風邪
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症状は、咳嗽(咳、症例の50 %[2][1][14]咽頭痛 (40 %[2])[1]鼻汁鼻詰まり[14]など局部症状(カタル症状)、および発熱[14]倦怠感[14]頭痛[14]筋肉痛 (50 %[5]) など。

鼻汁は通常、風邪の初期はさらさらとした水様で、徐々に粘々とした性に変化する。

高齢者では、肺炎に至っても発熱は微熱程度のこともある[15]
不顕性感染

抗体を持たない者に風邪ウイルスを鼻投与する、ある実験で、25 %の者がほぼ無症状で終わった例がある。これが無症候性感染/不顕性感染と呼ばれる現象であり、風邪をめぐる未解明の謎の一つである [16]
病原体

原因の7 - 8割がウイルスである[17]。日本の研究ではかぜ症候群の原因は8 - 9割がウイルスとも言われ、一方で非感染性因子によるものも少数ではあるが挙げられている[7]
ウイルス
ライノウイルス (30 % - 80 %)[18][19][20]
普通感冒の原因ウイルスのひとつである。くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどが主症状で、年齢を選ばない。「普通感冒」とは、この症状のこと。つまり、いわゆる鼻かぜ、のど風邪のことを普通感冒という。
コロナウイルス (15 %)[21][22]
1960年代に最初に発見された、冬に感染しやすいウイルス。SARSMERSCOVID-19新型コロナウイルス)の症候群は風邪(普通感冒)と区別される。
インフルエンザウイルス (10 % - 15 %)[23][24]
英語では "flu" とされる。風邪として扱われないことが多い。
アデノウイルス (5 %) [23]
夏に流行。プールで感染する咽頭結膜熱(プール熱)として知られる。
パラインフルエンザウイルス
インフルエンザという名称が入っているが、インフルエンザウイルスとは別のウイルスである。喉頭と下気道に感染しやすい。子供がかかる場合が多い。
RSウイルス
小児発症の原因病原体として最多であり、気管支炎や肺炎を起こしやすい。乳幼児は重症になる場合もある。冬の感染が多い。
エコーウイルス

エンテロウイルス
下痢を起こしやすい。夏に流行する。
診断

風邪とインフルエンザの違い[14]風邪(Cold)インフル (Flu)
発熱まれ頻出 (37-38℃)
頭痛まれ頻出
疼痛わずか大部分、重度となりえる
疲労・脱力時々大部分、2-3週続く
極度の疲労なし大部分
鼻汁頻出時々
くしゃみ頻出時々
のどの痛み頻出時々

アメリカ疾病予防管理センター (CDC) は、以下のケースでは医療機関に受診すべきと勧告している。

体温が摂氏38度以上の場合[4]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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