高崎市
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一部新幹線の停車するターミナル高崎駅は群馬県の県庁所在地前橋市の玄関口ともなっており、群馬県の交通の中心地である。平成の大合併では、倉渕村箕郷町群馬町新町榛名町、さらには吉井町を編入し、広大な市域に県庁所在地である前橋市を凌いで県内一の人口を擁するようになった。

高崎都市圏の人口は約53万人で、都市圏人口としては県内一の規模であった[注 1]2010年以降は前橋都市圏に組み込まれており、規模としては北関東最大である。公示地価では、高崎市が商業地・住宅地とも県内最高地点を占めている。市の中心地域(中心市街地)は旧群馬郡高崎町を中心とする地域である。

江戸時代には高崎藩城下町として、中山道の69次中4番目に規模が大きい宿場町として、また物資の集散地・商業のまちとして大いににぎわった。街道筋の田町、本町、新町(現:あら町)などに市が立ち、その様子は「お江戸見たけりゃ高崎田町、紺ののれんがひらひらと」と詠われたほどである。鍛冶町には鍛冶職人が、鞘町には刀の鞘師が、白銀町には金銀細工師らが住み、当時の職人の町は今も町名として留めている。現代でも県内有数の商業都市として盛えている。また、高崎郊外に位置する問屋町は、日本初の郊外型問屋団地である。

日本一のだるまの産地であり、国道18号沿いにはだるまの生産工場が集中している。また、数少ないオーケストラのある地方都市であり、高崎マーチングフェスティバルが開かれるなど、音楽に関する活動が盛んであることから、高崎市は「音楽のある街」と名乗っている。また、高崎フィルム・コミッションにより、ドラマ映画プロモーションビデオ等の撮影を誘致しており、しばしば高崎の市街地や学校などが登場する。毎年、高崎映画祭を開催するなど、音楽以外の芸術・文化活動も盛んである。
高崎市の宣言・憲章


地球市民宣言

生涯学習都市宣言

いきいき長寿社会憲章

ゆとり創造都市宣言

核兵器廃絶平和都市宣言

交通安全都市宣言

身体障害者福祉モデル都市宣言

地理高崎市中心部周辺の空中写真。2010年5月8日撮影の40枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。高崎白衣大観音から望む高崎市

関東平野の北西部に位置している。東京都の都心からはおよそ90 km - 100 km程度である。西端は長野県北佐久郡軽井沢町、東端は前橋市に接しており、群馬県南西部をほぼ横断する形になっている(飛地があるため、完全に横断する形ではない)。

市内から赤城山榛名山妙義山上毛三山を望むことができる。特に榛名山の南面は、大部分が市域に含まれる。また市内には、利根川烏川碓氷川など、大きな一級河川が流れている。特に烏川は、流域のほとんどが市域に含まれている。

また、海岸より100 km以上離れた内陸に位置するにもかかわらず、中心市街地の標高は97.1 m(高崎市役所)と低い[3]。また、市の北部及び西部には標高1,000 m以上の地点も存在し、倉渕町川浦の浅間隠山にある東吾妻町及び、長野原町との境界では標高1,690 m、新町の烏川河川敷の標高60 mと標高差が1,630 mもある[4]
市勢
概要

面積:459.16
km2

(2014年10月1日現在)[3]

総人口:370,176人

男性:181,413人

女性:188,763人


人口密度:806人/km2

世帯数:153,390世帯

(@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}2017年10月1日[要検証ノート]現在)
人口


高崎市と全国の年齢別人口分布(2005年)高崎市の年齢・男女別人口分布(2005年)
■紫色 ― 高崎市
■緑色 ― 日本全国■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性

現在、技術上の問題で一時的にグラフが表示されなくなっています。

高崎市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

令和2年度国勢調査によると、当市に常住する就業者は180,730人おり、そのうち市内で就業する者が121,594人。他市区町村への15歳以上の就業先は1位前橋市19,446人、2位藤岡市5,872人、3位安中市4,073人、4位富岡市3,707人、5位東京都特別区部2,859人である。都道府県別では群馬県内の他市町村で就業する者が45,325人、他県への通勤者数は1位埼玉県3,851人、2位東京都3,057人、3位栃木県297人、4位長野県271人、5位神奈川県255人である。また、平成17年度国勢調査によると、合併前の旧市内に常住する就業者が117,683人おり、そのうち市内で就業する者が82,146人。他市区町村への就業先は1位前橋市11,171人、2位藤岡市2,792人、3位東京都特別区部2,346人、4位群馬町2,157人、5位安中市1,988人であった。都道府県別では県内他市町村で就業する者が29,888人。他県への通勤者数は1位東京都2,452人、2位埼玉県2,390人、3位長野県172人、4位栃木県162人、5位神奈川県154人であった。
隣接している自治体

群馬県

前橋市

安中市

藤岡市

渋川市

富岡市

甘楽郡甘楽町

北群馬郡榛東村

佐波郡玉村町

吾妻郡東吾妻町

吾妻郡長野原町


埼玉県

児玉郡上里町


長野県

北佐久郡軽井沢町


中心市街地木曾街道六拾九次 高崎(歌川広重画)

高崎市の中心市街地は、およそJR高崎線JR信越本線国道17号で囲まれた地域である。この地域は江戸時代以来の城下町であったとともに、中山道宿場町でもあった。市役所を始めとする主要な行政機関や文化施設、公共施設、また数多くの商店街や金融機関、大型商業施設、宿泊施設などがこの地域に立地している。ただ、近年は高崎駅の東側にも商業施設や文化施設などが進出してきている。
高崎駅西口西口にはペデストリアンデッキが設置されている。高崎高島屋
高崎駅西口北

ペデストリアンデッキ(慈光通り)に沿って大型商業施設や百貨店が並ぶ。

高崎OPA

高崎島屋

モントレー

アニメイト高崎

ウエストパーク1000

ホテルメトロポリタン高崎

高崎駅西口南

ペデストリアンデッキは駅前のみである。ホテルが多い。

高崎ワシントンホテルプラザ

アパホテル高崎駅前

東横イン高崎駅西口


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