1,1-ジクロロエチレン
[Wikipedia|▼Menu]

1,1-ジクロロエチレン

IUPAC名

1,1-Dichloroethene
別称1,1-Dichloroethylene
1,1-DCE
vinylidene chloride
vinylidene dichloride
識別情報
CAS登録番号75-35-4 
PubChem6366
ChemSpider6126 
UNII21SK105J9D 
KEGGC14039 
ChEBI.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul{line-height:inherit;list-style:none none;margin:0;padding-left:0}.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol li,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul li{margin-bottom:0}

CHEBI:34031 

SMILES

ClC(Cl)=C

InChI

InChI=1S/C2H2Cl2/c1-2(3)4/h1H2 Key: LGXVIGDEPROXKC-UHFFFAOYSA-N 

特性
化学式C2H2Cl2
モル質量96.94 g/mol
密度1.213 g/cm3
融点

-122 °C
沸点

32 °C
双極子モーメント1.3 D
危険性
NFPA 704422
引火点?22.8 °C (?9.0 °F; 250.3 K)
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

1,1-ジクロロエチレン(1,1-Dichloroethene、1,1-DCE)は、C2H2Cl2という分子式を持つ有機ハロゲン化合物である。可燃性の極めて高い、無色で不快臭の液体である。水には溶けないが、エタノールジエチルエーテルアセトンベンゼンクロロホルムには溶解する。

1,1-DCEはポリ塩化ビニルポリアクリロニトリルなどのポリマーを作るときにコモノマーとして加えられる。また、直接重合させるとポリ塩化ビニリデンを生成する。

1,1-DCEは半導体工学で、純粋な二酸化ケイ素フィルムを製造するのに使われる。

1,1-DCEを吸入した場合の最も大きな影響は中枢神経系に表れ、高濃度では鎮静、酩酊、痙攣、昏睡などの症状が出ることがある[1]

人の健康に関わる物質として、環境基準が設定されている[2]労働安全衛生法による2019年有害物ばく露作業報告対象物に指定されている。
関連項目

1,2-ジクロロエチレン

1,1-ジクロロエタン

ポリ塩化ビニリデン

出典^epa.gov Archived 2015年06月16日, at the Wayback Machine.
^ [1]

典拠管理データベース: 国立図書館

ドイツ


記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:6371 Bytes
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef