鬼太郎
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アニメ第3作91話「妖怪ハンターヒー族!」では海水に弱いヒ一族を攻撃して海へ運搬するために、第4作第27話「吸魔! 妖怪野づち」では野づちに対する対抗策として編み出し、四次元空間に繋がる野づちの腸内で、霊毛ちゃんちゃんこを勢いよく振り回して回転させ、巨大な妖気の渦を作り出し、野づちの腸内にあった空間のねじれを修復し、無限に吸い込み続ける能力を封じ、体内に何百年・何千年と貯められてきた物々[注 75]を吐き出させた[79]。第3作91話では発生させた竜巻でヒ一族を海まで運び、竜巻ごと指から発射した光線で解除し海水に落下させた。第3作87話ではペナンガランを人間と引きはがすために、火炎球の状態で着水した川の水を使って巨大な水上竜巻のような現象を作った。第6作61話では妖怪カビを吸引しようとしたが、吸引しきれず逆に噴出させてしまった。類似した技に、第3作第83話では、妖怪オカリナで旋風を起こして雨降り小僧の雨雲を消した。
パンチ
アニメ第4作「ゲゲゲの鬼太郎 妖怪特急! まぼろしの汽車」のほか、第6作で頻繁に使用。自分の腕に巻きつけることでパンチの射程や攻撃力を増幅する。見上げ入道を体内から突き破る(2話)、妖怪城の地面や人柱を砕く(3話)、くびれ鬼を一撃で倒す(25話)、ドリルのように先端を尖らせ回転しバックベアードの眼のレンズを突き破る(34話)と、かなりの破壊力を持つ。ただし、11話では八百八狸の要石には傷一つつけることもできず刑部狸の呪いによって石化してしまい、76話では転がる土転びのパワーに押し負け、85話では朱の盆の牙に受け止められた。62話では石動零の鬼神の腕と互角に渡り合った。体内電気を帯びさせることもでき、75話では鬼太郎ファミリーの魂に取り押さえられた石動零に食らわせて勝利している。

鞭状にして相手の身柄を拘束したり、体内電気を帯電させる事も可能。第5作5話や第6作47話で使用し、60話では救助ロープとしても使用。第5作27話では邪魅に飲み込まれた霊石を取り出した。
締め付け
ちゃんちゃんこを帯のように長く伸ばし相手を拘束し締め付ける。第5作5話では沼御前を退散させ、11話では白山坊を締め付けた。
塞ぐ
見上げ入道との戦いで使用。空気を使う見上げ入道の喉を塞ぎ、術を封じた。第3作27話ではふくろさげの袋の口を塞ぎ吸引から逃れたが、逃げるのがやっとでちゃんちゃんこは回収できず妖力を奪われ、再挑戦でふくろさげを倒して奪い返した。
遠隔武器
第4作103話で巨大なブーメランにした他、ドローンのように自在に飛行させて使う。
遠隔操作(武器以外)

緊急連絡
鬼太郎自身が身動き取れなくなった際、ちゃんちゃんこを飛ばし目玉おやじに知らせる。「血戦小笠原」[83]では分解して文字を形成した。目玉おやじを乗せて空を飛ぶことも可能。
落下物の受け止め
ニトログリセリンの瓶[84]や爆弾[85]などの爆発物を受け爆発を未然に防ぐ。火口へ落下したねずみ男と猫娘を救出したり[86]。陰摩羅鬼に投げ落とされた猫娘を救った事もあるが、直後自分もちゃんちゃんこの無い状態で叩き落とされ重傷を負った[注 76][87]。しかし、「地獄マラソン」では飛び降り自殺を図った女性を受け止めようとしたが、加速を抑え切れず地面に激突、女性は一時仮死状態に陥った。
リモコン下駄

脳波で操作できる下駄。自由自在に空を飛び、妖怪にぶつけてダメージを与える。下駄を飛ばして[注 77]攻撃することがほとんどだが、履いたままキックをすることもある。鼻緒[注 78]に指を通して持ち、手甲のように下駄の底で防御やパンチを放つような使い方もされている[注 79]。鬼太郎の攻撃でも特に高い打撃力を持つとされる[52]が、敵妖怪を倒す決め手になることは少なく、繋ぎとなることが多い[注 80]

様々の特殊な性質を持ち、触れただけで物を溶かす槌の子の毒も通用せず[88]虹の橋を渡って夢の世界へ入る[89]などの事ができる。物に吸い付く能力があるので、これを履いていれば壁や天井を歩くこともできる[90]。自分の意思を持ち[注 81]、鬼太郎を助けることもある。少なくとも目玉おやじや鬼太郎(時節)はゲタの言葉が理解できるようである。ゲタの鼻緒が切れると能力が失われるが修理すれば元に戻る[91]。第4作第4話では下駄を組み合わせ回転を加える大技「下駄トルネード」も披露した。『妖怪千物語』では狼男に対抗するためにスピードを上げる「リモコンげたターボ」も披露した。

原作でのリモコン機能(「リモコン下駄」の呼称も)の初使用は1968年6月の『げた合戦』であるが、アニメではそれに先んじて同年1月の第1作第4話「吸血鬼ラ・セーヌ」にて、原作『手』におけるリモコン手の代わりに使われた。『死神大戦記』では猛毒ヘドロ製の下駄になっており、悪魔ルキフェルに食わせて中毒死させた。輪入道の妖気から火炎を再現し、下駄に火炎を纏わせて妖怪王ぬらりひょんを倒す決め手となった事もある[92]

