風と雲と虹と
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秀子(ひでこ)[注釈 6]
演:丹阿弥谷津子国香の妻で貞盛の母である。良将の死後、将門の土地を横領し、仮病を使い将門との対面をうやむやにしようとする国香に「いっそ土地をお返しなされ」と諭す。良兼、良正と将門との戦いの前に自らは戦いを回避しようとする貞盛の使いとして将門の元に赴く。しかし、結果として貞盛は良兼らと共に戦うことになる。将門との別れの際に「力になりたいというあの子の気持ちは本当だった」と言うが、将門は二つに矢を折り、「矢が元に戻らないように、自分と貞盛の仲も二度と元に戻らない」と語った。
平繁盛(たいらの しげもり)
演:佐々木剛貞盛の後を追い京へ上洛し官途に就く。国香が討たれたことを侘田真樹に知らされると、貞盛に仇を討つことを主張する。
侘田真樹
演:藤巻潤平国香の家臣。国香が将門を討とうとする時諫めるが、逆に敗北し国香は討死する。そして、仇を討とうとするが、将門に諭され都の貞盛に国香の最期を知らせる。後に京に逃れようとする貞盛に従っていたが、信濃で将門に追いつかれ交戦した際壮絶な討死を遂げる。
小督(こごう)
演:多岐川裕美源護の3女。神社の祭礼で将門と関係を持つが、その場では名を告げず立ち去る。後に将門に国香を通じて縁談を申し込まれ、父の護に「貞盛と将門とどっちがいいのだ」と尋ねられるが、本人は当初、姉たちと違って将門にも好感情を抱いており、「若いんですもの(若いから決められない、という意味)」と答える。後に貞盛の妻になる。
貞盛の下人
演:猪野剛太郎大久保正信
貞盛の郎党
演:田村錦人、北島和男
小督の侍女
演:玉井ゆみ
良兼一門
平良兼 (たいらの よしかね)(前上総介)
演:長門勇良将の兄で将門の伯父。将門の留守中、国香とともに領地を横領する。詮子を後妻にすると、言いなりになってしまう。源扶に良子を嫁がそうとするが、将門に掠奪される。そして詮子に焚きつけられ出陣しようとするが、良子から将門に嫁いで幸せである旨の書状が届くと、心労のために倒れてしまう。しかし度重なる詮子の焚きつけと農繁期で油断した際に戦うべきと主張する良正の説得により将門を討つことを決意する。しかし、下野などでかき集めた2千もの大軍を擁しながら将門に敗れる。その後、高望王の木像や良将の肖像画を陣頭に掲げるなどなりふり構わぬ手段で将門に勝利するものの、民人の力を得て盛り返した将門に再び敗北し、失意の中病死する。原作では将門を騙し討ちにするように弟達を唆して将門の源家への謝罪で解決しかけていた事態を最悪の状況にまで悪化させた詮子を面と向かって非難する場面もあるが、テレビ版では口に出せずにおり、性格が気弱な方向に修正されている。
詮子(せんこ)
演:星由里子源護の長女。良兼の後妻として嫁ぐ。生家の嫡子でもある弟・扶と良子を結婚させようとするも、良子が将門に掠奪されたことで失敗。将門に対しては当初から悪感情を抱いているせいで、将門の掠奪に激怒し、良兼に将門を討つよう焚きつけるが、良子が幸せである旨の手紙を受け取って心が揺れる良兼を見かねて離婚をほのめかす。将門に「源家に赴き謝って欲しい」という旨の書状を届け、これに乗じて同じように激怒していた扶には、「弟たちと一緒に、謝罪に来る途上の将門を殺せ」との書状を送る。ところが、扶は将門の猛反撃で左目を失明、扶の弟二人は戦死するという惨憺たる結果に終わる。将門の死後、落雷により父である護と共に死去した。
公雅(きみまさ)
演:高野浩幸平良兼の子。良兼の囚われ人となった良子を、詮子たちの手から守るため、将門の元へ逃した。
公連(きみつら)
演:森井信好平良兼の子
公元(きみもと)
演:佐藤健一平良兼の子
蓮沼五郎(はすぬま ごろう)
演:小沢幹雄良兼の郎党。
海老丸(えびまる)
演:伊藤高良兼の郎党だが、子春丸の従兄弟と偽り岩井の館に潜入し、夜討ちを図る良兼の元に情報を伝える。
良子の侍女
演:植木まり子、島田芳子
良兼の郎党[注釈 7]
演:立川恵三、佐藤勝貫、東治幸、山中康司井上三千男
詮子の侍女
演:鈴木孝子、小野敦子
良正一門
平良正(たいらの よしまさ)
演:蟹江敬三将門の叔父。将門の留守中、国香とともに領地を横領する。気が荒く、父の仇討ちに消極的な貞盛を罵倒するが、これは「よき娘婿として源護に見られたい」という気持ちも入っていた。「川曲の戦い」で将門と一騎討ちするが、その最中に刀が折れても立ち向かってくる将門の威勢に恐れをなして敗走した。その後良兼を頼り、坂東ではタブーとされていた農繁期に兵を起こし将門を討つことを主張する。しかし、下野で2千もの大軍を擁しながら将門に敗れる。
良正の妻→良正の嫡妻
