17 セブンティーン
Telling Lies in America
監督ガイ・ファーランド
脚本ジョー・エスターハス
製作フラン・ルーベル・クズイ
『17 セブンティーン』(Telling Lies in America)は、1997年のアメリカ合衆国のドラマ映画。ガイ・ファーランド監督、ブラッド・レンフロ、 ケヴィン・ベーコン、マクシミリアン・シェル出演。 1960年のオハイオ州クリーブランド、ボルティモアのラジオ局をクビになったラジオDJのビリーは、最後の望みとしてWHKラジオ局を訪れ、社長のセシル・シムズに雇ってくれるよう頼む。セシルから、分け前を渡すことを条件に雇ってもらえることになったビリーは、芸名をビリー・マジックとして活動する。 WHKでDJを始めたビリーは人気者となり、その放送を聴いていたハンガリー移民で、市民権を取得しようとする父のイストヴァンと2人で暮らしている17歳のカーチィ・ジョナスは、リスナーからの人気投票で選ばれビリーが発表する「ミスター・ハイスクール」になりたがっていた。しかしジョナスは父の意思に反して勉学を怠り、学校の成績はほとんどの教科で落第点をとっていた。そのため校長のノートン神父から将来の進路をどう考えているか問われるが、答えをはぐらかす。その後ジョナスは、アルバイト仲間のダイニー・マジェスキーに好意を持ち、仕事そっちのけで彼女に話しかけ続けるが、すべて受け流されていた。その彼女から、ミスター・ハイスクールに選ばれればデートしてもいいと言われたジョナスは、クラブに行きビリーを観察していた。ビリーの成功した姿を見たジョナスは、自分もいつか彼のようになると決意する。そして後日ジョナスは念願のミスター・ハイスクールに選ばれ、ビリーからラジオ局に招待される。だがそれを妬むいじめっ子で優等生のケヴィン・ボイルと喧嘩になり、ジョナスが持って歩いていたラジオが壊されてしまう。 ラジオ局を訪れたジョナスは本番中のビリーと会い、彼に人気投票が自作自演であることを見破られる。白を切るジョナスとレストランに来たビリーは、彼の根性を気に入りアシスタントとして雇ってもいいと伝える。そしてビリーの元で働き始めたジョナスは、父から勉学と両立できるか心配されるが、大丈夫だと話しアシスタントを続ける。その後彼は、ダイニーに約束通りミスター・ハイスクールに選ばれたことを報告しデートに誘う。セックスに持ち込もうと画策していたジョナスは、友人のアンディ・スタスから興奮剤を貰うが、彼の知識は誤りばかりだった。デートで見栄ばかり張り、DJが夢だと語るジョナスだが、現実的なダイニーから訛りがある彼には無理だと言われる。彼女が化粧直しに行った隙に、飲み物に興奮剤とされる薬を入れたジョナスは、帰りに具合が悪くなったダイニーを心配し、薬を渡したスタスを呼び付ける。しかし、ダイニーに薬を盛ったことがばれて2人は彼女の家を追い出される。 ※括弧内は日本語吹き替え
ストーリー
キャスト
カーチィ・ジョナス - ブラッド・レンフロ(草尾毅)
ビリー・マジック - ケヴィン・ベーコン(江原正士)
イストヴァン・ジョナス - マクシミリアン・シェル(有本欽隆)
ダイニー・マジェスキー - キャリスタ・フロックハート(木藤聡子)
ノートン神父 - ポール・ドゥーリイ(島香裕)
ケヴィン・ボイル - ジョナサン・リース=マイヤーズ(成田剣)
ヘンリー - ルーク・ウィルソン(柳沢栄治)
エイモス・スミス - デイメン・フレッチャー(大黒和広)
アンディ・スタス - ジェリー・スウィンドール(鳥海勝美)
ジャスティン - K・K・ウッズ
セシル・シムズ - ジェイムズ・キシッキー(水野龍司)
ブラインド・キッド - J・J・ホーナ(私市淳)
ダニー・ホーガン - トニー・デヴォン(秋元羊介)
ディサプリ刑事 - ローン・トーマス(稲葉実)
受付嬢 - チューズデイ・ナイト(沢海陽子)
スタッフ
監督:ガイ・ファーランド
脚本:ジョー・エスターハス
製作:フラン・ルーベル・クズイ
製作総指揮:ナオミ・エスターハス、ミッキー・リデル、ブライアン・スワードストロム
撮影監督:レイナルド・ヴィラロボス
プロダクションデザイナー:ジェームズ・A・ジェラルデン
編集:ジル・セイヴィット
衣裳デザイン:ローラ・バウアー
音楽:アンディ・ポリー(英語版)