実写映画「千年呪い歌」では生まれたばかりの鬼太郎が目玉おやじと共同で作っている。

アニメ映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」では目玉だけになる前の人間体の目玉おやじが履いており、鬼太郎に受け継がれた模様。
妖怪オカリナ

オカリナ型妖怪笛ともいう[93]。アニメ第3、4作にて登場。色は3作では水色、4作では白になっている(番外編である第3作101話のみは横笛で登場)が、形状が若干異なる。大きく分けて3通りの使い方がある。本来は、同原作者の『悪魔くん』でソロモンの笛として使用されていたものであり、それをアニメ用に流用したもの。ゲーム「妖怪軍団の挑戦」の説明書では、ちゃんちゃんこや下駄と並び「先祖伝来の三神器」とされている。月曜ドラマランド版には「鬼太郎笛」が登場するが、あくまで鬼太郎を呼ぶための笛であり、武器にはならない[注 82]。「ゲゲゲまつりだ!!五大鬼太郎」では第3、4作の鬼太郎がオカリナを吹く場面があった。第3作では、江戸時代にはオカリナと同じ機能を持つ笛を使用しており、刃が日本刀に近い等オカリナとは若干の違いがある。[6]

月曜ドラマランド版では、「鬼太郎笛(きたろうぶえ)」が登場している。他の者に通信手段として渡す笛であり、この笛の音はどんな遠く離れていても鬼太郎の耳に届く[94]
呼び笛
妖怪仲間や虫・カラス等を笛の音で呼び寄せる。仲間ではない虫も意図的に呼び寄せられる[95]。第3、4作では音色が異なる。第3作で初登場して多用された[注 83]。第4作では仲間を呼ぶ事が少ないため前作ほど吹かず、仲間が駆けつけるのにもより時間を要するが、恐山で吹いた事で南海にいる化け鯨をも呼べる等届く範囲が優秀である[96]。ゴーレムを操るグルマルキンの笛の音を妨害する使い方も披露している[97]
・杖
吹き口が如意棒のように伸びる。先端側は、刀身になったり、棍棒の握り手として使用されたりしていることから、鬼太郎の意思で斬る斬らないを切り替えられる。切っ先に電気などエネルギーを纏わせ発射する事もできる他、オカリナ剣を展開した状態で全身を妖気で武装して自在に飛行し敵に突貫することもある。棒高跳びの棒、梃子、キュー、空気を確保するための筒にもなる。[52]第3作第2話で初使用。第4作では剣の設定はあったものの劇中では未使用だが、スティックとしての使用は見られた。
・ロープ
吹き口から飛び出し、敵を打ち据えて攻撃したり拘束や移動手段として使用する。鬼太郎の意思で使用を切り替えられる。かなりの長さと丈夫さで、電線に巻き付けて任意のタイミングで帯電させる[98]、振り回して風の渦を作り雨雲を吹き飛ばす[99]、独楽回しの紐の代わりにする[100]などの使用法もできる。第3作第12話で初使用。第4作では使用頻度が高い。
霊界符

アニメ第5作にて登場。幽霊族の御守り。魔除けの鏡の欠片が使われていて、月の光で夜の闇を払う光を放つことが可能[注 84]。鬼太郎以外にも何人か持っていて、そのほとんどは猫娘が作った。劇場版『日本爆裂!!』でも鏡爺の能力と合わせて重要な役を果たす。
地獄の炎

アニメ第5作に登場[101]。目玉おやじが雪女に凍らされた鬼太郎の命を救う為に閻魔大王に嘆願し、一時的に特定の量を借りた焦熱地獄の炎。下記の「地獄究極奥義」とは別。体内に炎を宿し、万能な使用法が可能であり[注 85]、鬼太郎の命を注ぎ込むことで威力が上がる。しかし、もし使い切ってしまったりなど、閻魔大王に借りた炎の返還ができなければ、目玉の親父が焦熱地獄で永遠の責め苦を受けるという条件で貸し出された[注 86]

同名の能力は、『ゲゲゲの鬼太郎2 妖怪軍団の挑戦』にて「奥義・地獄の炎」として登場しており、『ゆる?いゲゲゲの鬼太郎 妖怪ドタバタ大戦争』でも獄炎乱舞の進化前として登場している。
地獄の鍵

アニメ第5作に登場。地獄の力を現世に引き出すことの出来る鍵。

持ち主の体内に宿り、その力が必要となる時に胸に浮かび上がる。そして鍵を開くことで超絶的な威力の『地獄究極奥義』を発動させる。この地獄との協力体制の賜物で、鬼太郎は爆発的な攻撃力を得た。

第33話にて、瀕死の鬼太郎にアマミ一族のミウが生命力を分与した際、ミウが先祖から受け継いできたこの鍵が鬼太郎に移った[注 87]。閻魔大王により制限を受けており、その許可を取らずに使用すると罰せられる。奥義の使い方は五官王が教えている。番組がテレビ局側の都合により急遽終了したため、下記の諸々の他にも例えば八大地獄[注 88]に因んだ奥義が存在するかは未解明となっている。
獄炎乱舞(ごくえんらんぶ)
灼熱地獄の業火を引き出して髪に宿し、炎と化した髪を振るう究極奥義。パワーが大きく、鬼太郎も完全には制御できない[注 89][注 90][102]


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