飛島_(山形県)
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

保育所 - 酒田市が運営する飛島へき地保育所が、酒田市とびしま総合センター内にある[14]

水道 - 島内9つのダムを水源とし、計画給水人口700人、計画1日最大給水量が315立方メートルの飛島簡易水道が整備されている。凝集沈でん、急速ろ過塩素消毒に加え、球状活性炭によりトリハロメタンを除去する高度浄水処理を導入したため、水質も向上した。貯水池の整備と浄水場の増槽により、渇水が当たり前だった時期に比べると供給量には余裕がある。しかし、少雨によりしばしば渇水に悩まされる(近年では2015年に渇水になっている[15])。

電気 - 勝浦に東北電力ネットワーク飛島火力発電所があり、ここで島の電気を賄っている。重油を燃料とした発電機4機、計750キロワットの発電能力がある。

医療機関 - 酒田市立飛島診療所があるが、医師は常駐していない(2017年6月末時点、看護師2名のみ)[16]。平時および急患発生時は酒田市立八幡病院の医師がテレビ電話による遠隔診療、オンシーズンは週1回、山形県・酒田市病院機構日本海総合病院および酒田市立八幡病院の医師が飛島を訪問しての診療が行われる。島内には山形県消防学校より寄贈された搬送車が1台配備されている。集団健診時には、とびしま総合センター内に酒田市飛島健診診療所が開設される。

急患搬送 - 基本的にドクターヘリ日本海総合病院に搬送される。山形県立中央病院から山形県ドクターヘリが出動するが、山形県ドクターヘリが出動できない場合は、協定により隣県ドクターヘリが出動するほか、山形県消防防災航空隊ヘリ「もがみ」、海上保安庁ヘリ(仙台航空基地新潟航空基地)、陸上自衛隊神町駐屯地第6飛行隊ヘリ、航空自衛隊航空救難団秋田救難隊ヘリが派遣されることもある。夜間・荒天などにより航空機が出動できない場合は、海上保安庁第二管区海上保安本部酒田海上保安部の巡視船艇が出動する。

金融機関 - 島内には金融機関として山形県漁業協同組合の飛島支所がある。また、飛島郵便局ATMを利用できる(日祝日は取扱していない)。

食堂 - 勝浦に2軒。カフェスペース「しまかへ」、メニューはラーメンのみの「ほんま食堂」。

商店 - 勝浦に雑貨店、煙草店がある。食料品などを販売する店はない。

宿泊施設 - 勝浦に旅館民宿が13軒ある。

電話 - 通じている。NTT酒田ビルから無線伝送を行い、島内の無線中継所から有線回線でサービスを行っている。

インターネット - 光通信およびADSLが利用できる[17]公衆無線LANは設置されていない。

携帯電話 - NTTドコモauSoftBankの携帯電話のLTEが使えるが、集落内に限られる。

放送 - 山形県の放送局は全て受信可能(鶴岡市高館山から)。高館山の電波が直接受信できない法木には共同受信施設があり、各戸へ配信を行っている。

宅配便 - 飛島郵便局が配達を行っているゆうパックと島内の業者が委託配達を行っている宅急便ヤマト運輸)は、商品代引を含め、本土とほぼ同じサービスが受けられる。ほか各社とも荷物の受付は行っているが、配送員による島内各戸への配達は行っていない(島民が勝浦港まで取りに来る方式)。そのため、島民は一部宅配便業者による通信販売の商品代引は受けられない。なお、定期船「とびしま」を運航する酒田市定期航路事業所にて貨物運送を受け付けており、利用する際は直接、酒田市定期航路事業所へ持ち込む必要がある。

ガソリンスタンド - 無し。漁船や火力発電所に給油するために、山形県漁業協同組合所有の給油船が来航する。

ごみ・し尿 - 漁業集落排水施設は未整備で合併処理浄化槽等により汚水処理を行なっている。業者がごみ・し尿の収集を行い、定期的に酒田市所有の運搬船で酒田港に輸送する。

選挙 - 交通の便の問題から、選挙期間中に候補者が来島することはほとんどない。投票は投票日の2日前までに行われる。投票箱は定期船とびしまで酒田港に運ばれ、開票まで酒田市選挙管理委員会で封印される(繰り上げ投票)。投票箱の輸送の様子は、選挙の度に地元ニュースで紹介されている。2019年4月7日が投開票日となった山形県議会議員選挙では、4月5日に繰り上げ投票が行われたものの定期船が7日まで欠航することが見込まれたことから、4月6日に初めて県の消防防災ヘリコプター「もがみ」によって運ばれた[18]

名所

テキ穴遺跡 -
1964年(昭和39年)に平安時代の人骨と土器類が発見された洞窟遺跡。開口部は幅、高さ共に1.5メートルほどであるが、3つの洞により構成され、人骨や土器類が発見された第3洞は奥行きが23メートル、天井部の高いところで4メートル、幅広いところで5メートルある。報告書に拠れば、人骨は22体分あり、共に出土した土器類から9 - 10世紀の年代が考えられる。人骨は鶴岡市の致道博物館に展示されている。

源氏盛・平家盛 - 源氏平家落ち武者が島に流れ着き、漁師となった際に刀剣を埋めたという伝承の塚。

刻線刻画石

次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:83 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef