーム差を付けた巨人は宿敵西武との日本シリーズに臨んだが、優勝決定からシリーズまで1ヶ月半空いたこともあり、巨人は投打ともに終始西武に圧倒され、31年ぶりのストレート負けを喫し、敢闘賞の岡崎郁が「野球観が変わった」と口にするほどチームが受けたショックは大きく、翌年以降の戦いぶりに大きな影を落とすことになる。
チーム成績
レギュラーシーズン

オーダー変遷開幕:4/75/26/17/18/19/1
1
川相昌弘緒方耕一二緒方耕一二緒方耕一遊川相昌弘二緒方耕一
2篠塚利夫遊川相昌弘遊川相昌弘遊川相昌弘二篠塚利夫遊川相昌弘
3クロマティ吉村禎章中クロマティ中クロマティ右ブラウン中クロマティ
4原辰徳中クロマティ三原辰徳三原辰徳三原辰徳左原辰徳
5岡崎郁三岡崎郁左吉村禎章左西岡良洋中西岡良洋三岡崎郁
6ブラウン一駒田徳広右ブラウン右井上真二左井上真二右ブラウン
7駒田徳広四條稔一駒田徳広一駒田徳広一駒田徳広一駒田徳広
8中尾孝義山倉和博捕山倉和博捕村田真一捕村田真一捕村田真一
9斎藤雅樹香田勲男投香田勲男投吉田修司投香田勲男投宮本和知

[2]

1990年セントラル・リーグ順位変動順位4月終了時5月終了時6月終了時7月終了時8月終了時最終成績
1位巨人--巨人--巨人--巨人--巨人--巨人--
2位大洋2.5大洋2.5大洋5.5中日12.0広島16.5広島22.0
3位阪神4.5広島8.0広島8.0大洋12.5大洋18.0大洋24.0
4位ヤクルト5.5阪神9.5中日9.0広島13.5中日18.5中日26.0
5位中日7.0ヤクルト9.5ヤクルト10.5ヤクルト16.0ヤクルト24.0ヤクルト30.0
6位広島7.5中日阪神12.0阪神18.0阪神31.0阪神36.0
期間
成績14勝5敗
勝率.73714勝10敗
勝率.58312勝10敗
勝率.54515勝6敗
勝率.71417勝5敗
勝率.77316勝6敗
勝率.727


1990年セントラル・リーグ最終成績順位球団勝率
1位読売ジャイアンツ88420.677優勝
2位広島東洋カープ66642.50822.0
3位横浜大洋ホエールズ64663.49224.0
4位中日ドラゴンズ62681.47726.0
5位ヤクルトスワローズ58720.44630.0
6位阪神タイガース52780.40036.0

日本シリーズ


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