1970年の西鉄ライオンズ
成績
パシフィック・リーグ6位
43勝78敗9分 勝率.355[1]
本拠地
都市福岡県福岡市
球場平和台野球場
1970年の西鉄ライオンズでは、1970年の西鉄ライオンズの動向をまとめる。
この年の西鉄ライオンズは、稲尾和久監督の1年目のシーズンである。 前年のシーズン終盤、黒い霧事件が発覚し、この年のシーズン中もその渦中にあった西鉄は5月25日に主力4選手を永久追放処分(うち1選手は前年オフに解雇済)、2選手を1年間の野球活動禁止で失い、チーム成績を浮上させることなく最下位でシーズンを終えた。主力投手3人が永久追放となったチームの中で、2年目の東尾修、3年目の河原明、そしてこの年入団の三輪悟、柳田豊などの活躍が明るい話題だった。しかし、打撃陣は主力選手の船田和英、基満男、村上公康が黒い霧事件に連座したため、打線の核を失ったチームは投打ともに崩壊した。後に阪神・大洋でも活躍し、引退後は野球解説者・タレントとして活躍したスーパーカートリオの一人・加藤博一がドラフト外で入団したが、この年一軍出場はなかった(プロ入り初の一軍入りは3年目の1972年)。 開幕オーダー1三船田和英 1970年パシフィック・リーグ順位変動順位4月終了時5月終了時6月終了時7月終了時8月終了時9月終了時最終成績 1970年パシフィック・リーグ最終成績順位球団勝敗分勝率差 [1] ファン投票監督推薦
概要
チーム成績
レギュラーシーズン
2二基満男
3中ポインター
4右東田正義
5一広野功
6左ボレス
7捕村上公康
8遊甲斐和雄
9投池永正明
1位東映--東映--ロッテ--ロッテ--ロッテ--ロッテ--ロッテ--
2位近鉄1.5ロッテ0.5東映3.0南海9.5南海9.5南海12.0南海10.5
3位ロッテ2.5近鉄2.5南海5.5近鉄13.0阪急11.5阪急16.5近鉄13.5
4位南海3.0南海3.0近鉄8.5阪急13.0近鉄11.5近鉄阪急16.5
5位阪急3.5阪急4.5阪急10.5東映13.0東映15.0東映22.0東映24.5
6位西鉄4.5西鉄10.5西鉄17.5西鉄23.5西鉄24.5西鉄32.0西鉄34.0
優勝ロッテオリオンズ80473.630---
2位南海ホークス69574.54810.5
3位近鉄バファローズ65596.52413.5
4位阪急ブレーブス64642.50016.5
5位東映フライヤーズ54706.43524.5
6位西鉄ライオンズ
オールスターゲーム1970詳細は「1970年のオールスターゲーム (日本プロ野球)」を参照
選出なし三輪悟
できごと
4月8日 - 前年に八百長が発覚して「永久追放」処分を受けた永易将之、フジテレビの深夜番組『テレビナイトショー』で「他にも八百長に関わった者がいる」と告白。翌4月9日、その関わった選手は、池永正明投手・与田順欣投手・益田昭雄投手・船田和英内野手・村上公康捕手・基満男内野手である事が明かされる。
5月13日 - 「黒い霧事件」問題で、西日本鉄道社長にして球団オーナー・楠根宗生が辞任。木本元敬が新社長&オーナーに就任。
5月26日 - 八百長に関わった6選手への裁決が下され、池永・与田・益田らは全て「永久追放」処分。金は一旦受け取るが返済するも、球団への報告を怠った船田と村上は「11月まで出場停止」処分、金は一切受け取らなかった基は「厳重警告」処分。
10月7日 - ロッテオリオンズ戦(東京スタジアム)に敗れ、球団初の最下位が決定。
選手・スタッフ