馬鹿が戦車でやって来る
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これは具体的な地域を特定しない、日本のどこかにありそうな農村を舞台にした物語で、「木下順二さんの作品からの影響」という[2]

劇中登場した旧陸軍の戦車“愛國87号”は、新潟県大原鉄工所が1951年に開発した「吹雪号雪上車」の試作型をベースに、300万円(映画製作当時)の費用をかけて改造したものであった[3]

この戦車は旧陸軍の戦車の特徴をあらかた混ぜたような独特のデザインであり、この車両そのままの実車は存在していないが、砲塔の形状や、砲塔上部外周に鉢巻アンテナがあることなどから、モデルの戦車は九七式中戦車初期型だと思われる。
評価

『証言 日中映画人交流 (集英社新書)』、劉文兵(集英社、発売日2011/4/15、256ページ、ISBN-10 4087205908、ISBN-13 978-4087205909)の175頁では、山田洋次監督との会話の中で共産主義のプロパガンダ映画のパロディという見方を紹介している。

漫画『
こちら葛飾区亀有公園前派出所』の中で、主人公の両津勘吉が「少年時代にこの映画を見、心をうたれた」と話すシーンがある(単行本132巻「最強のキャンピングカーの巻」)。これは作者の秋本治の体験を代弁させたもので、秋本は自分の好きな映画の1つに当作品を挙げている。また、こち亀では124巻「バカ(りょーつ)が戦車(バトルタンク)でやって来たの巻」と192巻「バカがシンクタンクでやって来るの巻」という内容の話がある。

テレビアニメ元祖天才バカボンのオープニングでバカボンパパが戦車に乗って登場するシーンがあるが、これは本作のオマージュだと言われている。

スタッフ

監督・脚本:
山田洋次

企画:市川喜一

原案:團伊玖磨

製作:脇田茂

撮影:高羽哲夫

美術:佐藤公信

照明:戸井田康国

編集:浦岡敬一

音楽:團伊玖磨東宝

録音:小尾幸魚

調音:佐藤広文

装置:小島勝男

装飾:鈴木八州雄

助監督:熊谷勲

渉外:秦野賢児

進行:金勝実、西岡旨審

キャスト

サブ:
ハナ肇

紀子:岩下志麻

兵六:犬塚弘

郵便配達夫:小沢昭一

仁右衛門:花沢徳衛

とみ:飯田蝶子

赤八:田武謙三

市之進:菅井一郎

釣り人:松村達雄(東宝)

百田巡査:穂積隆信

床屋の親爺:渡辺篤

かね:武智豊子

たね:小桜京子

茂十:天草四郎

九作:常田富士男

医師・新吾:高橋幸治

山本幸栄

堀真奈美

大杉莞児

土紀洋児

秩父晴子

後藤泰子

城戸卓

高木信夫

今井健太郎

土田桂司

阪修

村瀬正彦

外池宏治

市川小伝治

高峰竜三

園田健二

鬼笑介

国分秋恵

遠山文雄

城谷皓治

船頭:東野英治郎

若い男:谷啓

併映作品

忍法破り 必殺』: 梅津明治郎監督

脚注・出典^ 山田洋次DVDマガジンVol.17 本誌P.12
^ 山田洋次DVDマガジンVol.17 本誌P.10
^ この車両は2015年現在でも現存している。
( ⇒社長の小部屋>カマド「社長の小部屋」web版 2015年2月「馬鹿がフォークリフトでやって来る!?」










ハナ肇とクレージーキャッツ
メンバー

ハナ肇

植木等

谷啓

犬塚弘

安田伸

石橋エータロー

桜井センリ

主要楽曲

スーダラ節

ドント節・五万節

無責任一代男

ホンダラ行進曲

図々しい奴

だまって俺について来い

悲しきわがこころ

おらぁグズラだど

ウンジャラゲ

アッと驚く為五郎


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