その後も、ユニバーシアード東京大会(1967年・バレーボール)、全国障害者スポーツ大会(2013年)、全国高等学校総合体育大会(2014年・女子サッカー)など各種大会の会場として使われた。並行して、軟式野球場や水泳場、サイクリングコース、硬式野球場、トレーニング施設、オリンピックメモリアルギャラリーなどが整備された[2]。各スポーツ施設の老朽化等に対応するため、2010年に「駒沢オリンピック公園総合運動場改修・改築基本計画」が策定されている[5]。
2009年からは、毎年東京ラーメンショーの会場として使用されている。また、ミュージック・ビデオ撮影にも何度か使用されている。
周辺には、1964年東京オリンピックの際にバレーボールの練習場となった駒澤大学講堂兼体育館(6号館)、東京都選定歴史的建造物に選定されている駒澤大学耕雲館(禅文化歴史博物館)がある。緑豊かな公園は周辺住民をはじめ、駒澤大学や日本体育大学の学生たちの憩いの場となっている。
2020年東京オリンピックの東京都の聖火リレーは、2020年7月10日に駒沢オリンピック公園中央広場からスタートする予定であった。東京都の聖火リレーランナーの公募には1万6910人から応募があり、東京都の公募枠は165人で倍率は102倍となった[6]。
2025年11月に予定されている聴覚障害者の世界的なスポーツ大会「デフリンピック日本大会」のメイン会場に指定されており[7]、陸上競技場で総合開閉会式と陸上競技、体育館・または屋内球技場(体育館の補助アリーナ)のどちらかで、レスリング(グレコローマンスタイル・フリースタイル双方)とハンドボールの大会が予定されている。
施設駒沢オリンピック公園周辺の空中写真。1989年撮影の4枚を合成作成。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。
以下に示す運動施設群のほか児童公園などが整備されている。 2005年に駒沢オリンピック公園総合運動場補助競技場と共に人工芝に張り替え、リニューアルオープンした。 駒沢オリンピック公園の外周を一周するような形で設けられているほか、硬式野球場を囲むようにファミリーコースがある。サイクリングコースとジョギングコースは基本的には園内道路に併設されているが、サイクリングコースは一部区間で単独コースとなっている。このほか、補助輪付自転車のためのコース(チリリンコース)やレンタルサイクルもある。 逆走行為やスケートボードなどの利用、サイクリングコースに歩行者やジョギング目的の利用者が立ち入ることは安全のため禁止されている。 各コースの概要は下記の通りである[8]。 1987年に陸上競技場のスタンド下に造られた。マシン器具の他にスタジオもある。
陸上競技場「駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場」を参照
第一球技場「駒沢オリンピック公園総合運動場第一球技場」を参照
第二球技場
収容人数:1618人(座席数約1000人・メインスタンドのみ固定座席、他は芝生席)
照明設備
得点板
体育館「駒沢オリンピック公園総合運動場体育館」を参照
屋内球技場「駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場」を参照
硬式野球場「駒沢オリンピック公園総合運動場硬式野球場」を参照
サイクリングコース・ジョギングコース
サイクリングコース:反時計回り、2080m
ジョギングコース:反時計回り、2140m
ファミリーコース:時計回り、800m
チリリンコース:反時計回り、350m。
その他
補助競技場(フィールド部分は人工芝)
軟式野球場
テニスコート
トレーニングルーム(陸上競技場スタンド内にある)
東京オリンピックメモリアルギャラリー
スケートパーク(スケートボードやローラースケート用の施設)
屋外プール(2011年廃止)
ドッグラン
トレーニングルーム(ジム)
アクセス
東急田園都市線駒沢大学駅から徒歩15分[9]
ギャラリー
公園の様子。右端が陸上競技場。
春の駒沢公園。花見スポットとして有名。
公園から見た駒沢通り
公園で熱気球(2008年8月23日撮影)
脚注^ 【今昔まち話】駒沢オリンピック公園(東京・世田谷)幻の「五輪」「10万人競技場」
^ a b 駒沢オリンピック公園総合運動場 > 歴史・沿革
^ ⇒戦後都市計画を再考する:高山英華の生涯 第42回NSRI都市・環境フォーラム, 2011年
^ Setagaya100 2020, p. 91.
^ ⇒「駒沢オリンピック公園総合運動場改修・改築基本計画」を策定しました 東京都報道発表資料, 2010年7月[リンク切れ]
^ “聖火リレーランナー公募に延べ53万5717件の応募があったと発表した。”
^ 2025デフリンピックの開催計画(案)
^ ⇒施設内紹介 。