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駄獣・伝馬に乗せられる荷重は40貫目(150kg)までと決められていた[48]。また江戸時代に使われた馬が背負う単位として駄が使われ、江戸時代の定めでは三十六貫(135kg)を言った[49]。競馬などでは負担重量は年齢と体格などで決められており、だいたい60kg下である。道路の状態によるが一頭が引ける力は馬力と呼ばれる。馬種、馬の体格、車輪付きかそりか、道路の状態、馬具などによって運べる重量は変化する。ばんえい競走では、最高の1,000sのソリを運ぶ[50]

カナダ、ユーコン、ドーソンで荷物を運ぶウマ(1899年

カナダでを引くウマ(1900年ころ)

二頭のウマに2本の丸太を背負わせストレッチャー状にして負傷者を運ばせているところ(1876年

米軍の通信隊が無線テレグラフ装置をウマに運ばせる時の背負わせ方の例。軍隊で荷役に使う場合は「軍用馬」にも分類される。

pac saddleとpac bagを組み合わせて荷物を背負わせ運ばせている様子(1980年ころ、オーストラリア

エンジンが無かった時代、運河では狭すぎてセイリング(帆による航行)が無理なので、船はウマ(やロバ)などに引かれて進んだ。この写真はイギリスのen:Grand Western Canal(現代)。フランスで17世紀に建設されたミディ運河でもかつては同様にウマに船を引かせた。

インド、カシミールで芋を背負い運ぶウマ(現代)

チベットのガイドのウマが荷物を運ぶ様子(現代)

荷を背負いつり橋を渡るウマ(現代)

丸太を運ぶウマ(現代)。動画。

馬車をひく(馬車馬、ばしゃうま)

馬車を引かせるためにも使う。ただし古代にチャリオットを引いていた場合は「軍用馬」(後述)と分類するほうが適切であろう。

古代ギリシア

1840年ころのフランスの馬車の再現(博物館展示)

1905年、米国ネヴァダ州

キャリッジを引く馬(1919年、El Paso Herald掲載画)

(メキシコ、2014年)

結婚式で花嫁の移動に使われた馬車(右)とそれを引いた馬(左)(2008年)

農業馬(農耕馬など)

主に畑などを耕す時にプラウ馬鍬をひかせるために用いる。他にも動力源としても。たとえばプレス圧搾機)の動力源としても用いた。

プラウをひく馬(ピーター・ブリューゲル 画。1558年ころ)

ディドロ、ダランベールの『百科全書』に掲載された、プラウをひく馬の挿絵。(1762年)

(1886年)

馬にプラウをひかせるトルストイ1887年画)

プラウをひく農耕馬(イギリス、1999年)。

プラウをひく農耕馬(現代)

プラウをひく農耕馬(ロシア、現代)


ベリー公のいとも豪華なる時祷書』の「10月」のページに掲載された馬と馬鍬の絵。(1412年-1416年ころ、および1440年ころ。)

馬鍬を引かせているところ。(1598年

馬鍬をひく馬(2009年、オーストラリア)


収穫に使っているところを表していると推察されている絵(紀元前4世紀ころ、トルコ

馬を動力として用いた脱穀機1881年、フランス。Dictionnaire encyclopedique et biographique de l'industrie et des arts掲載挿絵。)

収穫に使われている馬。(1900年ころ)


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