1985年の読売ジャイアンツ
成績
セントラル・リーグ3位
61勝60敗9分 勝率.504[1]
本拠地
都市東京都文京区
球場後楽園球場
球団組織
オーナー正力亨
経営母体読売新聞社
監督王貞治
≪ 19841986 ≫
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1985年の読売ジャイアンツ(1985ねんのよみうりジャイアンツ)では、1985年の読売ジャイアンツの動向をまとめる。
この年の読売ジャイアンツは、王貞治監督の2年目のシーズンである。 この年の巨人は開幕2戦目対大洋戦(後楽園球場)で山倉和博が故障して離脱し、5月1日対阪神戦(後楽園)で復帰するまで正捕手不在の序盤となった。開幕3戦目、4月16日の対阪神戦(甲子園球場)で4回裏に遊撃手の河埜和正が佐野仙好の何でもないショートフライを落球すると、この試合の先発だった加藤初が阪神打線につかまり逆転負け、さらに翌日も槙原寛己がランディ・バース・掛布雅之・岡田彰布にバックスクリーン3連発を喫し、勢いのついた阪神にスタートダッシュを許した。河埜は落球の影響で大不振に陥り、岡崎郁や石渡茂に遊撃手のポジションを奪われる機会が増えた。それでも打撃陣の好調に支えられて5月に貯金10を重ねて阪神に追いつき、シーズン中盤まで阪神・広島と首位争いを繰り広げるが、槙原がバースの打球を股間に当てて戦線離脱するアクシデント。8月後半には一時首位に立ったが、9月に入ると江川卓・西本聖の先発の両柱が打ち込まれる日が多くなり急失速、9月8日の大洋戦(後楽園)では前年に金銭トレードで放出した平田薫に満塁本塁打を打たれ自力優勝が消滅[2]。8月終了時に13あった貯金を1まで減らしたものの、大洋の追撃を紙一重でかわしてシーズンを3位で終えた。このシーズンは先発と救援を兼任したプロ3年目の斎藤雅樹の台頭こそあったものの、江川・西本の2本柱が調子悪くまた投手陣のアクシデントが続いた年であった。オフには定岡正二が個人の事情により近鉄へのトレードを拒否して任意引退した(「近鉄の定岡で終わるより、巨人軍の定岡で終わりたかった」と本人談)。定岡引退を受け、巨人球団は改めて淡口憲治外野手と山岡勝投手とのトレードで近鉄から有田修三捕手を獲得した。打撃陣はこの年も好調でチーム打率.279とリーグ2位、得点も616点でリーグ2位と阪神、広島とは大差がなかったが盗塁数がリーグ4位だった。この年は4位大洋に10勝13敗3分、5位中日に12勝11敗3分と苦戦を強いられた。 開幕オーダー[3]1左松本匡史 1985年セントラル・リーグ順位変動順位4月終了時[4]5月終了時[5]6月終了時[6]7月終了時[7]8月終了時[8]9月終了時[9]最終成績[10] 1985年セントラル・リーグ最終成績順位球団勝敗分勝率差 [1] 選手登
概要
チーム成績
レギュラーシーズン
2二篠塚利夫
3中クロマティ
4三原辰徳
5一中畑清
6右吉村禎章
7遊河埜和正
8捕山倉和博
9投西本聖
1位阪神--阪神--阪神--広島--阪神--阪神--阪神--
2位大洋1.5巨人0.5広島0.5阪神2.0巨人0.5広島7.5広島7.0
3位中日2.0広島4.0巨人2.5巨人3.0広島1.0巨人8.0巨人12.0
4位広島2.5中日大洋5.0大洋9.5中日9.5中日13.5大洋14.5
5位巨人4.5大洋4.5中日10.5中日11.0大洋11.0大洋15.0中日15.0
6位ヤクルト7.5ヤクルト11.0ヤクルト14.5ヤクルト19.5ヤクルト20.0ヤクルト22.0ヤクルト26.5
期間
成績5勝8敗
勝率.38516勝6敗3分
勝率.7278勝9敗2分
勝率.47110勝7敗
勝率.58813勝9敗3分
勝率.5916勝13敗
勝率.3163勝8敗1分
勝率.273
1位阪神タイガース74497.602優勝
2位広島東洋カープ68575.5447.0
3位読売ジャイアンツ
4位横浜大洋ホエールズ576112.48314.5
5位中日ドラゴンズ566113.47915.0
6位ヤクルトスワローズ467410.38326.5
個人成績
主な投手成績
色付きは規定投球回(130イニング)以上の選手
太字はリーグ最高
板先
発完
投完
封無
四
球勝
利敗
戦セ
h
ブ打
者投
球
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安
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本
塁
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四
球与
死
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三
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投ボ
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ク失
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責
点防
御
率W
H
I
P
/西本聖33268211082717169.218426441660191764.031.34
/江川卓30263101170735167.01883456311710102985.281.46
/斎藤雅樹41205411287626155.0125145331240259512.961.15
/カムストック2121510880552124.212021760871069584.191.57
/加藤初3021000483515123.110417524891053473.431.27
/槙原寛己141351047040692.19410461573143414.001.52
/鹿取義隆60000045435084.17411303750133333.521.23
/定岡正二47000043230774.1667251411037323.871.22
/宮本和知38000022019046.0334240502016142.741.24
/角三男42000012518642.1376242400122224.681.44
/橋本敬司17300012014632.0293220270018185.061.59
/金城基泰1700000009120.1174140160012114.871.53
/中島浩人60000000338.06120700433.381.00
/岡本光60000001286.26220710334.051.20
/香田勲男1000000041.01000100000.001.00
打撃成績
色付きは規定打席(403打席)以上の選手
太字はリーグ最高
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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