高野山
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極値は最高33.7℃(2014年7月26日)、最低?13.4℃(1981年2月28日)[6]

高野山(1991年 - 2020年)の気候
月1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年
最高気温記録 °C (°F)15.1
(59.2)17.9
(64.2)20.2
(68.4)26.5
(79.7)29.6
(85.3)31.1
(88)33.7
(92.7)33.2
(91.8)31.1
(88)27.2
(81)22.3
(72.1)19.7
(67.5)33.7
(92.7)
平均最高気温 °C (°F)3.4
(38.1)4.8
(40.6)9.2
(48.6)15.1
(59.2)20.1
(68.2)22.8
(73)26.6
(79.9)27.8
(82)23.7
(74.7)17.8
(64)12.2
(54)6.3
(43.3)15.8
(60.4)
日平均気温 °C (°F)?0.3
(31.5)0.4
(32.7)4.0
(39.2)9.4
(48.9)14.4
(57.9)18.1
(64.6)22.1
(71.8)22.8
(73)19.1
(66.4)13.2
(55.8)7.5
(45.5)2.2
(36)11.1
(52)
平均最低気温 °C (°F)?4.0
(24.8)?3.8
(25.2)?1.0
(30.2)3.7
(38.7)8.9
(48)14.0
(57.2)18.4
(65.1)18.8
(65.8)15.3
(59.5)9.1
(48.4)3.0
(37.4)?1.6
(29.1)6.8
(44.2)
最低気温記録 °C (°F)?12.8
(9)?13.4
(7.9)?9.4
(15.1)?5.1
(22.8)?1.4
(29.5)3.4
(38.1)9.9
(49.8)11.8
(53.2)5.0
(41)?1.5
(29.3)?5.0
(23)?10.0
(14)?13.4
(7.9)
降水量 mm (inch)87.6
(3.449)97.4
(3.835)141.7
(5.579)141.5
(5.571)166.6
(6.559)260.3
(10.248)256.4
(10.094)192.5
(7.579)247.5
(9.744)203.3
(8.004)108.4
(4.268)89.3
(3.516)2,003.1
(78.862)
平均降水日数 (?1.0 mm)11.711.112.611.210.713.712.710.911.711.28.711.4137.6
平均月間日照時間82.996.7138.5176.5185.5124.9146.1166.8124.7130.6115.693.01,582.3
出典1:Japan Meteorological Agency
出典2:気象庁[7]

