魔進戦隊キラメイジャー
[Wikipedia|▼Menu]
この他、前作『騎士竜戦隊リュウソウジャー』の3月1日放送分より既に実施されていた番組スポンサーの一時的な自粛が、本作品でも引き続き実施される運びとなった[注釈 3]

2021年1月7日に再発令された、東京都を始めとする1都3県を対象とした緊急事態宣言や、新型コロナウイルスの感染拡大状況を受ける形で、本作品のメインキャストも出演予定であったイベント「超英雄祭 KAMEN RIDER × SUPER SENTAI LIVE & SHOW 2021」(同年2月9日・10日開催予定)も、公演中止が同年1月15日に発表された[15]
ストーリー

闇の帝国ヨドンヘイムは美しい星を次々と侵略していた。美しい宝石の国であるクリスタリアも侵略され、クリスタリアの姫マブシーナとクリスタリアに伝わるキラメイストーンは地球へと逃亡。ヨドンヘイムに対抗するために4人のキラメイジャーをスカウトし、残りの1人を探していた。

しかし、最後の1人を見つける前にヨドン軍の邪面獣が地球に出現。そこに最後の1人として選ばれた熱田 充瑠は、絵に集中するあまり戦いの邪魔になってしまい、4人の反感を買ってしまう。落ち込んでいた充瑠だったが、マブシーナとレッドキラメイストーンに自分の想像力を認められ、戦うことを決意。キラメイレッドに変身し、さらにキラメイストーンをキラメイ魔進へと変化させた。5人はキラメイ魔進を駆使して邪面獣を撃破したのだった。
登場人物
魔進戦隊キラメイジャー

地球に侵攻したヨドン軍に対抗する戦士として、キラメイストーンと共鳴した5人の地球人[16]。キラメイジャーの力の源となるキラメンタルにあふれている[16]。充瑠 / レッド以外の4人は、テレビシリーズの前日譚にあたる『エピソードZERO』にて、戦士として選ばれた過程が描かれている。

メンバーの姓はそれぞれのキャラクターの特性を示す文字が入った地名・駅名から、名は特性と関連がある人物に由来する[出典 1]。メンバー間では変身に関係なく常時本名で呼び合う。

名乗り口上は「キラッと参上!カラッと解決!魔進戦隊キラメイジャー![16][注釈 4]」で、従来のシリーズのように一列に並んでそれぞれがポーズを取るのではなく、組体操のような名乗りになっている[注釈 5]。シルバーが参加してからは、セクシーポーズを5人の手前でしている[22]が、エピソード19の魔進バージョンでは通常のポーズを披露。

個々のパーソナルカラーの隊員服を着用する。男性は長ズボンと黒い靴で女性はショートパンツと白い靴。ケープの左胸にはCARATのマークがある。なお宝路のみブラウスはオレンジでケープも5人のものより長めになっている。

変身ポーズで最後に前に出す右手の形でキャラクターを表現している[23]

名乗りポーズは組み技やバレエのリフトを取り入れている[24][22]。『烈車戦隊トッキュウジャー』のような変わった名乗りをしたいという要望から、普通に横並びをするのではなく、『トッキュウジャー』でも縦並びをしていたため、組体操の組み技のように立体的に見せるものとなった[25]

当初はレッド以外の初期メンバーの4人はセレブという設定で、『サンダーバード』の国際救助隊のような趣味がお金持ちの慈善事業でやっているゴージャスなスーパー戦隊という案や、『花より男子』の牧野つくしとF4をイメージしたコンセプトとしていた[出典 2]

熱田 充瑠(あつた じゅうる)
絵を描くことが大好きな17→18歳
[27]の光ヶ峰高等学校に通う高校生[出典 3]。10月6日生まれ、身長180cm[29]。主に変身前は他のメンバーは「さん」「くん」付けで呼んでいるが、変身後は全員呼び捨てにしている[33][注釈 6]。何かを閃いた際に「ひらめキーング!」[34]という決め台詞を叫ぶ[注釈 7][注釈 8]。イメージを膨らませて絵を描き始めると、周囲のことも目に入らず、周囲の声も聞こえなくなるほど没頭して一心不乱にスケッチブックに描く[出典 4]。類稀なる豊かな想像力の持ち主で、その想像力をレッドキラメイストーンに買われキラメイジャー最後の5人目として選ばれる[ep 3][32]。また、キラメイジャーになってからは強力なキラメンタルでイメージを現実化してスケッチブックに描いた絵を実体化する特殊能力を持ち[出典 5]、魔進やキラメイバスターなどを作り出した[29][30]。チームに加入後、レッドキラメイストーンと魂を共鳴させた者がリーダーとなるクリスタリアの掟により、リーダーに任命された[ep 4][32]。しかし、控えめな性格を仲間から指摘されてリーダーとしての素質に疑問を持たれるも、素直でまっすぐな性格や5人全員のいいところを見つけて輝ける方向へ導いていくという天性や鋭い洞察力、誰に対しても偏見を持たない態度が次第に認められるようになる[31][32]

名前の由来はイギリスの物理学者でエネルギーの単位にもなっている「ジュール」から[17][18]

絵を描くという設定は、作品のテーマとして想像力に人間の可能性が秘められているということを打ち出すために取り入れられた[18]。また、一見何も持っていなさそうな普通の高校生で、妄想力が持ち味であるが特別な能力を持っているわけではなく、ヘタレだが絵を描くことがただ好きという主人公とすることで、子供の視聴者に最も近い共感しやすい人物としている[18][37]。メインライターの荒川稔久は、当初はもっと根暗なキャラとすることも想定していたが、演じる小宮璃央の人物像を反映し、みんなを真ん中でまとめていく嫌悪感を抱かせない可愛らしいキャラクターとなった[18][38]。充瑠は「未熟な感じに見えるが、実はキラキラしているように見える」というオーソドックスなレッドとは違い、「まだ何も持っていないがこれから輝く高校生」という本来はミドレンジャーのようなポジションがセンターのために、オーディションでは難航すると思っていたが、1次オーディションで、小宮を見た段階で良かったために選んだという[39]。塚田は小宮は大きなインパクトは最初からはなかったが、突飛なことを急に言ったりするなど充瑠に近いものを感じ、可愛らしいルックスでイケていたため、こういう充瑠もアリだと思って決めたという[2]。「ひらめキーング!」というセリフは台本では当初「なんかきた!」と書かれていたが、『仮面ライダーフォーゼ』の「宇宙キター!」に酷似しており、ピンとこなかったことから現在のものに変更となった[19]

塚田は充瑠の存在を『花より男子』の牧野つくしと喩えており、一見すると何も持たず、オドオドしているがヘタレではなく、何か芯を持っており、なおかつすごいひらめきを持ってチームを救い、他の4人も充瑠とのやり取りを通じてキラキラ輝いていくという特別な存在で、それらを小宮がルックスを含めて体現してくれたと語っている[40][2]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:1145 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef