魔法少女リリカルなのはシリーズ
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精神リンク(せいしんりんく)
複数人の精神を繋げ、その感情を共有するシステム。多くは「魔導師」と「使い魔」の間に見られ、「使い魔」が「魔導師」の感情を察知する為に用いられる。
バリアジャケット
「魔力」によって構成される一種の防護服。これも一種の魔法であり、大気や温度等の劣悪な環境だけでなく、「魔法」や物理的な衝撃などからも着用者を保護する。そのデザインは着用者のイメージによって決定されるが、着用者以外によるデザインの調整も可能。これは一般にバリアジャケットの生成・維持管理はデバイス(後述)に行わせている場合が多く、その形状などもデバイスに格納されている情報に大きく依存する為。一般魔導師のジャケットがほぼ同一形状であったり、StrikerSの新人フォワード一同が初めて装着した際に驚いたのもこれに起因する。
ベルカ式魔法
『A's』から登場した、ミッドチルダ式とかつて双璧を為した魔法の体系。対人戦闘を前提とした瞬発力に重点を置いており、射程や範囲などはある程度度外視されている。ベルカ式カートリッジシステムは更なる瞬間出力向上の為に開発された。その多くは肉体やデバイスの強化に用いられ、非常に高い個人戦闘力を誇る。一方、魔力を直接射出・放出する事は基本的に不得手だが、デアボリックエミッションの様な広域攻撃魔法や、クラールヴィントの様な支援に特化したデバイスも存在している。かつてはミッドチルダ式と共に隆盛を誇ったが、先天資質に対する依存が大きいこと、カートリッジシステムの扱いづらさ、ベルカの崩壊等から衰退した。『StrikerS』でミッドチルダ式魔法をベースにエミュレートで再現した「近代ベルカ式」が登場した。これと区別するために純正のものは「古代ベルカ式」と呼ばれる。その仕様故にミッド式とも相性が良く、一部は並行習得も可能。近接戦闘向きの特性からか、これを操る「騎士」(後述)は何らかの武器や装具を模したアームドデバイスを使用することが多い。
騎士
ベルカ式魔法を扱う者の中でも、特に優れた術者が冠する種名。具体的にどの程度の力量から「騎士」と呼ばれるのかは不明だが、魔導師ランク陸戦Bのエリオ・モンディアルが「騎士」となっている。
守護獣
ミッドチルダ式でいうところの「使い魔」のこと。作中ではザフィーラがこれに該当する。
魔導騎士
八神はやてが有する称号。
騎士甲冑
ミッドチルダ式でいうところのバリアジャケットと同じく、騎士が身に纏う防護服。「騎士服」という呼称もある。なお、『A's』本編に登場するヴォルケンリッターが身に纏う騎士甲冑は、主である八神はやてがデザインしたもの。
稀少技能(レアスキル)
通常の魔法の他に保有する特殊な固有技能。主に古代ベルカ式を使用する者が保有する。
魔導師ランク(まどうしらんく)
「魔導師」個人の資質と実力による能力の階位。なお、魔導師と付いてはいるが、ベルカ式を使う騎士についても同一の尺度でランク付けされている。階位は上から、SSS、SS、S、AAA、AA、A、B、C、D、E、F、となっているが、より詳細な階位分けとして「+」と「?」による分化がある(AAA+、AAA、AAA?等)。なのはの「S+から2.5ランクダウンでAA」という発言と、シグナムなどのS-などの「-」の階位分けが矛盾している。個人の実力を判断する目安となっており、重要な役職には相応の能力が求められる以上、その重要度に比例した高い「魔導師ランク」が必要になる。保有ランクに不相応の「魔力」や技術を突然得た場合、高いランクを直接与えられる事もあるようだが、基本的にはランクアップは試験によるもので、試験免除で高いランクを与えられる事は例外である。また試験に落ちても、特別講義を受け再試験を受ける機会が与えられることがある。これらの特例は、試験が2?6ヶ月の間隔をおいて実施される事に因る。初期は魔力量や魔法の運用技術を総合評価して決定されるという強さの指標を思わせる設定になっていたが、『StrikerS』以降は達成可能な任務規模の指標であって試験が優先で個人の強さとは直接関係しないということになり[注釈 3]、シリーズ中でもとくに紆余曲折が見られる設定の一つである。
魔力
魔法を発動する為に消費される力。大気中に漫然と満ちている魔力素という原素をリンカーコアによって吸収、エネルギーとして加工したものが魔力である。魔法発動により消費されても全てが消滅するという訳ではなく、余剰分が周囲に霧散したり、魔導師やデバイスに残留する部分もある。
