< 1909年
1908年の航空 - 1909年の航空 - 1910年の航空
航空に関する出来事ファルマン III
2月 - ルネ・アンリオが航空機メーカー、アンリオ(Societe des monoplans Hanriot)を設立する。
3月14日 - アメリカ合衆国出身のサミュエル・フランクリン・コーディが「イギリス陸軍一号機」("British Army Aeroplane No.1.")を開発し、イギリスでの初めて1kmを越える飛行をおこなった。
4月6日 - フランスのアンリ・ファルマンによるファルマン IIIが初飛行。
4月22日 - ドイツでシュッテ=ランツ飛行船会社が設立された。
5月2日 - ジョン・ムーア=ブラバゾンがイギリスのシェペー島、Muswell Manorの飛行場で飛行を行い、イギリス国内で公式の飛行を行った最初のイギリス人となった。
5月15日 - フランスのポール・ティサンディエがライト機で54.8km/hの速度記録を樹立した。
6月15日 - アメリカ合衆国のチャールズ・ケニー・ハミルトンが上野、不忍池近くの広場で軟式飛行船を飛ばす。日本国内での最初の飛行船の飛行とされる。[1] [2]
7月?8月 - スイスのデフォー兄弟が設計したエンジンと2組のプロペラを胴体の中央に置いて推力を方向を変える設計のデュフォー三葉機のテストが行われたが、離陸できなかった。
7月19日 - フランスのユベール・ラタムがアントワネット IVを駆ってドーバー海峡横断に初挑戦したが、11km進んだ洋上でエンジンが故障し、不時着水した。
ブレリオ XINo. 2, "Reims Racer"とグレン・カーチス
7月25日 - ルイ・ブレリオがブレリオ XIを操縦してドーバー海峡横断飛行に成功。
8月7日 - ロジャー・ソメールがファルマン機で、滞空時間27分15秒を記録した。
8月22日?28日 - フランスのランスで飛行競技会が行われ、速度部門ではグレン・カーチスの操縦するカーチス No. 2が75.48 km/hの記録で優勝した。
9月7日 - フランスのパイロット、ウジェーヌ・ルフェーブルがジュビジーで墜落死亡した。飛行機を操縦していて事故で死亡した最初のパイロットである。
9月26日 - ドイツ最初の飛行場、ヨハニスタール飛行場が開所された。
10月7日 - フランスでは1910年1月1日からパイロットのライセンスを発行することにしたが、それに先立って16人の航空のパイオニアにライセンスを授与した。ライセンスの順序はアルファベット順である。
N°1. ルイ・ブレリオ (フランス)N°2. グレン・カーティス (アメリカ)N°3. レオン・ドラグランジュ (フランス)N°4. ロベール・エスノー=ペルトリ (フランス)N°5. アンリ・ファルマン (フランス)N°5bis. フェルディナン・フェルベール (フランス)N°6. モーリス・ファルマン (フランス)N°7. Jean Gobron (フランス)N°8. シャルル・ド・ランベール (フランス)N°9. ユベール・ラタム (フランス)N°10. ルイ・ポーラン (フランス)N°10bis. ポール・ティサンディエ (フランス)N°11. アンリ・ルージェ (フランス)N°12. アルベルト・サントス・デュモン (ブラジル)N°14. オーヴィル・ライト (アメリカ)N°15. ウィルバー・ライト (アメリカ)レモンド・ドラローシュ