この項目では、弾薬について説明しています。ロックバンドについては「44MAGNUM」をご覧ください。
.44 レミントン・マグナム
.44 レミントン・マグナム弾薬
種類拳銃/リボルバー/小銃弾
原開発国 アメリカ
製造の歴史
設計者エルマー・キース
弾頭重量/種類初速エネルギー
200 gr (13 g) JHP1,282 ft/s (391 m/s)760 ft?lbf (1,030 J)
225 gr (15 g) XPB Lead Free1,500 ft/s (460 m/s)1,124 ft?lbf (1,524 J)
240 gr (16 g) Bonded JSP*1,500 ft/s (460 m/s)1,200 ft?lbf (1,600 J)
320 gr (21 g) WFNGC HC*1,300 ft/s (400 m/s)1,201 ft?lbf (1,628 J)
340 gr (22 g) LFN +P+Buffalo bore Heavy1,325 ft/s (404 m/s)1,533 ft?lbf (2,078 J)
算出時の銃砲身の長さ: 7.5インチ (190 mm) (*6.5インチ (170 mm))
出典: DoubleTap[1] Buffalo Bore[2]
.44レミントン・マグナム(英語: .44 Remington Magnum)あるいは.44 Magnum (フォーティーフォーマグナム)は、リボルバー向けに設計された大口径弾薬である。発表されると、すぐにカービンやライフルに採用された。「.44」という名前ではあるが、.44マグナム弾薬とその元になった.44スペシャル弾口径のすべての銃は、直径が約0.429インチ (10.9ミリメートル)の弾頭を使用する[3]。
.44マグナムは、延長した.44スペシャル弾の薬莢をもとに、より高い速度(つまりエネルギー)を得る目的で、より高い圧力となるように発射薬をロードしている。.44マグナムは、.454カスール弾などに比べれば威力が劣っているが、いまだに最も人気のある市販の大口径マグナム弾薬の一つである[4][5]。.44マグナム弾薬に限界までロードし、重く貫通力の高い弾頭を装着すると、発射したときに大きな反動(リコイル)とマズルフラッシュ(英語版)が発生するが、近距離ならば、北アメリカのどんな獲物でも狩ることが出来る[6]。目次 .44マグナム弾薬は、数年にわたって.44スペシャルをハンドロードによってチューン・アップした成果である[7]。より狩猟に適した性能にするために、.44スペシャルやその他の大口径の拳銃弾に重い弾頭を装着し、通常より高速で発射されるようにした。このようなハンドロードの一つは、20世紀の作家であり野外活動家(アウトドアマン)でもあったエルマー・キース
1 起源
2 技術的な仕様
2.1 二つの目的
2.2 狩猟
2.3 射程距離
3 大衆文化
4 関連項目
5 出典
6 外部リンク
起源
エルマー・キースは、.45コルトではなく.44スペシャルを、彼の実験に使うことに決めた。当時ハンドロードに使える.44口径の弾頭は比較的種類が多く、また.44スペシャルの薬莢は.45コルトよりも厚くて頑丈だった。これに加え、.44スペシャルの薬莢は.45コルトの薬莢より小さかった。これは、シリンダーの大きさが同じリボルバーならば、.44口径の方が.45口径よりもシリンダーの壁が厚くて頑丈である、ということを意味する。したがって薬莢内部をより高圧にしても、シリンダーが破裂する危険を少なくすることができた[4]。