演:平井道子良正に捕らえられた良子を、将門に返すのが筋だが、将門の行方がわからない状態なので、父の良兼の元に返すよう良正に迫り、承諾させる。
定子(さだこ)
演:新藤恵美源護の2女。良正の側室となる。
良正の郎党[注釈 8]
演:浅野義行
良正の郎党
演:竹内喬(竹内靖)中村武己加藤寿
兵→良正の兵
演:長克巳、綿貫宏和、水橋和夫
良文一門
平良文(たいらの よしふみ)
演:渡辺文雄将門の叔父。武蔵に領地を持つ。遠方ではあるが、良将の兄弟の中で唯一将門のことを気にかけている。将門と融和を図ろうとする貞盛に賛同するが、父の死を嘆かない貞盛の冷徹な性格が争いの元になるのではないかと懸念を表明した。良兼、良正と将門との対立を心配し、将門の母を預かる。
源氏一門
源護 (みなもとの まもる)(常陸大掾)
演:西村晃小督の元に通ってきた将門と出会う。そして、「しかるべき人」を通じて縁談を申し込むように諭す。将門は国香を通じて縁談を申し込んだが、小督は貞盛に嫁がせたいとの意向を漏らす。戦いの経験が無く、隆と繁が討たれた際は国香の進言に従い落ち延びる。京の検非違使で将門と裁判で対決するが、将門を罪に陥れるため公を欺いたとして叱責された。その後、将門が関東を制圧すると共に流浪の身となる。将門の死後、落雷により娘の詮子とともに死去した。
源扶(みなもとの たすく)
演:峰岸徹護の嫡男。女好きの乱暴者で知られ神社の祭礼に来た将門と貞盛を襲う。葦津江郷の桔梗を襲おうとして玄明と将門に阻まれたり、良子との縁談のため良兼の屋敷に来た時も侍女に色目を使うなど女に目がない。将門に許婚の良子を奪われたことに激怒し、同じく将門に激怒していた姉・詮子に呼応して将門を騙し討とうとするが、弟二人を殺された上に自身も左目を失う。将門の岩井の館での夜襲の際、将門との一騎討ちに敗れ、良子に見守られながら絶命する。
源隆(みなもとの たかし)
演:神太郎護の二男。良子が将門に奪われると兄と共に将門を騙し討とうとするが、敗北し将門に討たれる。
源繁(みなもとの しげる)
演:牧村襄護の三男。良子が将門に奪われると兄と共に将門を騙し討とうとするが、敗北し将門に討たれる。
源家の郎党
演:戸塚孝、大宮幸悦、広田正光、刀原章光、田辺しげる、えごのりやす
扶の郎党
演:根本嘉也
扶の兵
演:徳弘夏生、あびる啓二、島田彰加地健太郎
関東の豪族たち
田原藤太 (たわらの とうた)(藤原秀郷
演:露口茂少年時代の将門が父良将とともに陸奥に下向する際に縛られ馬で連行される藤太と出会う。後に下野国の有力豪族となる。成長した将門に好感を持つ一方で、彼の政治力に疑問があることを懸念し、また坂東の大地を将門と朝廷との争いで荒廃させたくないとの判断から、涙を呑んで将門追討を決断し、これを成功させる。ただ、将門の妻子には罪はないとして、追捕を求める経基の求めは拒絶した。
村雄の殿 (藤原村雄
演:信欣三
藤太の郎党→佐野八郎
演:松村彦次郎藤太の側近。藤太には「爺」と呼ばれている。将門との戦いの前に下野国に進出した良兼が藤太と誼を通じるため派遣した使者に対し、主人は病気であると理由を構えて面会を断った。
藤太の郎党
演:林邦史朗[注釈 9][注釈 10]、浅野泰行
武蔵武芝(むさしの たけしば)
演:宮口精二足立郡の郡司。興世王、経基と対立し、将門の仲裁を受ける。しかし、将門、興世王、武芝が自らを討つと誤解し警戒心を強めていた経基の兵により討たれてしまう。
武芝の郎党
演:真田五郎遠藤剛
国司・役人たち
下野国府
大中臣全行

演:林昭夫下野守。良兼が将門との戦いの前に豪族たちと誼を通じるため下野国小山郡に進出した時に、下野守として抗議した。そして、下野の戦いで良兼らを破った将門に都風で対面し、威厳を示そうとするが将門は直答をした。しかし、その公明正大で率直な将門の態度に感銘を受けた。後に常陸国府を占領した将門は下野国府に出向き、その際に国府の印鎰を差し出し降伏した。
下野国府の役人
演:井上和行
武蔵国府
源経基(みなもとの つねもと) (武蔵介)
演:菅野忠彦興世王とともに武蔵に介として下向する。武芝と対立し、将門の仲裁を興世王とともに受けるが、納得せず不機嫌になる。清和天皇の孫であるということで誇り高いが臆病な人物として描かれ、将門・興世王・武芝に襲われるという猜疑心をもち、京に逃走。「将門・興世王・武芝が謀叛」と報告する。
経基の従者
演:三由茂
経基の郎党
演:大竹まこと加賀谷純一田原アルノ、山之内哲平
常陸国府
藤原維幾(ふじわらの これちか)
演:横森久常陸介。将門に常陸国府を占領され、なおも公の権威を信じていたが、高飛車な態度が将門の怒りを買い、あっけなく降伏する。
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