高橋源一郎
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2008年、小林多喜二の『蟹工船』が再脚光を浴びたのは、同年1月9日に毎日新聞東京本社版の朝刊文化面に掲載された、高橋と雨宮処凛との対談がきっかけになったといわれる[18][19]

2011年4月から2016年3月まで、朝日新聞論説面に『論壇時評』を月一回、月末に連載。

2012年、『さよならクリストファー・ロビン』(新潮社、2012年4月)により第48回谷崎潤一郎賞を受賞。2019年1月、YouTubeチャンネルを開設[20]

2019年3月、第70回NHK放送文化賞受賞[21]。また、同月に14年間勤務した明治学院大学を定年退職した[22]

現在、すばる文学賞野間文芸賞中原中也賞萩原朔太郎賞選考委員。また日本テレビ放送番組審議会委員も務める。
競馬評論家として

競馬好きとしても知られる。競馬を始めたきっかけは「大学を除籍になった頃にハイセイコー弥生賞を偶然テレビで見たこと」という[14]

1988年には、前述の通り三島賞の賞金を全額日本ダービーに出走するメジロアルダンの馬券に突っ込んで使い果たすが、それが契機となり、同年11月にサンケイスポーツ東京本社版の競馬面で予想コラム「こんなにはずれちゃダメかしら」を連載開始[14]。2016年現在も連載継続中で、実に25年以上に渡る長期連載となっている。同紙が母体の競馬雑誌『週刊Gallop』にも、日本ダービーなどの大レースを中心に時折観戦記を寄せているほか[23][24]、『週刊Gallop』が主催する「Gallopエッセー大賞」でも審査員を務める[25]

1990年代よりテレビの競馬関連の番組にも進出。『スポーツうるぐす』(日本テレビ)では、司会の江川卓と予想対決を繰り広げたほか、『スーパー競馬[26]および『ドリーム競馬 KOKURA』(テレビ西日本制作分)ではゲストとして度々出演。盟友だった佐藤征一アナウンサーが定年の関係もあって番組の表から遠ざかった後は、コメンテーター的司会として毎回出演するようになったが、2007年2月11日の放送を最後に藤城真木子ともども降板した。

ただ、現在では「ファンは柵の向こう側に行ってはだめだ」として、本業の作家業を優先しており、競馬場に行くのは「ダービーと有馬記念の時ぐらい」にまで減っているという[14]
結婚歴

4度の離婚歴と5度の結婚歴がある。子どもは5人。1人目の妻との間に儲けた長女はフリーライターの橋本麻里(1972年誕生)。2人目の妻との間に長男(1973年誕生)がいる。3人目の妻 (1985年-1999年) は谷川直子。しかし女性作家の室井佑月と不倫関係になって谷川とは離婚。その直後に再婚して4人目の妻(1999年-2001年)となった室井佑月との間には男児(2000年誕生)をもうけたが、高橋の不倫を機に離婚。2015年現在、5人目の妻 (2003年- ) との間には男児2人(2004年、2006年誕生)がいる。
発言

「新潮45の[ 杉田水脈論文擁護特集 ]をじっくり読んだ。読むんじゃなかった……。小川論文とか、これ、[公衆便所の落書き]じゃん。こんなの読ませるなよ」等と発言した[27]
エピソード

選択的
夫婦別姓制度を支持する。妻は高橋を「タカハシさん」と呼ぶ[28]

著書
小説

さようなら、ギャングたち』(1982年、講談社/1985年、講談社文庫/1997年、講談社文芸文庫

『虹の彼方に』(1984年、中央公論新社/1988年4月、新潮文庫/2006年11月、講談社文芸文庫)

ジョン・レノン対火星人』(1985年、角川書店/1988年10月、新潮文庫/2004年4月、講談社文芸文庫)

優雅で感傷的な日本野球』(1988年、河出書房新社/1991年4月、河出文庫/2006年6月、河出文庫【新装版】)

『ペンギン村に陽は落ちて』(1989年、集英社/1992年8月、集英社文庫/2010年6月、ポプラ文庫

『惑星P-13の秘密 二台の壊れたロボットのための愛と哀しみに満ちた世界文学』(1990年、角川書店/1992年10月、角川文庫

『ゴーストバスターズ 冒険小説』(1997年、講談社/2000年11月、講談社文庫/2010年4月、講談社文芸文庫)

『あ・だ・る・と』(1999年、主婦と生活社/2002年1月、集英社文庫)

日本文学盛衰史』(2001年、講談社/2004年6月、講談社文庫)

『ゴヂラ』(2001年、新潮社


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