主な施設・寺院

山内は「一山(いっさん)境内地」として総本山金剛峯寺の境内となっている[8]。このうち、大門地区、伽藍地区、本山地区、奥院地区、徳川家霊台地区、金剛三昧院地区の6地区が国の史跡に指定され、世界遺産の構成要素となっている[4]。多数の寺院建築が立ち並ぶが、ここでは主要な一部を紹介する[9]。詳細は金剛峯寺参照のこと。
壇上伽藍
壇上伽藍 金堂(総本堂)一般寺院でいう本堂がある伽藍地区である。国の史跡・世界遺産空海(弘法大師)が曼荼羅の思想に基づいて創建した密教伽藍の総称であり、奥の院とともに高野山の二大聖地である。金堂は高野山全体の総本堂で高野山での主な宗教行事が執り行なわれる。ほかに大塔、御影堂、不動堂などが立ち並び、不動堂は国宝に指定されている。また、弘法大師伝説のひとつである飛行三鈷杵がかかっていたとされる「三鈷の松」や、高野四郎(俗称)と呼ばれる大鐘楼も伽藍に存する。金堂と大塔への入堂は有料境内のみは無料
奥之院
一般寺院でいう墓域である。奥の院や奥ノ院と表記される場合もあるが、正確な表記は奥之院である。国の史跡・世界遺産。御廟橋の先に灯籠堂、その裏に空海の御廟がある。参道には、皇室公家大名などの墓が多数並び、その総数は正確には把握できないものの、20万基以上はあると言われている。戦国大名の6割以上の墓所がある。奥之院の入り口は2箇所ある。正式な入り口は一の橋からであるが、中の橋の前には無料大駐車場とバス停があるので、参拝者のほとんどがこちらから入る。一の橋から御廟までは約2km、中の橋からはその約半分の道のりとなっている。その途上には「弥勒石」などの七不思議と呼ばれる場所がある。
総本山金剛峯寺
金剛峯寺 主殿(本坊・県指定有形文化財)一般寺院でいう本坊である。国の史跡・世界遺産。主殿等の建物は和歌山県指定有形文化財。高野山真言宗の総本山で座主の住寺。金剛峯寺は元は高野山全体の称だが、現在金剛峯寺と呼ばれるのは明治2年(1869年)に青巌寺興山寺 (廃寺)の2つの寺院が合併したもの。旧青巖寺(剃髪寺)は文禄2年(1593年)、豊臣秀吉の建立、文久3年(1863年)、再建。歴代天皇の位牌や高野山真言宗管長の位牌をまつっている。大主殿、別殿、新別殿と分かれており、別殿では観光客に湯茶の施しがある。襖に柳鷺図のある柳の間は豊臣秀次の自刃の間。屋根の上に置かれた防火用の水桶は、かつては高野山全域で見られたが今も置かれているのはここのみ。また、金剛峯寺境内にある「蟠龍庭」(2,340m2)は日本最大の石庭。境内の建物外及び納経所までは無料。それより先の建物内の拝観は有料。
大門(だいもん)
高野山全体の総門。1705年再建。国の重要文化財・世界遺産。
徳川家霊台
国の史跡および重要文化財・世界遺産。寛永20年(1643年)、徳川家光の建立。家康秀忠の霊廟がある。境内有料。
大師教会(だいしきょうかい)
大師教会大正時代に建てられた講堂高野山真言宗布教御詠歌・宗教舞踊などの総本部で、受戒体験・阿字観指導・講演会・定例布教などに使われている。受付で申し込めば誰でも菩薩十善戒を授かれる。
高野山霊宝館
高野山上にある国宝、重要文化財等の保存・展示が行われており、定期的にテーマを絞った展示会が開催される。なお、現在の日本の国宝の2%は高野山上にある(1083件中、23件)。大正10年(1921年)、開設。紫雲殿、玄関・北廊・中廊 、南廊及西廊、放光閣 、宝蔵が国の登録有形文化財[10][11][12][13][14]
女人堂
不動坂口にあり、女人禁制の時代は女性はここまでしか入れなかった。古くは高野山の街道の七つの入口にそれぞれあったが、今は1つしか残っていない。大日如来、弁財天、神変大菩薩を祀る。
金輪公園
一心院谷にあり、今は公園になっていて、国宝不動堂が元はここにあった。明算検校が12世紀に創建し、1834年に再建された金輪塔がある。山側の影向明神には、丹生・高野明神を祀った二つの社が並ぶ、また、鬼子母神を祀る祠もある。
お助け地蔵尊
大門前の三差路から100m南、一つだけ願いを叶えてくれる。
清高稲荷社
奉納鳥居が並ぶ坂を上ると社殿がある。正一位清高稲荷大明神を祀り、境内には大黒天恵比寿弘法大師を祀る。弘法大師が京都の伏見稲荷大社より稲荷大明神を勧請したと伝わる。

女人堂

金輪公園 金輪塔

金輪公園 影向明神

お助け地蔵尊

清高稲荷社

子院群
金剛峯寺の修行僧が居住のために作った草庵を起こりとする寺院群。近畿三十六不動尊霊場である明王院南院新西国三十三箇所観音霊場である宝亀院西国愛染十七霊場である増福院・福智院・金剛三昧院など117か寺を数え(総本山金剛峯寺大本山宝寿院はこれに含まれない)、その約半数が宿坊を兼ねている[15]。以下の子院は宿坊を備えていて、金剛三昧院は有料だが境内を散策でき、他の子院は誰でも無料で自由に参拝できる堂がある。これ以外の宿坊のある子院にも、宿泊することにより本堂に入堂したり、庭園を臨んだり、護摩祈祷、阿字観や写経体験をできるところがある。

金剛三昧院金剛三昧院 多宝塔(国宝)境内地は国の史跡・世界遺産。建暦元年(1211年)、北条政子の発願による建立。源頼朝実朝の菩提を弔うための国宝・多宝塔のほか、重要文化財の客殿や経蔵などがある。西国愛染十七霊場17番。


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