1968年のワールドシリーズ
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1968年ワールドシリーズ

チーム勝数
デトロイト・タイガースAL)4
セントルイス・カージナルスNL)3

シリーズ情報
試合日程10月2日?10日
観客動員7試合合計:37万9670人
1試合平均:05万4239人
MVPミッキー・ロリッチ(DET)
殿堂表彰者アル・ケーライン(DET外野手)
エディ・マシューズ(DET内野手)
レッド・ショーエンディーンスト(STL監督[注 1]
ルー・ブロック(STL外野手)
スティーブ・カールトン(STL投手)
オーランド・セペダ(STL内野手)
ボブ・ギブソン(STL投手)
ダグ・ハーヴェイ(審判員)
チーム情報
デトロイト・タイガース(DET)
シリーズ出場23年ぶり08回目
GMジム・キャンベル
監督メイヨ・スミス
シーズン成績103勝59敗・勝率.636
分配金選手1人あたり1万0936.66ドル[1]

セントルイス・カージナルス(STL)
シリーズ出場02年連続12回目
GMビング・デバイン
監督レッド・ショーエンディーンスト
シーズン成績097勝65敗・勝率.599
分配金選手1人あたり1万7078.71ドル[1]
全米テレビ中継
放送局NBC
実況カート・ガウディ
解説ハリー・ケリー(第1・2・6・7戦)
ジョージ・ケル(第3?5戦)
平均視聴率22.8%[2]
ワールドシリーズ

 < 19671969 > 

1968年の野球において、メジャーリーグベースボール(MLB)優勝決定戦の第65回ワールドシリーズ英語: 65th World Series)は、10月2日から10日にかけて計7試合が開催された。その結果、デトロイト・タイガースアメリカンリーグ)がセントルイス・カージナルスナショナルリーグ)を4勝3敗で下し、23年ぶり3回目の優勝を果たした。

両チームの対戦は、1934年以来34年ぶり2回目。第1戦ではカージナルスのボブ・ギブソンがタイガース打線から17三振を奪い、サンディー・コーファックス1963年シリーズ第1戦で樹立していた1試合最多記録(15)を更新した[3]。しかしタイガースは、最終第7戦ではそのギブソンから4得点を挙げ、1勝3敗からの3連勝で逆転優勝を成し遂げた。7戦4勝制のシリーズにおいて、1勝3敗からの逆転優勝と2勝3敗から敵地2連勝での逆転優勝は、いずれも1958年ニューヨーク・ヤンキース以来10年ぶりで、前者は3回目、後者は5回目[注 2][4]シリーズMVPには、第2戦・第5戦・第7戦の3登板全てで完投勝利を挙げ防御率1.67という成績を残したタイガースのミッキー・ロリッチが選出された。1シリーズ3先発登板で3勝は、前年のギブソンに次いで史上9人目である[5]

今シリーズではタイガース専属アナウンサーのアーニー・ハーウェルが、本拠地タイガー・スタジアム開催の3試合で試合前のアメリカ合衆国国歌星条旗』独唱を行う歌手の人選を球団に一任され、第3戦ではマーガレット・ホワイティングを、第4戦ではマーヴィン・ゲイを、第5戦ではホセ・フェリシアーノを招聘した[6]。このうち、フェリシアーノはアコースティック・ギター弾き語り形式で歌ったが、当時としては珍しい独特なアレンジを加えた独唱だったため、賛否両論を巻き起こした。独唱直後から球場や全米テレビ中継局のNBCに抗議の電話が殺到し、ハーウェルが職を失いかける一方で、RCAレコードはこの国歌をシングルとして発売し、Billboard Hot 100で最高50位に入っている[7]
試合結果

1968年のワールドシリーズは10月2日に開幕し、途中に移動日を挟んで9日間で7試合が行われた。日程・結果は以下の通り。

日付試合ビジター球団(先攻)スコアホーム球団(後攻)開催球場
10月02日(水)第1戦デトロイト・タイガース0?4セントルイス・カージナルスブッシュ・メモリアル・
スタジアム.mw-parser-output .locmap .od{position:absolute}.mw-parser-output .locmap .id{position:absolute;line-height:0}.mw-parser-output .locmap .l0{font-size:0;position:absolute}.mw-parser-output .locmap .pv{line-height:110%;position:absolute;text-align:center}.mw-parser-output .locmap .pl{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:right}.mw-parser-output .locmap .pr{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:left}.mw-parser-output .locmap .pv>div{display:inline;padding:1px}.mw-parser-output .locmap .pl>div{display:inline;padding:1px;float:right}.mw-parser-output .locmap .pr>div{display:inline;padding:1px;float:left}
ブッシュ・
メモリアル・
スタジアム
タイガー・
スタジアム

10月03日(木)第2戦デトロイト・タイガース8?1セントルイス・カージナルス
10月04日(金)移動日
10月05日(土)第3戦セントルイス・カージナルス7?3デトロイト・タイガースタイガー・スタジアム
10月06日(日)第4戦セントルイス・カージナルス10?1デトロイト・タイガース
10月07日(月)第5戦セントルイス・カージナルス3?5デトロイト・タイガース
10月08日(火)移動日
10月09日(水)第6戦デトロイト・タイガース13?1セントルイス・カージナルスブッシュ・メモリアル・
スタジアム
10月10日(木)第7戦デトロイト・タイガース4?1セントルイス・カージナルス
優勝:デトロイト・タイガース(4勝3敗 / 23年ぶり3度目)

第1戦 10月2日

映像外部リンク
MLB.comによる動画(英語)
カージナルス先発投手ボブ・ギブソンの全17奪三振(2分11秒)

7回裏、ルー・ブロックのソロ本塁打でカージナルスがリードを4点に広げる(46秒)


ブッシュ・メモリアル・スタジアムミズーリ州セントルイス


 123456789RHE
デトロイト・タイガース000000000053
セントルイス・カージナルス00030010X460

ボブ・ギブソン(1勝)  デニー・マクレイン(1敗)  

本塁打
STL:ルー・ブロック1号ソロ

審判


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