11人もいる!
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萩尾望都のSF漫画「11人いる!」とは異なります。

11人もいる!
ジャンルテレビドラマ
脚本宮藤官九郎
演出片山修(テレビ朝日)
唐木希浩(5年D組
出演者神木隆之介
田辺誠一
光浦靖子
有村架純
金井美樹
加藤清史郎
広末涼子(特別出演)
野村麻純
星野源
小松和重
皆川猿時
ナレーター加藤清史郎
テーマ曲作者光村龍哉
音楽井筒昭雄
オープニングNICO Touches the Walls
バイシクル
話数全9話
各話の長さ60分
製作
製作総指揮黒田徹也(テレビ朝日)
プロデューサー中川慎子(テレビ朝日)
中込卓也(テレビ朝日)
小池唯一(泉放送制作)

放送
放送局テレビ朝日系列
映像形式文字多重放送
放送国・地域 日本
放送期間2011年10月21日 - 12月16日
放送時間金曜 23:15 - 翌0:15
放送枠金曜ナイトドラマ
放送分60分
回数9回
公式ウェブサイト
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『11人もいる!』(じゅういちにんもいる)は、2011年10月21日から12月16日まで毎週金曜日23時15分 - 翌0時15分に、テレビ朝日系の「金曜ナイトドラマ」枠で放送された日本のテレビドラマである[1]。主演は神木隆之介宮藤官九郎脚本。
概要

大家族をテーマにした、シュールコメディかつシリアスな要素を取り入れたホームドラマ。8人の子供を持つ貧乏な10人家族に、死んだはずの先妻(の幽霊)が突然現れ、11人となった家族の奮闘ぶりを描く。

神木隆之介は2007年の『探偵学園Q』(日本テレビ系)以来の連続ドラマ主演となった。宮藤官九郎は同枠では『未来講師めぐる』以来に脚本を手掛けた。神木は2003年の宮藤脚本『ぼくの魔法使い』にゲスト出演しており、加藤清史郎も最終回に出演していた。
物語

真田家は10人家族の大家族一家。カメラマンであるが仕事がほとんどない実、その妻でカフェ「日だまり」を経営する恵、長男で高校3年生であり朝は新聞配達、夕方はガソリンスタンドのバイトで一家の家計を支える一男を筆頭とした、8人の子供のいる“貧乏一家”で、裕福でないが幸せな生活を送っていた。ある日、五男で末っ子の才悟の前に、ネグリジェ姿の若い女性の幽霊が現れる。その幽霊は、実の先妻で才悟以外の実母であるメグミだった。

なぜか才悟にしか見えないメグミを含め11人となった真田家では、一男がバイト先の先輩・ソアラをたった1度の関係で妊娠させてしまい、彼女の彼氏を巻き込んだ騒動の果てに結婚を決めるという事件が発生する。ドラマは中盤過ぎまでこの2人の関係を巡る話のほかに、二子の男女交際、三子のアイドル・オーディション応募、四郎のいじめ被害、五月の仙台からの転校生との交流など、きょうだいたちや父の実の不貞を疑って実家に帰ってしまう恵のエピソードをほぼ1話完結形式で描き、真田家の面々は様々な騒動に巻き込まれながらも絆を強くしてゆく。

終盤に至って、一男は大学に合格し、いよいよソアラの出産が近づくが、五月病にかかってしまった一男は気弱な態度を見せる。そのふがいなさに怒ったソアラは産気づき、無事男の子を出産する。しばらくして新婚旅行に出かけた一男夫妻と、赤ん坊を預かる真田家は家を空けるが、メグミだけがいた家で火災が発生する。建物は全焼し、メグミも姿を消してしまう。

