007_スカイフォール
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MI6を恨み、復讐を企てるサイバーテロリスト[13][14](後にスペクターの下部組織の一員と判明)。バルデムはシルヴァを「悪役」以上と説明し、またクレイグは「非常に重要な関係」を持っていると述べた[15]。バルデムはキャラクターのために異なった外観を探し出すことを検討し、メンデスとの協議の結果、金髪に染め上げた[16]。一部の批評家からはウィキリークス創始者のジュリアン・アサンジとの類似が指摘された[17][18]。MI6に所属していた経験を生かし、MI6本部のネットワークにたやすく侵入し工作員の情報を漏洩させた他、本部の空調を操作してガス爆発を起こすなどの攻撃を仕掛ける。かつてMの下で活動していた非常に優秀な工作員であったが、取引によって敵国に引き渡され拷問を受けた。これがきっかけでMを恨んでいるものの、彼女を「ママ」と呼んだり、終盤では自らの手でMを殺すために部下に対して手を出さないよう言明するなど、単なる憎悪にとどまらない異様な執着を見せる。拷問を受けた際、奥歯に隠した青酸カリで自殺を試みたものの死ねず、成分のシアン化水素の影響で上歯の大多数と左の頬骨を失っており、常時入れ歯を装着している。物語終盤では深傷を負ったMに拳銃を押し付けて握らせ、共に死のうと図るが、駆けつけたボンドにナイフを投げつけられ、それが背中の急所に当たり絶命した。
ギャレス・マロリー[19]
演 - レイフ・ファインズイギリス陸軍中佐の政治家。ヘレフォード連隊(SAS)に所属していた経歴もあり、IRAとの戦闘経験も豊富な人物。現在は英国政府のIntelligence and Security Committee(情報国防委員会)の委員長を務め[20]、MI6を規制する権限を持つ政府エージェントとしてMやボンドを厳しく監視しつつも、事件解決に的確なアドバイスを与えていく[21]。本作のラストでMに就任する。ファインズは「本当に楽しい」以外役について詳しいことは言えないと答えた[22]
イヴ[23][24][25]
演 - ナオミ・ハリスハリスのキャラクターはまず、ボンドと密接に連携するMI6のフィールドエージェントのイヴの名で登場する。当初、ハリスがミス・マネーペニーを演じるというメディアの憶測はハリス自身によって否定されていた[26][27][28][29]。ハリスはキャラクターを「自分をボンドと同格と思っているが、実際は彼よりも格下である」と説明した[30]。トルコのミッションと、マカオへの潜入においてボンドと行動を共にするが、冒頭のミッションではボンドを誤射してしまう。
セヴリン(英語版)[31][32]
演 - ベレニス・マーロウマーロウはこの役割を「グラマラスでエニグマティック」なキャラクターであると説明し[30]、『007 ゴールデンアイ』の悪役のゼニア・オナトップ(演: ファムケ・ヤンセン)からインスピレーションを得て演じている[33]
キンケイド[34]
演 - アルバート・フィニースカイフォールの番人[35]。刺客に追われているというボンドを快く手助けするが、彼が何の仕事をしているのかは知らない。製作側はシリーズ50周年でショーン・コネリーをこの役でカメオ出演させることを検討し、彼に接近したが、「コネリーはボンドなのだから、他のキャラクターでカムバックするのは不自然だった」ということで立ち消えとなった[36][37][38]
Q[39]
演 - ベン・ウィショーQの登場は2002年の『007/ダイ・アナザー・デイ』以来であり、ダニエル・クレイグ主演版では初登場となる。演じるベン・ウィショーは4代目のQとなった。これまでのQに比して非常に若い年齢で、黒縁の眼鏡を着用し、ボンドによると「ニキビの目立つ若者」。ペン型爆弾など、かつてのシリーズに登場した武器を「古い」と一蹴し、本人認証機能を備えたワルサーPPKと発信機というシンプルな装備をボンドに与える。「装備は無傷で(in one piece)返してほしい」と初対面のボンドに言い放つ。
ビル・タナー(英語版)
演 - ロリー・キニアMの補佐を務めるMI6の幕僚主任(Chief of Staff)。前作から続投しており、出番は前作よりも増えている。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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