100万回_言えばよかった
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100万回 言えばよかった
別名100よか
ジャンル
連続ドラマ
企画中西真央(編成)
吉藤芽衣(編成)
脚本安達奈緒子
演出金子文紀
山室大輔
古林淳太郎
渡部篤史
監修志保澤利一郎(警察)
岩朝しのぶ(里親)
冨田泰彦(医療)
藤田浩(医療)
境宏樹(科学)
出演者井上真央
佐藤健
シム・ウンギョン
板倉俊之インパルス
少路勇介
穂志もえか
近藤千尋
桜一花
永島敬三
香里奈
神野三鈴
平岩紙
春風亭昇太
荒川良々
松山ケンイチ
音楽河野伸
エンディングマカロニえんぴつ
「リンジュー・ラヴ」
国・地域 日本
言語日本語
時代設定2002年 - 2023年
製作
プロデューサー磯山晶
杉田彩佳
製作TBSスパークル
TBSテレビ

放送
放送局TBS系列
映像形式文字多重放送
番組連動データ放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本
放送期間2023年1月13日 - 3月17日
放送時間金曜 22:00 - 22:54
放送枠金曜ドラマ
放送分54分
回数10
公式サイト
特記事項:
初回は15分拡大(22:00 - 23:09)。
第9話は1時間20分繰り下げ(23:20 - 翌0:14)。
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『100万回 言えばよかった』(ひゃくまんかい いえばよかった)は、2023年1月13日から3月17日まで、TBS系金曜ドラマ」枠で放送されたテレビドラマ[1][2]。主演は井上真央[1]

数奇な運命に翻弄されながらも奇跡を起こそうとする3人の姿を描く、安達奈緒子の脚本による完全オリジナルのファンタジーラブストーリー[1]
あらすじ

美容師の相馬悠依は中学生の時に同じ里親のもとで共に暮らした同い年の鳥野直木と再会し、お互いに運命の相手だと確信するが、直木は突如失踪する。悠依は直木の捜索願を出した警察署で刑事の魚住譲と出会う。女性が殺害された事件の捜査中に譲は街中で直木を見かけるが、街を行く人々が直木の体をすり抜けていくのを見て驚く。誰にも認識されず途方に暮れていた直木は、ただ一人自分のことが見える譲に助けを求め、譲は困惑しつつ直木の話を悠依に伝えるが信じてもらえない。シェフだった直木は譲の体に一時的に憑依して思い出の料理を作り、それを食べた悠依は直木がその場にいると確信する。

直木の身に何が起こったのかわからず憔悴する悠依は、夫を亡くした脳神経内科医の宋夏英と知り合い親しくなる。夏英の夫ウジンは譲によく似ていたという。失踪した直木に対する直木の親の冷淡な態度にショックを受けた悠依は、見えない直木に対して真っ直ぐに愛を伝える。そんな悠依の姿を見続けていた譲は少しずつ悠依に惹かれるようになる。

直木は里親の広田勝から池澤英介を紹介され洋食店のシェフになり、英介と共にこども食堂を開いていたが、そこに通っていた子供が家出をし行方不明になる。直木にはその子の行き先に心当たりがあり、森の中の古い山小屋で無事に見つかるが、その近くで直木の遺体も発見される。なぜ自分は幽霊としてこの世にいるのか、直木は譲の実家の寺を訪ねて、譲の姉で霊能者の叶恵に相談し「思い残し」が原因ではないかと言われる。死んだ自分が悠依の人生を縛りつけないようにと、ひたすらに悠依の幸せを願う直木の姿に心打たれた譲は二人のために奔走するが、激しい頭痛が起き夏英が勤める病院に運ばれる。

直木と譲は幽霊の原田弥生に出会い、脳出血による交通事故でウジンを死なせてしまったことを夏英に謝罪したいという原田の言葉を伝えるが、夏英はそれを受け入れることができず「思い残しがあるのは幽霊だけじゃない」「ウジンに会いたい」と診察室で譲に本音を漏らす。譲を心配する叶恵は頭痛の原因を突き止め、相性が良すぎる幽霊の直木がそばにいる影響で譲は命を削られ憑依は更に危険だと知らせ、悠依と直木は譲から離れる決断をする。

直木は体がない幽霊の無力さを実感して深く落ち込むが、寺の古い文献を基に叶恵が幽霊の影響を弱めるお守りを作り、譲と直木と悠依は再び三人で共に過ごせるようになる。原田の最後の願いを聞いた三人は、夏英を招いて悠依がお酒を飲ませ譲がウジンのふりをし、夏英は亡き夫に対して言いたかった想いを言うことができた。その姿を見た原田は皆に感謝し成仏する。数日後、夫の形見のマフラーを道で落とした夏英に、実体化した原田が声をかけてマフラーを手渡し、歩き出す夏英の後ろ姿に微笑んで消えていった。

