007/ダイ・アナザー・デイ
Die Another Day
監督リー・タマホリ
脚本ニール・パーヴィス
ロバート・ウェイド
原作イアン・フレミング
製作マイケル・G・ウィルソン
バーバラ・ブロッコリ
製作総指揮アンソニー・ウェイ
出演者ピアース・ブロスナン
ハル・ベリー
トビー・スティーブンス
ロザムンド・パイク
リック・ユーン
マイケル・マドセン
ケネス・ツァン
ウィル・ユン・リー
エミリオ・エチェバリア
ミハイル・ゴアヴォイ
ローレンス・マコール
『007/ダイ・アナザー・デイ』(原題: Die Another Day)は、リー・タマホリ監督の2002年のスパイアクション映画。映画「ジェームズ・ボンド」シリーズの第20作目。シリーズ40周年通算20作を記念して作られたダブルアニバーサリー作品である。ピアース・ブロスナンがジェームズ・ボンドを演じた最後の作品である。 ボンド(ピアース・ブロスナン)は北朝鮮に侵入し、ダイヤモンド商人ミスター・ヴァン・ビアーク(マーク・ディモンド)に成りすまして非武装地帯にある基地を訪れる。ボンドはアフリカから不正輸出されたダイヤモンドと引き換えに武器の密輸を行っていたタン・サン・ムーン大佐(ウィル・ユン・リー)を抹殺しようとするが、ムーン大佐の側近のタン・リン・ザオ(リック・ユーン)がボンドの顔情報を某所へ照会したことで、彼の正体が暴かれる。ボンドは銃殺されそうになるが、ダイヤモンドのケースに仕掛けておいた爆薬を炸裂させて反撃。ホバークラフトでの追撃戦の末にムーン大佐は滝へ落ち、ボンドは彼の父であるムーン将軍(ケネス・ツァン)に捕らわれ、長きに渡る監禁・拷問を受ける。 14カ月後、中韓の外交交渉の場にテロ攻撃を仕掛け、結果中華人民共和国の諜報員3人を殺して捕まったザオとの捕虜交換が行われ、ようやくM(ジュデイ・デンチ)のもとに戻れたボンドは思いがけない言葉を耳にする。それは00(ダブルオー)ナンバーの剥奪だった。1週間前に北朝鮮内部に潜り込んでいたアメリカの工作員が処刑され、ボンドがいた収容所から情報が発信されたことから、北朝鮮での拷問でボンドが機密事項を洩らしたのが原因だと疑うアメリカはこれ以上の情報漏れを恐れ、ザオとの交換でボンドを連れ戻したのだという。ボンドを疑うMは、ボンドの00ナンバー剥奪という決断に至ったのだ。 この結果に納得のいかないボンドは、香港に停泊するイギリス工作船に拘束されるが、裏切り者を突き止め、自らのプライドと00ナンバーを取り戻すべく脱出。同地を拠点に活動する中華人民共和国の諜報員ミスター・チャンの協力を取り付け、ザオがキューバに潜伏中との情報をつかみ、現地に飛ぶ。地元の情報屋ラウル(エミリオ・エチェバリア)の情報で、ザオがDNA変換療法を行っているロス・オルガノス島の病院にいると判明。 ボンドは島の対岸にあるビーチでジンクス(ハル・ベリー)と遭遇。島に潜入したボンドは、ドイツ人に化ける人種変換を受けていたザオを発見。実はNSAのエージェントであったジンクスと共にザオを追い詰めるが、彼はダイヤモンドが入ったロケットを残して逃亡を果たす。 ザオの残したダイヤモンドは、ここ一年で勢力を伸ばしてイギリスからナイト位を与えられたが、それ以前の経歴が判然としないダイヤモンド王グスタフ・グレーブス(トビー・スティーブンス)のものだと判明する。グレーブスはアイスランドにダイヤモンド鉱山を持っているのに対し、ザオのダイヤモンドの組成はアフリカ産であることを示していた。グレーブスが黒幕だと感じたボンドは、ロンドンの社交場「ブレーズ・クラブ」でグレーブスに接触。剣術の達人である彼に賭け試合を挑み、真剣まで持ち出す激闘の末に勝利を得る。その後彼に招かれてアイスランドを訪れ、グレーブスの隠された驚くべき正体とその恐るべき征服計画を知ることとなる。
ストーリー
スタッフ
原作 - イアン・フレミング
監督 - リー・タマホリ
製作総指揮 - アンソニー・ウェイ
製作 - マイケル・G・ウィルソン、バーバラ・ブロッコリ
音楽 - デヴィッド・アーノルド[3]
主題歌『ダイ・アナザー・デイ』 - マドンナ
挿入歌 - 『ロンドン・コーリング』
唄 - ザ・クラッシュ
撮影 - デヴィッド・タッターサル
編集 - クリスチャン・ワグナー、アンドリュー・マクリッチー
プロダクション・デザイン - ピーター・ラモント
美術 - サイモン・ラモント
特殊効果 - クリス・コーボルド