高橋惠子
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さらに同年『おさな妻』でゴールデンアロー賞新人賞受賞[10]。この頃、マスコミによる記事で奔放な不良少女のイメージが作られた[11]。自分とは違うイメージが一人歩きしたことから女優引退を決意するが[12]、引退作のつもりで臨んだ増村保造監督の『遊び』で増村の情熱に感動し、辞意を撤回した[13]

1971年11月末に大映が倒産したことにより五社協定が自然消滅し、東宝へ移籍した[14]。翌1972年『新・だいこんの花』にレギュラー出演し、竹脇無我の妻役を務めた(インタビューでは川崎敬三の妻役と答えているが本人の勘違い)[15]

同年7月から東宝と日本テレビが共同制作していた人気テレビドラマ太陽にほえろ!』に、ヒロインである七曲署(ななまがりしょ)の婦人警官「シンコ」役で2年間[16]レギュラー出演し、人気女優となる。

1973年熊井啓監督の映画『朝やけの詩』に主演[17]

1974年3月、『太陽にほえろ!』で共演した松田優作の劇団「F企画」の旗揚げ公演「みやもと武蔵」で舞台デビューを果たした[18]

1977年、年明け直後からストレスがピークとなり、自己否定するようになった[19]。同年春、睡眠薬を大量に服薬し、自殺未遂を起こした[20]。その後、女優業を休業して、岐阜県の山村で晴耕雨読の日々を送った[21]

1979年の初夏に事務所に女優復帰を申し出て、7月21日初日の渋谷PARCO西武劇場公演『ドラキュラ』の舞台公演でのルーシー役が決まったが、演技に対して恐怖を感じて、7月20日、タイバンコクに逃亡した[22][20]。同年11月初旬に日本に帰国し謝罪会見を開いた。一時芸能界引退を決意するが、翌1980年1月に芸能界復帰会見を開き活動を再開した[23]。民放のサスペンスドラマの愛人役で復帰[24]

1982年、にっかつロマンポルノ10周年記念の大作『ラブレター』に主演した。[25]同作品はロマンポルノ史上最高の興行収入を記録した。『ラブレター』公開後、所属事務所との契約が切れる時期に、かつて『太陽にほえろ!』で共演した萩原健一からの誘いを受けて、比較的小規模の事務所に移ることとなった[26]

1982年操上和美撮影のヌード写真集が発売された[27]。同年三菱銀行人質事件を題材とした映画『TATTOO<刺青>あり』で映画監督の高橋伴明と知り合い結婚[10][28]、同時に芸名も高橋姓に改名。ピンク映画の監督だった高橋伴明にとって、同作品は初の一般映画であった。以後は大人の落ち着きある女性の役柄を数多くこなしている。

1992年、NHK大河ドラマ信長 KING OF ZIPANGU』で織田信長の母「るい」役を1年間担当する。

2012年11月、『カミハテ商店』で、1989年の『花物語』以来23年ぶりに映画主演をしている[29]

同2012年から現在まで、テレビコマーシャル「レディースアデランス」に出演中。

2019年、北海道の民放5局[30]NHK札幌放送局による共同キャンペーン『One Hokkaido Project』のキャンペーンソングに参加[31]

2021年10月上演の『HOPE』でミュージカル初主演[32]
出演
テレビドラマ

ハイカラ一泊旅行(1971年、
TBS)※関根恵子テレビドラマ初出演作品

ザ・ガードマン(TBS / 大映テレビ

第335話「16歳で結婚!女はつらいネ」(1971年) - ひで 役

第349話「16歳の花嫁に夫が二人?」(1971年) - 大井ヨーコ 役

第350話「さよならガードマン! また逢う日まで」(1971年) - 大井ヨーコ 役 ※最終回


水戸黄門 第3部 第20話「帰って来た男・土佐」(1972年、TBS / C.A.L) - おなつ 役

夫婦学校 第12話「二人ぼっち」(1971年、日本テレビ) - ユリ 役

ナショナルゴールデン劇場新・だいこんの花」(1972年、NET

四騎の会ドラマシリーズ3 「ただいま浪人」(1972年、フジテレビ

シークレット部隊(1972年、TBS)

太陽にほえろ!(1972年 - 1974年、日本テレビ / 東宝) - 内田伸子(シンコ) 役

泣くな青春(1972年 - 1973年、フジテレビ / 東宝) - 高木明子 役

北越誌(1972年、NHK

剣客商売(1973年、フジテレビ / 東宝) - おとき 役

幡随院長兵衛お待ちなせえ 第24話「哀しい女」(1974年、毎日放送) - お光 役

めしはまだか!(1974年、NET) - 鈴 役

ポーラ名作劇場「鏡の中の女」(1975年、NET)

傷だらけの天使 第19話「街の灯に桜貝の夢を」(1975年、日本テレビ / 東宝) - あけみ 役

夜の来訪者(1975年、NHK)

俺たちの勲章 第1話「射殺」(1975年、日本テレビ / 東宝) - 塚本ゆみこ 役

青銅の花びら(1975年、毎日放送)

江戸の旋風 第30話「宿場のてまり唄」(1975年、フジテレビ / 東宝)

土曜ドラマ 「生ける人形」(1976年、NHK)

金曜ドラマ 「恋人たちの河」(1976年、TBS)

東芝日曜劇場(TBS系)

第1015回「船出」(1976年、RKB毎日放送

第1637回「東京23区女たちの住宅事情 その3 神宮前の女」(1988年、TBS)


俺たちの朝 第10話「別離とイヤリングと友達の女」(1976年、日本テレビ / 東宝) - 宮野あきこ 役

水曜ドラマシリーズ 女の旅(1976年、フジテレビ) - 旅行会社のコンダクター 宮原美里 役

土曜ワイド劇場テレビ朝日

華麗な殺しの三重奏 決闘の女(1980年) - 愛人 役

松本清張の風の息(1982年) - 相善八重子 役

誘惑されたい女(1983年)

タクシードライバーの推理日誌5(1995年)

牟田刑事官事件ファイル(1995年)

天才刑事・野呂盆六9(2014年、朝日放送) - 涼風凛子 役


木曜ゴールデンドラマ読売テレビ

女たちの他国 愛と炎の山河(1980年)

霧の平戸殺人哀歌 彼女は何故、わが子を殺したか?(1981年)

通り魔を弁護した女(1985年)


火曜サスペンス劇場(日本テレビ)


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