譲は直木と共に事件の捜査を続け、直木を殺害したのは英介だと判明する。過去の罪を知られ錯乱し襲い掛かる英介から悠依を守るため、幽霊としての力を使い果たした消滅寸前の直木を、譲は自らの体に憑依させ最後に悠依と話ができるようにしたが、直木は本当に言いたかった想いを言えぬまま消える。ある朝、悠依の前に実体化した直木が現れ、最後の1日を与えられ大切な人たちとの時間を過ごす。夜が明ける頃に直木は、中学生の時に二人で来た思い出の場所で悠依に「ありがとう」「さよなら」そして何度も「愛してる」と言って消えた。直木のその言葉を胸に悠依は歩き出す。
キャスト
主要人物
相馬悠依(そうま ゆい)〈34
[注 1]
演 - 井上真央(中学時代:新井美羽[3])美容院「miele」の店長。1989年1月13日生まれ。かつて、家庭の事情から里親に預けられた過去を持つ。運命の相手と意識した直木を突然失い、彼の死を受け入れられず、直木が傍にいるという譲の言葉も信じなかったが、譲に憑依した直木に振舞われたプリンが思い出のしょっぱい味だったことから、譲の言葉を信じ、直木の存在を感じるようになる。
鳥野直木(とりの なおき)
演 - 佐藤健[1](小学・中学時代:坂元愛登[4])洋食店「ハチドリ」のシェフ。悠依とは中学時代に里親の広田家で出会っている。大人になり再会した悠依を運命の人と意識し、プロポーズを決意した矢先、不可解な事件に巻き込まれ行方不明になるが、想いを伝えられなかった「思い残し」から幽霊となって戻ってくる。死後、現世のものに触れられなくなるが、譲に憑依することで触れることが可能となる。その後、口笛が悠依に聞こえることが判明し、悠依の質問に、口笛1回で「はい」、2回で「いいえ」と、意思の疎通を図れるようになる。
魚住譲(うおずみ ゆずる)
演 - 松山ケンイチ[1]刑事。実家は千年続く寺で代々霊媒の家系だが、これまで霊とは無縁の生活を送る。しかし、直木の死に関わる事件を捜査するうち、突如霊媒の才能が覚醒し、直木の霊が見えるようになったことから、悠依と直木の2人の運命に関り、亡くなってからも一途に直木のことを想う悠依に、心を惹かれるようになる。直木に憑依されることで彼を助けることができるが、3回憑依されると命を落とす危険があると姉の叶恵から忠告される。しかしその後、霊が生前嫌いだったものを身に着ければ霊能者の身体が弱まることを防げると書かれた文献を見つけ出したことから、猫アレルギーの直木が苦手な猫の毛入りのお守りを持ち歩くことで、再び直木と行動を共にできるようになる。
周辺人物
宋夏英(ソン ハヨン)
演 -
シム・ウンギョン[5]横浜医科大学病院勤務の脳神経内科医。直木のことで心労から呼吸を乱す悠依を、過換気症候群と診断する。悠依と一緒にいた譲を目撃し、亡くなった夫・.mw-parser-output ruby.large{font-size:250%}.mw-parser-output ruby.large>rt,.mw-parser-output ruby.large>rtc{font-size:.3em}.mw-parser-output ruby>rt,.mw-parser-output ruby>rtc{font-feature-settings:"ruby"1}.mw-parser-output ruby.yomigana>rt{font-feature-settings:"ruby"0}祐鎮(ウジン)と瓜二つだったため動揺する。祐鎮の交通事故死の原因を作った加害者の幽霊・原田から謝罪を受けるが、許せないと告げる。
樋口昌通(ひぐち まさみち)
演 - 板倉俊之インパルス[2]直木のことが見える男。実は直木と同じく、成仏できず現世に留まっている幽霊。生前勤務していたコールセンター「みさきコミュニケーションズ」を拠点にしている。訓練すれば現世のものを動かすことができるようになると直木に教える。
広田勝(ひろた まさる)
演 - 春風亭昇太[2]悠依と直木の里親。三浦市の農家で、長年子供たちを見守ってきた。物語開始の2か月前(令和4年11月)に病気で他界している。里親として預かっていた尾崎莉桜の私物に500万円の現金が残されていたことから、生前、行方を捜し返却するよう直木に依頼していた。
広田美貴子(ひろた みきこ)
演 - 桜一花[6]勝の妻。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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