劇中では、作戦や敵を油断させるなどの策略上、様々な妖怪・種族(あるいは無生物)に自主的あるいは強制的に変身させられることも多い[注 100]。変化の対象は大海獣(ゼオクロノドン)[注 101]、化け猫、牛鬼、吸血鬼、恐竜、魚、幽霊、蛙、狸、赤ん坊、老人、鼠、ミイラ、反物、石(石像)、真珠、皿、銅像、面子、石炭、食べ物(カマボコなど)、人形、虫、植物、液体、マネキン、のしいか、灯篭、砂に至るまで多岐にわたる。鬼太郎の姿である時の能力は失われることが多いが、変身時には大海獣の毛生え光線など特有の力を発揮することも多々ある。第5作での牛鬼は体内電気や毛針など鬼太郎持前の妖力を有し、同様に中国妖怪の首領チー(玉藻前の弟)に反物に変えられた際は、反物の着用者[注 102]は鬼太郎の能力[注 103]を行使できた[118]。自力では元に戻れず、他者の助けで元の姿に戻ることがほとんどである。
その他の特技
神々・動物達との交流
様々な生物の言葉を理解できるため虫たちから慕われているが、コオロギ語は勉強しておらず理解できない(アニメ第5作ではちゃんと勉強していたらしく、第75話でコオロギ語を理解し、自身もそれを使っている)。体には蚤が3匹、胃袋に蛇を飼う。事件を解決する度に虫たちは「ゲゲゲの歌(旧名「ゲゲゲのゲの歌」)」で鬼太郎を称える。ゲゲゲの森で虫や小動物らと戯れる事が多い。これら動物たちとも、種族によって差はあるが会話や意思の疎通が可能。妖怪が事件を起こした際、彼らからの知らせを受けて鬼太郎が現場へ駆け付ける展開も多く見られる。特にカラスは普段からファミリーの移動・サポートとして多いに貢献している。その他では、クジラ類やクジラの霊との交流が見られたり[注 104][注 105]、第6作ではネコやネズミが妖怪ポストからの手紙を運ぶ場目も目立ったなど、重要な局面を動物のお陰で救われる場面もある。また、鬼太郎親子[注 106]の実直な心意気と弱者の為に戦い続ける日々は、閻魔大王や迦楼羅などの妖怪よりも上の存在や神々にまで評価されている為、危機を救ってもらえる事もある。穴ぐら入道[119]など、普段他者を表向きには評価する事の少ない者も同様である。
ゲタップ
得意の宴会芸で、リモコン下駄を使ったタップダンス。
変装
上記の通り、逆さ首戦では超能力によって実際に美少女に変化しているが、『かまぼこ』では自分を騙してかまぼこにした半魚人に復讐するため女装しており、半魚人は騙されて人間になる手術を受ける。アニメ第3作13話や第4作88話でも女装を披露している。アニメ6作目58話ではメイドの恰好をして左目が隠れた髪型をした美女[注 107]に変装し、声色も変えている。