100発100中 黄金の眼
監督福田純
脚本都筑道夫
小川英
福田純
製作田中友幸
貝山知弘
『100発100中 黄金の眼』(ひゃっぱつひゃくちゅう おうごんのめ)は1968年3月16日に公開された日本映画。製作は東宝撮影所。配給は東宝。カラー、シネマスコープ。上映時間は80分。 レバノンの首都ベイルート。国際刑事警察の一員であるアンドリュー星野は街の射撃場で射撃の練習をしていた。 すると街角である混血の少女から1ドル銀貨を代償に父親の仇討ちを頼まれる。彼女の父親は石油王だったが何者かに殺害されてしまったという。 それから星野は歌手の斎藤ミツコと知り合うが、そのころから星野は何者かに命を狙われ始める。通りすがりの人からもらった花束に爆弾が仕掛けられており、その黒幕を探る星野は金の密輸団を追ってベイルートまで来ていた手塚刑事から正体を聞く。 星野を狙った者たちも手塚が追っていた金密輸団で、狙いは星野が少女からもらった1ドル銀貨だった。この銀貨の正体は世界に1枚しかないとされる時価10億円相当の金貨「サマンタ・ゴールド」だった。 金貨の奪取に失敗した密輸団は、ロンドンから女殺し屋のルビーを呼び寄せて星野を追う。 そのころ星野はミツコとともに日本に向かっていた。星野を追うルビーは一味の仲間である黒川とハッサン弟と共に日本に向かう。 しかし東京のホテルで星野とミツコは、ハッサン弟がバスルームで殺されているのを発見する。星野は関わり合いを恐れて逃げ出すが、そこで落としてしまった「サマンタ・ゴールド」を何も知らないミツコがペンダントにしてしまう。 それを知った黒川は狙いをミツコに切り替える。 実は黒川は一味を裏切って金貨をひとり占めしようとしていた。それを知った星野と手塚はルビーと協力して黒川の行方を追うが、黒川はミツコとともに箱根のラリー参加していた。 黒川の裏切りを知った一味のボスもハッサン兄を連れて来日する。 黒川を追い詰めた星野たちは銃撃戦の末に彼を逮捕するが、ミツコのペンダントは無くなっていた。それから間もなくしてミツコとルビーは一味のボスに捕まってしまう。 それを知った星野と手塚はボスの居場所に乗り込み、銃撃戦の末に一味を撃破する。 「サマンタ・ゴールド」はルビーが持っていた。実はルビーの正体はロンドンの国際保険協会(I.I.A.L)の調査員で、金貨のありかを求めて一味に潜入していたのだった。 そして一味のボスも星野の銃弾に倒れ、星野は少女の復讐を果たすことが出来た。
ストーリー
スタッフ
監督:福田純
プロデューサー:田中友幸、貝山知弘
製作総指揮:清水雅 [要出典]
製作:松岡辰郎 [要出典]
製作補:森岩雄 [要出典]
企画:藤本真澄 [要出典]
脚本:都筑道夫、小川英、福田純
音楽:佐藤勝
撮影:山田一夫
美術:育野重一
録音:伴利也
照明:金子光男
編集:藤井良平
チーフ助監督:長野卓
スチール:岩井隆志
キャスト
アンドリュー星野:宝田明
ルビー:前田美波里
手塚 竜太:佐藤允
斎藤ミツコ:沢知美
ボス(ストンフェラー):アンドリュー・ヒューズ (声: 高塔正翁)
黒川:土屋嘉男
ハッサン兄弟:桐野洋雄
混血の少女:桜井万里
カシム警部:ジャラール・アーメット
中年の日本人:堺左千夫
部下:伊吹徹、久野征四郎、荒木保夫、緒方燐作、内海進、覚幸泰彦、渡辺高光
レスラー:広瀬正一、柳成延
※以下ノンクレジット出演者 『カモとねぎ
ラリーの係員: 渋谷英男、坂本晴哉、河辺昌義
クラブマネージャー: 岡豊
ホテルのボーイ: 井上大助、清水良二
ベイルートの警官: 坪野鎌之、中西英介
部下: 佐藤功一、伊藤実、門脇三郎
ベイルートの男: 越後憲、勝本圭一郎、千葉一郎、勝部義夫、篠原正記
ホテルの男: オスマン・ユセフ、橘正晃
小松英三郎
同時上映
脚本:松木ひろし・田波靖男/監督:谷口千吉/主演:森雅之/東宝・宝塚映画作品
関連項目
日本映画
外部リンク
⇒100発100中 黄金の眼 - 日本映画データベース
100発100中 黄金の眼 - allcinema
⇒100発100中 黄金の眼 - KINENOTE
100発100中 黄金の眼 - MOVIE WALKER PRESS
100発100中 黄金の眼 - IMDb(英語)
表
話
編
歴
福田純監督作品
1950年代
恐るべき火遊び(1959年)
1960年代
電送人間(1960年)
情無用の罠(1960年)
守屋浩の三度笠シリーズ 泣きとうござんす(1961年)
守屋浩の三度笠シリーズ 有難や三度笠(1961年)
暗黒街撃滅命令(1961年)
吼えろ脱獄囚(1962年)
女性自身(1962年)
日本一の若大将(1962年)
暗黒街の牙(1962年)
にっぽん実話時代(1963年)
ハワイの若大将(1963年)
のら犬作戦(1963年)
国際秘密警察 虎の牙(1964年)
血とダイヤモンド(1964年)
暗黒街全滅作戦(1965年)
香港の白い薔薇(1965年)
100発100中(1965年)
怒涛一万浬(1966年)
ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘(1966年)