真田家は火災保険で手に入れたキャンピングカーで全国を放浪しながら、各地で家族による合唱団「真田合唱団」の歌で慰問をして、ダイナミックパパに代わる大家族スペシャルの家族として次第に世間の評判となる。一男は東京で暮らしながら、週末に合唱団に付き合い、ソアラとの間には2人目の子供ができる。父の実は家族の写真を撮り続け、写真集として出版する。その本を手に取った一男が、かつての父のように「うちは貧乏じゃない」と呟き、家族写真の中にいるはずのないメグミの姿があり、11人もいることを発見したところで物語は終了する。
登場人物
真田家
真田一男(さなだ かずお)〈18〉
演 -
神木隆之介[2](幼少期:宮城孔明、乳児期:殿岡祥一郎)真田家の長男、高校3年生。自分を犠牲にしてでも家族のために尽くすのが長男の役目と考えており、考えすぎて暴走してしまうことも少なくない面倒くさい男(自身でも承知しており、そんな自分が嫌でしょうがないと思っている)。父・実に「長男性背負いこみ症」と名づけられた。新聞配達ガソリンスタンドのバイトで家計を支えている。学校の成績は良いが、存在感がなくクラスメイトに名前を覚えてもらえず、卒業写真に載せる写真が一枚もない地味な学校生活を送っている。しかしその自覚はない。バイト先の先輩、鈴木ソアラと勢いで関係を持ってしまう。父親譲りの繁殖力で一度の関係だけでソアラを妊娠させてしまい、元彼の豊田オサム(サム)らと色々あった後責任を取り婚約。家庭を守るため就職を決意するが自分のやりたいことを諦めないで欲しいというソアラの気持ちに応え、大学進学のため勉強を始める。滑り止めの大学には落ちたが本命の国立大学に合格し晴れて大学生となった。大学デビューによる軽薄化とその反動による五月病に陥り周囲を悩ませるも、はじめの父親となり、家を失った真田家の放浪生活に付き合う中で落ち着いてゆき、実の楽天主義的な言葉を受け入れるまでになった。四郎ほどではないが野球の才能があり、サムの草野球チームに強引に加入させられる。打撃フォーム、スイングが衣笠祥雄に似ているらしい。
真田実(さなだ みのる)〈42〉
演 - 田辺誠一[3][4]真田家の父、カメラマン。人物関係の写真撮影を中心に活動しているが、最近は仕事の依頼が全く来ない。しかしあまり悩む様子もない天性の楽天家。そのため自分たち一家が貧乏という意識が全くない。前妻のメグミと死別した後、仕事で出会った恵とできちゃった再婚した。恵や子どもたちを深く愛しており、メグミのことも今でも大切に想っている。
真田恵(さなだ めぐみ)〈38〉
演 - 光浦靖子[5][6]真田家の母、実の再婚相手(後妻)。才悟の実母で、一男たちの継母。旧姓は田所。見た目は地味だが子どもたちを分け隔てなく愛し、実の事を世界一のカメラマンとして尊敬している良妻賢母。家族会議で興奮するとちゃぶ台をひっくり返すクセがある。かつては川越で「そよ風」というカフェを開いていたが取材に訪れた縁で実と付き合い、子ども(才悟)を妊娠したため結婚。東京の真田家の一階でカフェ「日だまり」を開くも、閑古鳥が鳴いている状態。料理上手で、実の一目惚れのきっかけも「そよ風」時代に自ら作ったカレーの味であった。恵は才悟同様メグミの姿が見えていた。ただし才悟とは違い、始めは存在は感じていたが見えていたわけではなく、徐々に見え隠れし始めて完全に見えるようになった。
真田二子(さなだ にこ)〈16〉
演 - 有村架純[7](幼少期:千葉ほのか)真田家の長女、高校2年生。勤勉家でまじめな性格、家事も率先して手伝う。一男の同級生の宇野と付き合っているが、未だ肉体関係はない清い交際をしている。
真田三子(さなだ みつこ)〈15〉
演 - 金井美樹(幼少期:畠山紬)真田家の次女、中学3年生。芸能界に入る夢を抱いている。無くし癖があり、いつも何かを探している。EXILEが好き。
真田四郎(さなだ しろう)〈13〉
演 - 平岡拓真(幼少期:中村晋)真田家の次男、中学2年生。野球部に所属、日ハムのファン。空気が読めない性格で学校でいじめられているが本人に自覚がない。Mの傾向がある。
真田五月(さなだ さつき)〈12〉
演 - 赤石那奈(幼少期:武居涼奈、乳児期:光田小春)真田家の三女、小学6年生。肥満児。一家きっての大食漢で、食べ物の話題になると異様に食いつく。マキシマムザホルモンが好き。年齢に似合わない渋い熟年俳優が好き。
真田六助(さなだ ろくすけ)〈10〉
演 - 福島北斗(乳児期:谷口英太郎)真田家の三男、七男と双子で小学5年生。七男との区別は家族でも付かない。少女時代が好き。
真田七男(さなだ ななお)〈10〉
演 - 福島海斗(乳児期:谷口雄太郎)真田家の四男、六助と双子で小学5年生。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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