麻実れい
人物・逸話
東京の神田明神界隈で刀剣金具製造業(鍔など)の父のもと三人姉妹の末子として生まれる。幼稚園時からバレエを習い、高校3年生の時に宝塚ファンであった姉達の勧めで音楽学校を受験し合格した[12]。
宝塚歌劇団退団直後の1985年8月12日、日本航空123便に搭乗する予定だったが、搭乗前の仕事が早く終わったため、1便早い飛行機に振り替えてその墜落事故の難を逃れた[13][※ 1]
私生活では、1995年7月に曙ブレーキ工業株式会社の会長・信元久隆と結婚。信元は再婚であり前妻とは死別している。
1984年の『風と共に去りぬ』で退団することを決めていたが、偶然にも相手役の遥も退団を決めており、退団の意思を遥が先に切り出した為、「雪組の二本柱が同時に出てしまうと土台ががたついてしまう」という理由で一旦自分の退団予定を取り下げた。遥を送り出した後は「多数の若手娘役たちと組んだりして成長させてあげたい」という意思があり、後任の相手役を決めなかったという[14]。
宝塚歌劇団時代の主な舞台
初舞台・星組時代
1970年3月、『四季の踊り絵巻/ハロー!タカラヅカ』*初舞台
1971年5月、『いのちある限り』/『ノバ・ボサ・ノバ』 - ドアボーイ 役
1971年8月、『我が愛は山の彼方に』/『マイ・ブロードウェイ』
1972年11月、『花の若武者?弁慶と牛若?』 - 新人公演:鬼若 役(本役:鳳蘭)/『アラベスク』*新人公演初主演
雪組時代
1973年2月、『花吹雪』 - 酒井主膳 役/『愛のラプソディ』
1973年11月、『たけくらべ』 - 新人公演:信如 役(本役:汀夏子)/『ラブ・ラバー』
1974年5月、『若獅子よ立髪を振れ』 - 新人公演:松平容保 役(本役:神代錦)/『インスピレーション!』
1974年11月、『紅椿 雪に咲く/ファンキー・ジャンプ』
1975年2月、『フィレンツェに燃える』 - オテロ 役/『ザ・スター』
1975年8月、『ベルサイユのばら?アンドレとオスカル?』 - アンドレ 役
1976年1月、『白鷺の詩』 - 黒鳥の王 役/『ムッシュ・パピヨン』
1976年6月、『星影の人』 - 土方歳三 役/『Non,Non,Non』 - ミスター・クロック 役
1977年2月、『鶯歌春』/『マンハッタン・ラグ』
1977年7月、『あかねさす紫の花/ザ・レビュー』 - 中大兄皇子(天智天皇) 役
1978年1月、『風と共に去りぬ?スカーレット編?』 - レット・バトラー 役
1978年6月、『丘の上のジョニー』 - アラン 役/『センセーション!』
1979年1月、『春風の招待』 - ジョセフィーヌ、エクトール 役/『ハロー!ホリデー』
1979年8月、『朝霧に消えた人』 - 三浦左馬介 役/『オールマン・リバー』
1979年10月、リサイタル『愛の飛翔』
1980年2月、『去りゆきし君がために』 - フェルナンド 役
1980年8月、バウホール公演『クレージーなそよ風』 - 鳥売りの青年、ビル、ジミー 役
雪組トップ時代
1980年10月、『花の舞拍子』/『青き薔薇の軍神?アンジェリクII?』 - フィリップ・デュ・プレシ・ベリエール 役
1981年1月、バウホール公演『恋の特ダネ』 - ロバート 役
1981年5月、『彷徨のレクイエム』 - ウロンスキー、ミハイル、フェリックス 役
1981年11月、『かもめ翔ぶ海』 - 悠太郎 役/『サン・オリエント・サン?太陽讃歌?』 - 太陽神 役
1982年5月、『ジャワの踊り子』 - アディナン 役
1982年9月、リサイタル『愛の飛翔II』
1982年11月、『パリ変奏曲』 - カール・ハインリッヒ 役/『ゴールデン・ドリーム』
1983年5月、『うたかたの恋』 - ルドルフ 役/『グラン・エレガンス』
1983年12月、東京宝塚劇場公演『うたかたの恋』 - ルドルフ 役/『ハッピーエンド物語』
1983年8月、『ブルー・ジャスミン?砂漠の愛?』 - カシム・ベン・フセイン 役/『ハッピーエンド物語』
1984年3月、『風と共に去りぬ』 - レット・バトラー 役
1984年5月、リサイタル『愛の飛翔III』
1984年9月、『千太郎纒しぐれ』 - 千太郎 役/『フル・ビート』
1985年1月、『花夢幻』/『はばたけ黄金の翼よ』 - ヴィットリオ・アラドーロ 役 *退団公演
