1リットルの涙_(テレビドラマ)
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1リットルの涙
ジャンルテレビドラマ
原作木藤亜也『1リットルの涙
脚本江頭美智留
大島里美
横田理恵
演出村上正典(共同テレビ)
木下高男ベイシス
出演者沢尻エリカ
薬師丸ひろ子
錦戸亮
成海璃子
真田佑馬
三好杏依
小出早織
松山ケンイチ
佐藤重幸
勝野洋
藤木直人
陣内孝則
製作
制作フジテレビジョン
共同テレビジョン

放送
放送国・地域 日本
公式ウェブサイト

連続ドラマ
プロデューサー貸川聡子(共同テレビ)
エンディングKOnly Human
放送期間2005年10月11日 - 12月20日
放送時間火曜日21:00 - 21:54
放送枠フジテレビ火曜9時枠の連続ドラマ
放送分54分
回数11
フジテレビ番組基本情報

特別編?追憶?
プロデューサー小椋久雄(共同テレビ)
江森浩子(共同テレビ)
エンディングK「Only Human」
放送期間2007年4月5日
放送時間木曜日21:00 - 23:48
放送分168分
回数1
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『1リットルの涙』(いちリットルのなみだ)は、木藤亜也の同名のノンフィクション書籍を原作とし、2005年10月11日から12月20日までフジテレビ系の「火曜21時」枠で毎週火曜日21:00 - 21:54[1]に放送されていた日本のテレビドラマ。主演は沢尻エリカ
概要

フジテレビが2005年秋、涙と感動を贈るヒューマンドラマとして制作した。

オープニングは、亜也が書いたと思われる日記の上にくしゃくしゃに丸められた1枚の紙が広げられ、その上に涙がいくつも落ちて、ドラマのタイトルが浮かんでくるというもの。その後、1冊のノートに見開き2ページ分の寄せ書きが映し出される。内容はいずれも励ましのメッセージである。

ストーリーの大まかな流れは第1話から第8話までが亜也が脊髄小脳変性症を発症し、明和台東高校から養護学校へ編入するまでの1年間の彼女とその家族の葛藤、第9話が養護学校での生活、第10話が養護学校を卒業してからの自宅療養や入院生活での彼女の苦悩、最終話では彼女が成人し、亡くなるまでの数年間が描かれている。

エンドロールでは、教室や病院の診察室といった、放映したエピソードにまつわる風景や野の草花や空を映した写真とともに、木藤亜也の在りし日の写真が映し出される。また、第7話から、亜也が書き残した文章が原文のまま、テロップで紹介されるようになった(※第6話までは彼女が遺したノートにつづられた文章を映していただけだった)。最終回のエンドロールでは、ドラマのメインテーマにあわせて家族の近況も紹介された。

主人公・亜也の学校の合唱の課題曲として、レミオロメンの「3月9日」が使用され、同曲をオリコンチャートランク外から再びランクインさせた。同じく挿入歌の「粉雪」も最高2位を記録。

日本PTA全国協議会のアンケートで、調査対象の小学5年生保護者、中学2年生保護者ともに2005年度の「子供に見せたい番組」の第1位に輝いた。オリコン集計の『2005年ドラマ満足度ランキング』では『電車男』、『ドラゴン桜』、『野ブタ。をプロデュース』をおさえて第5位に輝いた[2]

2020年11月に行われ、300人が投票に参加した「今まで見た中で一番号泣したドラマランキング」では、『コウノドリ』や『大恋愛?僕を忘れる君と』を凌ぎ1位を獲得した[3]

オフィシャルホームページには、放送中に賞賛や感謝の言葉など書き込みが多数寄せられ、回を追うごとにその数も増え続け、フジテレビ連続ドラマのホームページ史に残る投稿数となった。放送終了1年以上を経てもアクセスが途絶えることなく多くのメッセージが寄せられた。

父親役の陣内孝則や母親役の薬師丸ひろ子らベテラン陣はもちろん、ドラマ初主演となった沢尻エリカを筆頭に恋人役の錦戸亮、妹役の成海璃子、弟役の真田佑馬ら若手陣の演技力評価を(さらに)高める作品となった。特に沢尻はこのドラマで大ブレイクした。

香港では2006年10月15日から同年12月30日まで放送され、2007年4月5日にスペシャルドラマ(フジテレビ系)として、亜也の死から半年後について描かれた。詳しくは、後述の「#1リットルの涙 特別編?追憶?」を参照。

2018年には、トルコでリメイク版が制作された。
原作・映画版との相違点
オリジナル版


実話では
1980年代の愛知県豊橋市に住む少女の高校進学直前からの闘病記だが、ドラマでは亜也が通学した愛知県立豊橋東高等学校が「明和台東高校」(千葉市にある千葉明徳高等学校がロケ地)となっている。また、転校した養護学校は県立岡崎養護学校から「加住市立加住養護学校」(東京都立北養護学校=現:東京都立北特別支援学校がロケ地)となっている。実家の豆腐店のロケ地は横浜市鶴見区尻手商店街である。また、1980年代には普及していない携帯電話がドラマでは小道具として使われた。

肖像権の都合上、主要人物(亜也の家族)は名字が「池内」となっている。

ドラマでの父・瑞生は豆腐屋を自営しているが、実際の父・木藤瑞生はサラリーマンである(『いのちのハードル』より)。

実話では5人兄弟(2男3女)だが、ドラマでは4人兄弟(1男3女)である。これは次男・賢太朗が登場していないため。

主治医が女性から男性に変更されている。

映画では診察室で片足立ちなどをするがドラマでは片足立ちになったり医師の指を追ったり診察室の外を歩いたりもする。

著書にない恋人役の男性クラスメートの設定がある。これは今回ドラマ化にあたり、「亜也にも恋愛をさせてあげたかった」という母親の要望をフジテレビサイドが汲み取ったものである。なお、遥斗は生物部に所属しているが、原作でも生物部に所属する生徒が登場するので完全オリジナルのキャラクターではない(詳細はキャストを参照)。

主人公の生まれた年を1989年に設定したので、未来の出来事にしないために養護学校に転校した時以降の時間軸は曖昧にされた(20歳の時点では2009年、更に死去した時点で2014年になる)。池内亜也が入手した「障害者手帳」では生年が「昭和元年」となっているが、「平成元年」が正しい。池内亜也が養護学校を卒業したのは2008年、つまり平成20年3月になり、これは2007年度末なので、卒業式の場面では「平成十九年度」と書かれてある。第1話冒頭で潮香が読んでいた亜也の最後の日記は「2015年」となっており、最終回での亜也の最期が2015年で、ラストシーンの墓参は一周忌の設定なので2016年が舞台である。

トルコ版


女子大生Cihanが大学1年生で発症した物語に置き換えられている。

キャスト

※ 括弧内は登場人物の年齢。矢印の後ろの年齢は、ドラマで最後に登場した時の年齢を、ドラマの時系列をもとに計算した。
池内家
池内亜也〈15 → 25〉
演 -
沢尻エリカ本作の主人公。自宅の豆腐店の手伝いもキッチリ行う心優しい女の子。1989年7月19日生まれ。活発で前向きで誰からも好かれる、いわゆる優等生タイプ。中学の頃からバスケに取り組んでいた。ところが進学校である明和台東高校(通称:東高)の受験を控えた2005年3月、15歳という若さで脊髄小脳変性症を発症。


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