人口の単位はそれぞれ千人である。
独立戦争へアメリカ独立当時の星条旗(星は13個、条は13条ある)
「有益なる怠慢」と呼ばれた植民地支配が転機を迎えたのは、フレンチ・インディアン戦争であった。この戦争で勝利したイギリスは、1763年宣言でアパラチア山脈を越えての植民地人の進出を規制した。これが、「イギリス人」として戦争に協力した植民地人の怒りを買うこととなった。イギリスは戦費支出の増大による財政難から、それまでの緩やかな植民地支配から厳しい産業統制に転じ、砂糖法(1764年)、印紙法(1765年)などを施行して13植民地に対する課税を強化した。これに対し、イギリス議会に代表を持たない植民地議会は「代表なくして課税なし」ととなえて抵抗し、一連の税法を廃止に追いこんだ。しかし、イギリス議会は1773年に東インド会社に茶取引を独占させる茶法を制定したため、植民地側の不満が頂点に達し、インディアンに扮した植民地人が、ボストンに入港したイギリス船内の茶を海に投棄するボストン茶会事件が起こった。イギリス側はボストン港閉鎖などでこれに対処したため、1774年、13植民地は大陸会議を開いた。1775年、両者はついにレキシントン・コンコードの戦いで武力衝突し、植民地軍はジョージ・ワシントンを総司令官に選んでアメリカ独立戦争に突入した。
参考文献
有賀貞・大下尚一・志邨晃佑・平野孝著『アメリカ史〈1〉』山川出版社<世界歴史大系>、1994.8、ISBN 4-634-46040-8
関連項目
13植民地の植民地政府(英語版)
13植民地の植民地憲章(英語版)
バージニア植民地
ニューイングランド
アメリカ独立戦争
アメリカ合衆国の独立
星条旗
アメリカ合衆国大統領 - 経過規定として、合衆国憲法制定当時に13植民地当時からの在住者にも資格があった。
表
話
編
歴
アメリカ合衆国の領土拡大
13植民地 (1776年)
パリ条約 (1783年)
ルイジアナ買収 (1803年)
レッド川割譲地 (1818年)(英語版)
アダムズ=オニス条約 (1819年)
テキサス併合 (1845年)
オレゴン条約 (1846年)
メキシコ割譲地 (1848年)
ガズデン購入 (1853)
グアノ島法 (1856)
アラスカ購入 (1867)
ハワイ併合 (1898年)
パリ条約 (1898年)
三国間条約 (1899年)(英語版)
トゥトゥイラ島割譲条約 (1900年)(英語版)
マヌア諸島割譲条約 (1904年)(英語版)
デンマーク西インド諸島条約 (1917年)(英語版)
北マリアナ諸島購入 (1986年)
構想: マニフェスト・デスティニー
年表
先コロンブス期
植民地時代
13植民地
軍事史(英語版)
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独立戦争
連邦党時代(英語版)
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西部進出(英語版)
米墨戦争
南北戦争
リコンストラクション
インディアン戦争
金ぴか時代
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狂騒の20年代
世界恐慌
第二次世界大戦(英語版)
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ヴェノナ・プロジェクト
マッカーシズム
冷戦
朝鮮戦争
宇宙開発競争
公民権運動 (1955年-1968年)
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対テロ戦争
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ウクライナ紛争 (2014年-)
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