?城で苦戦する劉備と?統の元を訪れ、諸葛亮が天文を見たところ凶兆があったことを知らせた。しかし、?統はこの忠告を諸葛亮の嫉妬によるものとして黙殺する。まもなく?統は落鳳坡で戦死し、諸葛亮が劉備の軍師を務めるため荊州を離れると、関羽は荊州の留守を守ることになった。馬良は文官の一人として関羽を補佐している[12]。
関羽が樊城を守る曹仁を攻めた時、左腕に毒矢を受けた。毒は骨まで達していたので華佗の手術を受けたが、関羽は馬良と囲碁をし、肉をかじり談笑しながら平然と手術を受けた[13]。呂蒙・陸遜に背後から襲撃され関羽が窮地に追い込まれると、伊籍と共に成都へ援軍要請の使者となる[14]。
夷陵の戦いにおいては、戦況が長期化する中で劉備の布陣に疑問を持ち、成都の諸葛亮に意見を求めることを勧め、劉備の命令により諸葛亮の元へ赴く。諸葛亮は劉備の布陣に致命的な欠陥があると見抜き、馬良を急いで劉備の陣に戻らせたが間に合わず、劉備は陸遜に大敗してしまう[15][16][17]。また、史実とは異なり夷陵の戦いでは戦死せず、諸葛亮の南征中に死去したことになっていて、輸送部隊を率いてきた馬謖が諸葛亮にその死を告げた[18]。
脚注^ a b 三國志蜀書九 董劉馬陳董呂傳 (中国語), 三國志/卷39#馬良, ウィキソースより閲覧。 - 馬良字季常，襄陽宜城人也。
^ a b 三國志 蜀書九 董劉馬陳董呂傳 (中国語), 三國志/卷39#馬良, ウィキソースより閲覧。 - 及東征?，遣良入武陵招納五溪蠻夷，蠻夷渠帥皆受印號，咸如意指。會先主敗績於夷陵，良亦遇害。先主拜良子秉為騎都尉。
^ 三國志 蜀書九 董劉馬陳董呂傳 (中国語), 三國志/卷39#馬良, ウィキソースより閲覧。 - ?里為之諺曰：「馬氏五常，白眉最良。」良眉中有白毛，故以稱之。
^ 三國志 蜀書九 董劉馬陳董呂傳 (中国語), 三國志/卷39#馬良, ウィキソースより閲覧。 - 先主領荊州，闢為從事。
^ 三國志 蜀書九 董劉馬陳董呂傳 (中国語), 三國志/卷39#馬良, ウィキソースより閲覧。 - 及先主入蜀，諸葛亮亦從後往，良留荊州，與亮書曰：「聞?城已拔，此天祚也。尊兄應期贊世，配業光國，魄兆見矣。〈臣松之以為良蓋與亮結為兄弟，或相與有親；亮年長，良故呼亮為尊兄耳。〉夫變用雅慮，審貴垂明，於以簡才，宜適其時。若乃和光悅遠，邁德天壤，使時閒於聽，世服於道，齊高妙之音，正鄭、衛之聲，並利於事，無相奪倫，此乃管弦之至，牙、曠之調也。雖非鍾期，敢不?節！」先主闢良為左將軍掾。
^ 益陽市史
^ 三國志 蜀書九 董劉馬陳董呂傳 (中国語), 三國志/卷39#馬良, ウィキソースより閲覧。 - 後遣使?，良謂亮曰：「今銜國命，協穆二家，幸為良介於孫將軍。」亮曰：「君試自為文。」良即為草曰：「寡君遣掾馬良通聘繼好，以紹昆吾、豕韋之勳。其人吉士，荊楚之令，鮮于造次之華，而有克終之美，原降心存納，以慰將命。」權敬待之。
^ 三國志 蜀書九 董劉馬陳董呂傳 (中国語), 三國志/卷39#馬良, ウィキソースより閲覧。 - 先主稱尊號，以良為侍中。
^ 三國志 蜀書九 董劉馬陳董呂傳 (中国語), 三國志/卷39#馬良, ウィキソースより閲覧。 - 良死時年三十六，謖年三十九。
^ 三國志 蜀書九 董劉馬陳董呂傳 (中国語), 三國志/卷39#【評】, ウィキソースより閲覧。 - 評曰：董和蹈羔羊之素，劉巴履清尚之節，馬良貞實，稱為令士，陳震忠恪，老而益篤，董允匡主，義形於色，皆蜀臣之良矣。呂乂臨郡則垂稱，處朝則被損，亦?、薛之流亞矣。
^ 『三國演義』第五十二回 諸葛亮智辭魯肅 趙子龍計取桂陽 (中国語), 三國演義/第052回, ウィキソースより閲覧。
^ 『三國演義』第六十三回 諸葛亮痛哭?統 張翼德義釋嚴顏 (中国語), 三國演義/第063回, ウィキソースより閲覧。
^ 『三國演義』第七十五回 關雲長刮骨療毒 呂子明白衣渡江 (中国語), 三國演義/第075回, ウィキソースより閲覧。
^ 『三國演義』第七十六回 徐公明大戰?水 關雲長敗走麥城 (中国語), 三國演義/第076回, ウィキソースより閲覧。
^ 『三國演義』第八十三回 戰?亭先主得讎人 守江口書生拜大將 (中国語), 三國演義/第083回, ウィキソースより閲覧。
^ 『三國演義』第八十四回 陸遜營燒七百里 孔明巧布八陣圖 (中国語), 三國演義/第084回, ウィキソースより閲覧。
^ 『三国志演義 (支那文学評釈叢書 ; 第1巻)』第七 先主?亭の敗 頁二〇五-二一七 - 国立国会図書館デジタルコレクション
^ 『三國演義』第八十七回 征南寇丞相大興師 抗天兵蠻王初受執 (中国語), 三國演義/第087回, ウィキソースより閲覧。