.hack//黄昏の腕輪伝説
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.hack//黄昏の腕輪伝説
漫画
原作・原案など
浜崎達也
作画依澄れい
出版社角川書店
掲載誌コンプティーク
レーベルカドカワコミックス・エース
発表期間2002年1月 - 2003年11月
巻数全3巻
全2巻(Complete edition)
アニメ
原作Project .hack
総監督真下耕一
監督澤井幸次
シリーズ構成西園悟
キャラクターデザイン貞本義行(原案)
菊地洋子
音楽吉野裕司上野洋子
アニメーション制作ビィートレイン
製作読売広告社
バンダイビジュアル
放送局テレビ東京ほか
放送期間2003年1月8日 - 3月26日
話数全12話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『.hack//黄昏の腕輪伝説』(ドットハック たそがれのうでわでんせつ)は、Project .hackの一環として製作された漫画作品およびテレビアニメ作品。原作は浜崎達也、作画は依澄れいによる。略称および通称は「うででん」。
概要

ゲーム版『.hack』の4年後を描いた作品で、舞台となるオンラインゲーム『The World』のR:1世代最後の作品。シリーズで唯一キャラクターがSD調で描かれており、萌え要素を意識した表現が多い。

漫画は2002年1月号から2003年11月号まで月刊誌『コンプティーク』で連載され、単行本は全3巻。アニメは2003年1月8日から同年3月26日まで、テレビ東京テレビ愛知テレビ大阪で全12話が放送された。その他、本編とは別に小説『.hack//AI buster』2巻収録の短編小説、アニメ版サウンドトラック収録の短編ラジオドラマなどの外伝的作品が存在する。
漫画版とアニメ版の差異

漫画の連載開始後にアニメ化されているが、アニメの最終話の放送は漫画の完結よりも早い。その影響からか、基本的な設定や登場するキャラクター、中盤以降のストーリー展開に大きな違いが存在する。

後に発売された『.hack//G.U.』付属のターミナルディスクでは漫画版のみに登場するゼフィの存在が示唆され、『.hack//Link』でも漫画版準拠の物語が描かれている。そのため、漫画版が正史として扱われている可能性が高い。

漫画版アニメ版
シューゴ(秀吾)とレナ(怜奈)中学3年生。
同居している。中学2年生。
両親の別居に伴い別々に暮らしている。
漫画版よりもリアルの描写が多い。
ストーリーアウラとゼフィの再会が目的。
アルビレオなど『.hack//AI buster』との関連描写が存在する。未帰還者の救出が目的。
レナを含めた複数人が未帰還者となっている。
片方のみに登場するキャラクターゼフィ、カズ、ワイズマン、ミストラルなど。
砂嵐三十郎はHOTARUの友人として姿が描かれるのみ。砂嵐三十郎、モルティ、小学生ハッカー4人組。
ゲスト的な扱いで銀漢も登場する。

あらすじ
漫画版

伝説の「.hackers」が『The World』を救ってから4年が経過した。.hackersは「最後の謎をクリアした伝説のパーティ」として伝えられ、中心人物と同モデルのPCはCC社によって作成制限の措置が採られていた。

ある日「カイト」「ブラックローズ」型のPCをプレゼントする限定キャンペーンを実施。当選したのは双子の兄妹・国崎秀悟と国崎玲奈。それぞれを「シューゴ」「レナ」と名づけて『The World』へとログインする。2人は訪れた初心者向けエリアで、エリアの難易度に反する高レベルモンスター・ゴーレムと遭遇。レナを庇って攻撃を受けてHP0となったシューゴは仕様外の空間へと転送され、アウラと名乗る少女から「.hackersの伝説を継もの」と呼ばれ、金色の腕輪を託される。

通常空間へと戻ったシューゴが見たものは、レナを救いゴーレムと戦う白い翼のPCであった。白い翼のPCはシューゴの腕輪を確認すると、ゴーレムに対して腕輪を使うよう進言する。意味を解せないままシューゴはゴーレムに右腕を向けると光が発せられ、ゴーレムは初心者エリア相当の低レベルモンスターへと姿を変えた。困惑したシューゴは腕輪のことを聞こうとしたが、白い翼のPCは既に姿を消していた。その隙を突いて逃げようとしたモンスターは雷の呪文で倒され、驚いた2人の前に「レアハンター」を自称するミレイユが現れる。珍しいシューゴのPCと腕輪に興味もったミレイユが半ば強引に仲間に加わった。

白い翼のPCの正体は管理者のバルムンクであった。かつてカイトとともに戦ったバルムンクは、『The World』内の異変を察知して4年前の「黄昏事件」の再来の危険性を上層部に報告していたが、事態に真剣に対応する姿勢が見えないことに苛立っていた。それでも管理者としてプレイヤーを楽しませるためにイベントを企画するバルムンクであったが、どこか偏った趣向のイベントが多く、プレイヤーからは「バルムンクは変わり者の管理者」と認識されていた。ホワイトデーイベントも例外ではなく、参加したレナとミレイユはバルムンクを酷評した(なお、終盤まで白い翼のPCがバルムンクだと知らない)。

シューゴが『The World』を初めて1か月が経過。腕輪の暴走で度々ステータス異常になっていたレナは、シューゴの腕輪を「呪いの腕輪」と呼び使用を禁じていた。バルムンクは部下のレキから上層部からの呼び出し指示を告げられるが、花見のイベント開催日を理由に放置した。イベントは例に漏れず独特の趣向で行われたが、イベントを通じてシューゴはミレイユの仲間の凰花と知り合う。その後、シューゴとレナは病気のプチグソを連れたHOTARUと出会う。同時にコミヤン3世とも出会うが、独特の口調からシューゴは同級生であることに気づく。現実世界そのままの喧嘩をする2人に愛想を尽かし、レナはパーティを離れる。シューゴとHOTARUは2人でプチグソ治療のアイテムを探すこととなる。

七夕イベントの運営はレキに任せ、バルムンクは身分を隠してプレイヤーとして参加することとなった。織姫に選ばれたレナを巡って遠泳競技は始まったが、プチグソに乗って楽をするコミヤン3世に対してシューゴは腕輪の力を使用して魚型モンスターに姿が変化した。終盤モンスターに襲われたシューゴはバルムンクに救われ、僅差で勝利するもレナはバルムンクに夢中。ショックを受けたシューゴは強くなることを決意するのであった。次いで開催された肝試しイベントには見違えるほど強くなったシューゴの姿があった。肝試しの後に花火も予定されていたが、管理者すら予期しない雨が降り出しBGMも変化。


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