頭文字D
[Wikipedia|▼Menu]
音楽勝又隆一
制作スタジオディーン
封切日2001年1月13日
上映時間103分
映画:新劇場版 頭文字D
Legend1 -覚醒-
Legend2 -闘走-
Legend3 -夢現-
原作しげの秀一
総監督日高政光(闘走、夢現)
監督日高政光(覚醒)
中智仁(闘走、夢現)
脚本関島眞頼
キャラクターデザイン羽田浩二
音楽土橋安騎夫
制作サンジゲンライデンフィルム
封切日覚醒:2014年8月23日
闘走:2015年5月23日
夢現:2016年2月6日
上映時間覚醒:62分
闘走:61分
夢現:65分
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『頭文字D』(イニシャル・ディー、英語表記: Initial D) は、しげの秀一による走り屋をテーマにした漫画作品。および、漫画を原作にしたテレビアニメ映画。通称「イニD」[1]。『週刊ヤングマガジン』(講談社)にて、1995年30号から2013年35号まで連載された。

2022年12月時点で累計発行部数は5600万部を突破している[2]。アニメの関連CDは70万枚、ビデオとDVDは合わせて50万本を販売している[3]
概要

峠道において自動車を高速で走行させることを目的とする走り屋の若者たちを描いた作品である。

峠の走り屋を扱うしげのの漫画作品としては、『バリバリ伝説』『トンネルぬけたらスカイ☆ブルー』に続く3作品目となる。本作ではアマチュアドライバーの主人公が関東各地の走り屋との対戦を重ねながら、“公道最速”を目指していく姿が描かれている。また、主人公が属する精鋭チーム「プロジェクトD」の県外遠征を、各エリアの有力チームが迎えうつという対抗戦も本作の特徴である。

作中に登場する秋名山(あきなさん)は架空の地名であり、実在しない[注 5]。そのモデルは群馬県にある上毛三山の一つ、榛名山(はるなさん)。その他の地名は実名[4]

作品の舞台となる年代は、第1話の冒頭に199X年と表記されている[注 6]。また、三菱・ランサーエボリューションVII(2001?)や日産・フェアレディZ(Z33型)(2002?)など、2000年代に発売された車も登場しており、現実とは時間軸が異なる。

作品タイトル「D」の意味は、「ドリフト(drift)のD」であると作者が発言している。一方で、プロジェクトDの「D」に関しては、作中で高橋涼介が複数の意味を持つ言葉であるように語っているが、その一つは「Dream()」である[注 7]
反響主人公の愛車となるトヨタ・スプリンタートレノAE86 3ドア

主人公の藤原拓海が公道バトルで乗るトヨタ・スプリンタートレノ・AE86型、通称「ハチロク」は1987年に生産終了していたが、本作の人気に伴い中古車市場価格が高騰する現象を生んだ[5]。AE86自体、本作連載以前から人気は高かったものの、その中心は兄弟車のカローラレビンであり、レビンと比べてモータースポーツ参戦も少なかったトレノは不人気車種であり、新車生産台数の少なさ[注 8]も相まって人気の逆転現象も生じた。後にそれらの現象の影響は、2012年にトヨタ自動車から発売された小型FRスポーツカー「トヨタ・86」を生み出したきっかけの一部ともなっている[6][7]

本作の愛読者には土屋圭市織戸学谷口信輝今村陽一[注 9]などのレーシングドライバーがおり[8]、特に土屋圭市はアニメ版の監修やハチロクのエンジン音・スキール音の収録を務め、作品に深く関わっている。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:359 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef