飛鳥山
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東京都交通局6000形電車 6080号:1949年製造、1978年4月まで走行[14]

石碑


飛鳥山碑:1737年(元文2年)建立で、飛鳥山の由来を記す。あまりに難解な漢文であるため、江戸時代は読めない碑として知られた。

桜の賦の碑:1881年(明治14年)建立。佐久間象山の書いた「桜賦」を、門弟勝海舟の意で碑にしたもの。

船津翁の碑:1899年(明治32年)建立。大久保利通の招きで駒場農学校農場監督となり、後に西ケ原農事試験場技師として農業の発展に努めた船津伝次平の功績を顕彰する。こどもの広場脇の茶店隣に位置する。

古墳


飛鳥山古墳群:公園内に分布する古墳群で、円墳5基以上から構成される。1989年(平成元年)・1991年(平成3年)に発掘調査が実施されている。1号墳は直径31メートルの円墳で、埋葬施設は凝灰岩質石材による切石積みの横穴式石室であり、石室の平面形は石室中央部が膨らむ胴張り形を呈する。その他の古墳は直径20メートル程度の円墳で、周溝が認められる。古墳時代後期-終末期6世紀後半-7世紀初頭頃の営造と推定される[15]


晩香廬

青淵文庫

D51 853

飛鳥山碑

桜の賦の碑

アクセス

住所は東京都北区王子1-1-3。

最寄り駅はJR京浜東北線および南北線王子駅から徒歩5分程度、都電荒川線(東京さくらトラム)の王子駅前停留場または飛鳥山停留場から下車徒歩3分。有料駐車場もある。

前述のように、園内には飛鳥山公園モノレール(スロープカー)が設置されており、飛鳥山山頂駅へ登れる。
脚注[脚注の使い方]^ a b “重要文化財旧渋沢家飛鳥山邸(旧渋沢庭園)と名勝旧古河氏庭園(都立旧古河庭園)”. 東京都教育庁地域教育支援部生涯学習課. 2024年3月8日閲覧。
^ “ ⇒「名所」飛鳥山の誕生”. www.asukayama.jp. 飛鳥山3つの博物館. 2018年9月11日閲覧。
^ “ ⇒四季折々?春「花見」”. www.asukayama.jp. 飛鳥山3つの博物館. 2018年9月11日閲覧。
^ a b c “飛鳥山公園Q&A”. 東京都北区. 2018年9月11日閲覧。
^徳川実紀』に「吹上の御庭に桜楓の苗多く叢生したるを御覧ありて小納戸松平専助当恒によくやしなふへしと命せられしにより別に花欄を設け懇につちかひ水そそきけるにいくほともなく其苗五六尺はかりになりしかは広尾隅田川のほとり又は飛鳥山に植ゑられし其中にも飛鳥山は享保五年九月より植ゑはしめ凡そ桜二百余種楓百本松百本植ゑられしに桜はわきて年を逐て枝葉しけり花の時は燦爛として美観をなせり」とある。
^ “ ⇒日本最初の公園指定”. www.asukayama.jp. 飛鳥山3つの博物館. 2018年9月11日閲覧。
^ 北区飛鳥山博物館. “【飛鳥山】古今東京名所 飛鳥山公園地王子製紙会社|東京都北区”. www.city.kita.tokyo.jp. 2018年9月11日閲覧。
^ “ ⇒飛鳥山3つの博物館とは”. www.asukayama.jp. 飛鳥山3つの博物館. 2018年9月11日閲覧。
^ a b 「寝転がって天体観測、花火、野外ライブ…飛鳥山公園で何したい? 150周年記念でアイデア募集」『毎日新聞』朝刊2023年6月26日(東京面)2023年7月1日閲覧
^ “飛鳥山3つの博物館”. 東京都北区土木部道路公園課公園係. 2024年3月8日閲覧。
^ a b “飛鳥山公園拡大マップ”. 東京商工会議所. 2024年3月8日閲覧。
^ 正田実知彦、鈴木誠、服部勉、粟野隆「曖依村荘庭園の構成と意匠に関する復元的考察」『ランドスケープ研究』第74巻第5号、公益社団法人 日本造園学会、公益社団法人日本造園学会、379-382頁。 
^ “ ⇒蒸気機関車D51853(飛鳥山公園内展示)”. www.asukayama.jp. 飛鳥山3つの博物館. 2018年9月11日閲覧。
^ “ ⇒都電6080(飛鳥山公園内展示)”. www.asukayama.jp. 飛鳥山3つの博物館. 2018年9月11日閲覧。
^ 「飛鳥山古墳群」『日本歴史地名大系 13 東京都の地名』平凡社、2002年

関連文献

斎藤長秋 編「卷之五 玉衡之部 飛鳥山」『
江戸名所図会』 3巻、有朋堂書店〈有朋堂文庫〉、1927年、317-328頁。NDLJP:1174157/163。 

関連項目

旧渋沢家飛鳥山邸 - 栄一が晩年に別荘さらに本邸とした東京都北区にある建物。


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