1988年の文学
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12月15日 - 吉本ばななの『哀しい予感』が角川書店より刊行される。同書は翌年の1989年年間ベストセラーの総合7位を記録した[2]


芥川賞・直木賞
第98回(1987年下半期)


芥川賞 - 池澤夏樹『スティル・ライフ』、三浦清宏『長男の出家』

直木賞 - 阿部牧郎『それぞれの終楽章』

第99回(1988年上半期)


芥川賞 - 新井満『尋ね人の時間』

直木賞 - 西木正明『凍れる瞳』『端島の女』、景山民夫遠い海から来たCOO

国内のその他の賞

谷崎潤一郎賞(第24回) - 該当作なし

泉鏡花文学賞(第16回) - 泡坂妻夫『折鶴』、吉本ばなな『ムーンライト・シャドウ』[5]

群像新人文学賞(第31回) - 石田郁男『アルチュール・エリソンの素描』

野間文芸新人賞(第10回) - 吉目木晴彦『ルイジアナ杭打ち』

海燕新人文学賞(第7回) - 太田健一『人生は擬似体験ゲーム』、小川洋子『揚羽蝶が壊れる時』

山本周五郎賞(第1回) - 山田太一異人たちとの夏

三島由紀夫賞(第1回) - 高橋源一郎優雅で感傷的な日本野球

1988年の本
小説

栗本薫アンティック・ドールは歌わない』(新潮社)

佐藤愛子凪の光景』(朝日新聞社)

高橋源一郎優雅で感傷的な日本野球』(河出書房新社)

藤堂志津子 『マドンナのごとく』(講談社)

船戸与一 『伝説なき地』(講談社)

丸谷才一樹影譚』(文藝春秋)

村上春樹ダンス・ダンス・ダンス』(講談社)

吉本ばななキッチン』(福武書店)、『うたかたサンクチュアリ』(福武書店)、『哀しい予感』(角川書店)

その他

木村陽二郎 『江戸期のナチュラリスト』(朝日選書

平原毅 『英国大使の博物誌』(朝日新聞社)

村上春樹、F・スコット・フィッツジェラルドザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック』(TBSブリタニカ

死去

1月3日 -
ローゼ・アウスレンダー、ユダヤ系ドイツ人作家・詩人。86歳没。

4月10日 - 桑原武夫、日本のフランス文学者。83歳没。

5月7日 - 山本健吉長崎県出身の文芸評論家。81歳没。

5月8日 - ロバート・A・ハインライン、米国のSF作家。80歳没。

5月22日 - 清水俊二、日本の映画字幕翻訳家・翻訳家。81歳没。

7月12日 - 中村光夫、日本の文芸評論家。77歳没。

7月26日 - 武智鉄二、日本の演出家、演劇評論家。75歳没。

8月2日 - レイモンド・カーヴァー、米国の小説家・詩人。50歳没。

8月30日 - 小津次郎愛知県出身の英文学者。68歳没。

9月13日 - 赤木由子山形県出身の児童文学作家。幼少期に満州に渡った。60歳没。

10月28日 - テッド・ヒューズ、イギリスの詩人。58歳没。

11月9日 - ローズマリー・ティンパリー、イギリスの小説家。68歳没。

11月12日 - 草野心平福島県出身の詩人。85歳没。

12月25日 - 大岡昇平東京市出身の小説家。79歳没。

脚注^ a b1988年 ベストセラー10 (昭和63年):【 FAX DM、FAX送信の日本著者販促センター 】

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