1983年のル・マン24時間レース
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1983年のル・マン24時間レース
前年:1982翌年:1984
1983年のコース

1983年のル・マン24時間レース(24 Heures du Mans 1983 )は、51回目のル・マン24時間レースであり、1983年6月18日から6月19日[1][2]にかけてフランスのサルト・サーキットで行われた。
概要

暫定的なクラスがなくなり、グループBとグループCによるすっきりしたクラス分けになった[3]

サイズはグループCと同じだが燃料タンク容量55リットル、最低重量700kgのグループCジュニアがクラスとして新設された[3]

公式ポスターは前年優勝したポルシェ・956であった[2]
グループC

ポルシェは前年の優勝車ポルシェ・956のカスタマースペックを市販[3][2]し、さらに性能向上を図ったワークス3台[3][2]を含めて11台[2]が出場することとなった。ただワークスのエンジンはマネージメントシステムがモトロニックMP1.2になった935/82型に進化しており、またカスタマー・スペックは前年のワークススペックと比較し30kgから70kg重かった[2]

フェラーリV型8気筒ターボエンジンを搭載したランチア・LC2などグループCの車両が各社から登場した[3][2]
グループCジュニア

マツダはこれまでのマツダ・RX-7ベースでないレース専用車、マツダ・717Cを製作し、チーム名「マツダスピード」を登記しレース専門会社となっての参戦となった[4]。またマツダのエースドライバーで西のレース拠点だった片山マツダの片山義美が参加したことは、東のレース拠点だったマツダオート東京がしていたル・マン挑戦をマツダが正式にオーソライズしたことを示した[4]
予選

ランチアLC2のターボ過給圧を上げて出力を800PSとし予選で速さをアピールしポルシェをかく乱する作戦を取り、3分20秒79を記録した[3]が、ポルシェもターボ過給圧を上げるとともに高グリップのタイヤを使用して対抗[3]、前年タイムを13秒[3]も短縮する3分16秒56[1]でポールポジションを取った。ランチアの記録は2位であった[3][1]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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