リンカーコア
大気中の魔力素を吸収して、体内に魔力を取り込む魔法機関。魔法を扱う者は皆、体内にこれを持つ。『A's』でその存在が確認された。特徴は、なんらかの理由でこのリンカーコアが破壊されたもしくは敵にリンカーコアそのものを奪われたとしても、再生することがある点や特に年齢が若い者はその再生速度が速まる点。
魔法陣
魔法を使用する多くの場合、使用者の足元に発生する光の紋様。魔力素を固定することで、魔法の発動を助ける図式である。使用する魔法の属している体系によって浮かび上がる紋様が、そして使用者によってその紋様の色が異なる。ただし「召喚魔法」は独立した魔法体系ではないが、例外的に特有の魔法陣を持つ。また、ある程度の物理的な影響力を持っており、足場としても使用する事が出来る模様で、シールド系防御魔法を展開する際にはその盾面がこの紋様を描く。ミッドチルダ式の魔法陣は、二重の正方形を中心に配置した真円形(『The MOVIE 1st』では、魔法陣にかかれている文字など細部形状が異なり、機械的な形になっている)。古代・近代ベルカ式の魔法陣は、各頂点で小さな円が回転している正三角形をしている。召喚魔法の魔法陣は正方形にベースとなるミッド式・ベルカ式をアレンジした特殊な形をしている。『StrikerS』で登場する戦闘機人がインヒューレントスキル(IS)を使用する際にも魔法陣に似た光の紋様(大小様々な円がそれぞれの中心点を持って動き回る)が現れるが、ISは魔法ではない為か、こちらは技官のマリエルに「魔法陣状のテンプレート」と呼ばれており、魔法陣とは似て非なるものであるらしい。また、『Force』で登場するEC因子適合者がゼロエフェクトなどを使用する際にも特有の紋様(真円形であるがミッドチルダ式の魔法陣とは異なる紋様が描かれている)が現れる。また、『-THE GEARS OF DESTINY-』で登場するフォーミュラ・エルトリアの使用者が魔力を使用する際にも同様に特有の紋様「フォーミュラプレート」[7](円の一部が尖った形状)が現れる。
魔力変換資質
魔法によるプロセスを踏まず、魔力を別のエネルギーに変換する事が出来る能力。本来魔力によるエネルギーの発生(発電や発火等)には魔法というプログラムによる組み替えが必要とされるが、この資質を持つ者は魔法を介さずにエネルギーを発生させる事が出来る(その代償なのか、この資質を持つ魔導師は純粋な魔力攻撃は不得意になる傾向があるようだ)。また、ひとりで複数種のエネルギー変換能力を持つ事は稀で、大抵の者は一種類のエネルギーにしか変換できない。現在作中で確認されている属性は「炎熱」と「電気」であり、資質保持者であるシグナムとアギトは魔法抜きで魔力を炎に、フェイト・T・ハラオウンとエリオ・モンディアルは電気に変換できる。『Vivid』で登場したリオ・ウェズリーは、「炎熱」と「電気」の両方の変換資質を持つ。
非殺傷設定
物理破壊を伴わない魔力衝撃で、敵を死傷させずに攻撃すること。ただし子供の目のような柔らかい器官は傷つけてしまうことがある[8]
魔法の分類
攻撃魔法
射撃
小規模な遠隔攻撃魔法の総称。「誘導制御型」「直射型」「物質加速型」がある。
砲撃
大規模な遠隔攻撃魔法の総称。「直射型」「誘導制御型」「集束型(最高難度のエクストラスキル)」がある。
魔力斬撃
命中対象を切断する特性を帯びた魔力による攻撃魔法の総称。
遠隔発生
使用者から離れた場所で発動する魔法の総称。
広域攻撃
一定空間を攻撃で包み込む空間単位攻撃魔法の総称。
魔力付与攻撃
魔力によって強化、或いは何らかの効果を付随した武器や肉体による攻撃の総称。ベルカ式魔法の基本。
防御魔法
バリアタイプ
使用者を中心にして球状の障壁を発生させ、全方向に防御を展開する魔法の総称。
シールドタイプ
平面の障壁を発生させて一方向のみ防御を展開し、受け流す魔法の総称。
フィールドタイプ
使用者の全身を覆う形で発現する防御魔法の総称。バリアジャケットや騎士
甲冑もこれの一種。
捕獲系魔法
バインドタイプ
魔力の帯で対象を縛って捕縛する魔法の総称。
ケージタイプ
魔力で一定空間を区切り、相手をその内部に閉じ込める魔法の総称。
結界魔法
サークルタイプ
魔力で発生させた魔法陣の内部にのみ効果を発揮させる魔法の総称。
エリアタイプ
魔力で広域の空間を占領する魔法の総称。
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