109_(商業施設)
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SHIBUYA109(2019年7月)

109(イチマルキュー)は、東急の完全子会社である株式会社SHIBUYA109エンタテイメント(本社所在地:東京都渋谷区道玄坂)が展開するファッションビルおよびテナントブランドの名称。
名称の由来

由来は「東急(とうきゅう)」の読みを数字の「10-9」 → 「いち・まる・きゅう」にあてた語呂合わせから。また、「営業時間が午前10時から午後9時まで」という意味も盛り込まれている。
概要と沿革
SHIBUYA109(渋谷)

SHIBUYA109

渋谷スクランブル交差点からの光景
(2019年7月)
店舗概要
所在地150-0043
東京都渋谷区道玄坂二丁目29-1
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度39分34秒 東経139度41分56.5秒 / 北緯35.65944度 東経139.699028度 / 35.65944; 139.699028 (109)座標: 北緯35度39分34秒 東経139度41分56.5秒 / 北緯35.65944度 東経139.699028度 / 35.65944; 139.699028 (109)
開業日1979年4月28日
正式名称道玄坂共同ビル
施設所有者丸国産業株式会社、三丸興産株式会社ほか(土地・建物)
株式会社SHIBUYA109エンタテイメント(建物賃借)
施設管理者株式会社SHIBUYA109エンタテイメント(施設運営)
商業施設面積10,220 m²
店舗数121店
営業時間物販/10:00-21:00
飲食 7F/11:00-22:30、8F/11:00-23:00
前身戦後の闇市 ・焼け跡マーケット(恋文横丁)
→三丸(1948-1979年)[1]
→ファッションコミュニティー109 (1979-1989年)
外部リンクhttps://www.shibuya109.jp/
東急
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SHIBUYA109の旧ロゴ時代
(2011年9月)

東京都渋谷区宇田川町周辺で展開するセゾングループ渋谷公園通りの開発に対抗して、東急グループ東急百貨店本店に続く東急本店通り(現:文化村通り)に顧客を吸引するために、東急モールズデベロップメント (TMD) の前身である旧「東急商業開発」(当時の社名はティー・エム・ディー)が1979年昭和54年)4月に渋谷区道玄坂二丁目の道玄坂下交差点に面した鋭角の角地にオープンさせた「ファッションコミュニティ109」(現:SHIBUYA109)が初の店舗であり、今なお売上の多くを占める旗艦店である。

開業当初は20代後半から30代の女性向けテナントを集積させていたが、その後方針を転換。現在では店内のほとんどが10代後半から20代前半の女性向けのテナントで占められている。その購買層からは「マルキュー」の略称で呼ばれている。鋭角の立地を活かした円柱形のエレベーター・タワー(シリンダーと呼ぶ)が特徴の設計は、ポストモダン建築で有名な竹山実による。アルミパネルで覆われたその壁面は、渋谷スクランブル交差点などからも容易に見通せるため、化粧品携帯電話や旬の歌手などの広告が掲げられ、その時々の商業戦略をうかがうことができる。

また、正面玄関前および道玄坂側の店舗前にある「109スクエア」は、シリンダー広告と連動、あるいは単独でのイベントスペースとなっている。新製品のプロモーション、サンプリング、タレントの出演など、店舗の顧客層をターゲットにすることはもちろん、地の利により多数の通行人の目に付きやすいため、週末を中心に宣伝媒体の一つとして利用されている。なお、シリンダー広告のスポンサーの決定後にイベントスペースのスポンサーが決定するため、広告が競合する場合は利用できないことがある。

渋谷のシンボルとして定着しているため、『ガメラ3 邪神覚醒』、『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』、『ドラゴンヘッド』、『日本沈没』など多くの作品で破壊される描写が登場する。この他、かつてはBunkamuraなどとともに東急線の車両のつり革に広告を出しており、地方に譲渡されたこれらの車両には当時の広告がいまだに残っているものもある。

開業40周年を迎える2019年平成31年)4月にはイメージの一新を図るため、これまで親しまれてきた109のロゴマークを一般公募で募集したものに変更した[2][3][4][5][注 1]
店舗

2017年(平成29年)4月に株式会社東急モールズデベロップメント (TMD) が会社分割され、株式会社SHIBUYA109エンタテイメント発足。以降同社が109事業を引き継ぎ、施設・店舗の運営を行っている[6]
109本体
SHIBUYA109

東京都渋谷区道玄坂1979年(昭和54年)4月28日開業、地上8階地下2階。TOKYUポイント加盟店(一部テナントを除く)。現在の営業面積は10,220m2、テナント数は121店舗。
元「恋文横丁」や三丸洋品店跡[7]に丸國産業が中心となり、地権者や商店主(人)が協同して、東急百貨店の計画のもとに「道玄坂共同ビル」を建設。ティー・エム・ディー(後:東急商業開発、現:東急モールズデベロップメント)がデベロッパーとして管理・運営にあたり、ビルオーナー関係の20店舗とテナント70店舗からなる「ファッションコミュニティー109」として開業した。1989年(平成元年)より現在の「SHIBUYA109」に名称変更された。2018年(平成30年)には109MACHIDAがレミィ町田(現:町田センタービル)に業態転換したことにより、他の商業施設へのテナント出店ではない唯一の109単独店舗(施設)となった[8]
MAGNET by SHIBUYA109MAGNET by SHIBUYA109
(東京都渋谷区)109MEN'S時代(2011年9月)



東京都渋谷区
神南、正式な建物名称は東急渋谷駅前ビル[9]。「109-A」(イチマルキューツー)として1987年(昭和62年)10月30日に開業、地上7階地下2階。TOKYUポイント加盟店(一部テナントを除く)。現在の営業面積は5,849m2、テナント数は49店舗。
渋谷駅ハチ公口の北側向かい側にあり、旧称の109-Aより「キューツー」の愛称で呼ぶ人もいる。2006年(平成18年)3月に5階、同年9月には6階がそれぞれリニューアルして、男性向けのテナントフロア「109MEN'S」として営業を開始。改装される以前は「JUNIOR STATION 109」としてローティーン向けのテナントが営業していた。2008年(平成20年)4月には新たに7階が「109MEN'S」としてリニューアルオープンされた。2011年(平成23年)3月18日に建物全体を「109-A」から「109MEN'S」に改称。さらに2018年(平成30年)4月28日には「MAGNET by SHIBUYA109」に改称し、7階を「MAG7」(マグセブン)としてを中心に音楽アートを取り入れたエンターテインメント性の高いエリアとしてリニューアルした他、屋上を「MAG's PARK」(マグズパーク)として様々なコンテンツの発表・情報発信に加え、国外でも人気のある渋谷スクランブル交差点を見下ろすことができるエリアとして開放[10][11]。その他のエリア(1階?6階)についても2019年(平成31年)以降メンズアパレルファッション)だけでなく、多種多様なアパレル、雑貨カフェキャラクターショップなどを取り揃えたフロアにリニューアルされた[10]。建設前、当地の一角には三和銀行渋谷支店(現:三菱UFJ銀行渋谷中央支店)が入居するビル(三和銀行の自社ビル)があった。この縁で、同支店は当施設の一部を借り上げ、自社ビル時代とほぼ同じ場所で営業していた。


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