香川県警は丸亀署と善通寺署を統合して新署を設置するにあたって、現在高松市に置かれている交通機動隊を分散させて、中讃分駐隊を同新署に新設し、治安の回復を図ろうとしている[22][23]。
交通
航空高松空港
香川県内の唯一の空港は高松空港である。高松市香南町由佐に所在する国管理空港で、国内線では東京、成田、那覇の3都市へ、国際線ではソウル、上海、台北、香港の4都市へ定期便が運行している。上海便は格安航空会社によって2011年(平成23年)3月末に就航する予定であったが、東日本大震災や福島第一原発の事故の影響(主に風評被害)で就航が延期され、同年7月15日から週2回で運航が開始された。成田、台北への路線は2013年(平成25年)に運航が開始されたものである。
利用客は香川県のほか一部徳島県にも及び、徳島県を放送エリアとする四国放送では高松空港発着のツアーCMが流されることがある。 この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方)
高松空港 - 高松市
鉄道
出典検索?: "香川県"
香川県は四国の鉄道の集中点であり、予讃線と高徳線は高松駅から、土讃線は多度津駅から四国各県へ鉄道路線を延ばしている。四国で唯一、四国全県の県庁所在地と優等列車で直結されている県であり、その全列車が発着している列車運用上の集中点である高松駅は、一大ターミナル駅としてJR四国で最大の利用客数を有する(私鉄も含めると愛媛県松山市の伊予鉄道松山市駅に次ぐ第二位)。また、県内のJRの路線は神奈川県・大阪府・滋賀県と同じく四国内で唯一、すべて幹線で、地方交通線は存在しない。
なお、香川県では、平成の大合併により鉄道が通っていない市町村と鉄道が通る市町村が合併したことで、2020年現在、離島部を除く四国本土部のすべての市町村に鉄道が通っている。
香川県で最初の鉄道は1889年(明治22年)5月23日に讃岐鉄道によって開通した丸亀 - 多度津(現駅とは別の場所) - 琴平(現・予讃線、土讃線)間であり、県庁所在地の高松ではなかった。その高松には8年後の1897年(明治30年)2月21日に丸亀から順延する形で開通した。その後、讃岐鉄道は山陽鉄道に買収されるものの、直後に国有化される。国鉄はその後順次路線を拡大していき、1925年(大正14年)8月1日には高徳線を開業させるに至った。一方、私鉄は1911年(明治44年)11月18日には東讃電気軌道(現・ことでん志度線)、1912年(明治45年)4月30日には高松電気軌道(現・ことでん長尾線)、1926年(大正15年)12月21日には琴平電鉄(現・ことでん琴平線)が相次いで開業している。他にも大正から昭和にかけて、琴平参宮電鉄、琴平急行電鉄、塩江温泉鉄道などの私鉄が開業したが、いずれも経営不振や太平洋戦争への資材供出などにより廃止されている。また、1917年(大正6年)5月20日には高松市内を走る路面電車(市内線)が開通し、市民の足として盛況していたが、1945年(昭和20年)7月4日の高松空襲による戦災で復興されずに廃止されている。
戦後は県内の鉄道に関して大きな変化は無かったが、1988年(昭和63年)4月10日に瀬戸大橋が開通すると本四備讃線(瀬戸大橋線)が開業し、本州の鉄道と直結されることによって県内はもとより四国各県の鉄道事情は大きく変化、向上した。
四国新幹線の計画があるが、実現の見通しは全く立っていない。このため2016年3月の北海道新幹線開業により、四国は日本の主要4島で唯一高速鉄道の存在しない島となっている。高松駅琴電琴平駅
四国旅客鉄道(JR四国)
■ 予讃線 - 高松駅(高松市) - 箕浦駅(観音寺市)