宝塚歌劇団退団後の主な活動
舞台
シカゴ(1985年、1986年) - ヴェルマ・ケリー 役
花月亭の女たち(1987年) - 滝子 役
マクベス(1987年 - 1989年) - マクベス夫人 役
危険な関係(1988年、1993年) - メルトゥイユ侯爵夫人 役
世阿彌(1988年) - 葛野の前 役
双頭の鷲(1990年、1994年) - 王妃 役
チャイコフスキー殺人事件(1990年) - ミハルコーワ/フォン・メック夫人 役
サド侯爵夫人(1990年) - 侯爵夫人ルネ 役
メアリー・ステュアート(1990年、1993年、1996年) - メアリー・ステュアート/ナニー 役
スターマイツ(1991年) - 女王ディーバ/エレナの母 役
櫻の園 喜劇(1991年) - ラネーフスカヤ 役
獅子を飼う?利休と秀吉?(1992年) - 於絹 役
シティ・オブ・エンジェルス(1992年) - カーラ/アローラ・キングズリー 役
間ぬけ役(1992年、1993年) - リュシエンヌ・ヴァトラン 役
ゴールド家のたそがれ(1994年) - スザンヌ 役
エンジェルス・イン・アメリカ(1994年、1995年) - 天使 役
ハムレット(1995年、1997年、1998年) - ハムレット役
蜘蛛女のキス(1996年、1998年) - 蜘蛛女/オーロラ 役
イサドラ?When She Danced?(1997年) - イサドラ・ダンカン 役
リトル・ナイト・ミュージック(1999年) - デジレ・アームフェルト 役
恋の三重奏(1999年) - バーバラ 役
二十世紀(2000年) - マーガレット・バーク=ホワイト 役
LONG AFTER LOVE(2000年) - 老婆/六条康子 役
グリークス(2000年) - アンドロマケ 役
結婚…taken in MARRIAGE(2001年) - ディクシー 役
蜘蛛巣城(2001年) - 浅茅 役
サラ(2001年、2003年、2005年) - サラ・ベルナール 役
くしゃみ(2002年) - ムラーキシナ 役 ほか
オイディプス王(2002年、2004年) - イオカステ 役
検察側の証人(2002年) - ローマイン 役
ラヴ・レターズ(2002年) - メリッサ 役
桜の園(2003年) - ラネーフスカヤ 役
現代能楽集 AOI/KOMACHI(2003年、2007年) - 六条 役
タイタス・アンドロニカス(2004年、2006年) - タモーラ 役
エレクトラ(2004年) - 語り
ドラマリーディング 蝶々さん?ある宣教師夫人の日記より?(2004年) - コレル夫人 役
エリザベス・レックス(2004年) - エリザベス1世 役
箱根強羅ホテル(2005年) - 山田智恵子 役
向田邦子名作劇場(2005年) - 語り
ダンスオペラ UZME(2005年) - 天照大神 役
朗読劇 イブラヒムおじさんとコーランの花たち(2005年、2008年)
タイタス・アンドロニカス(2006年) - タモーラ 役
黒蜥蜴(2006年) - 緑川夫人/黒蜥蜴 役
夏の夜の夢(2007年、2009年) - タイターニア/ヒポリタ 役
かもめ(2008年) - アルカージナ 役
山の巨人たち(2008年) - 伯爵夫人イルセ 役
ストーン夫人のローマの春(2009年) - カレン・ストーン 役
六道輪廻(2009年) - ヴァイセーシャ 役
コースト・オブ・ユートピア(2009年) - ヴァルヴァーラ・バクーニン 役 ほか
冬のライオン(2010年) - エレノア・オブ・アキテーヌ 役
水の手紙 井上ひさしへのラブレター(2010年)
おそるべき親たち(2010年、2014年) - イヴォンヌ 役
朗読劇 停電の夜に(2010年)
トップ・ガールズ(2011年) - イザベラ・バード/ジョイス/キッド夫人 役
キネマの天地(2011年) - 立花かず子 役
みんな我が子(2011年) - ケイト・ケラー役
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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