音楽配信
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2000年代、日本では直営配信サイト「bitmusic」などパソコンやデジタルオーディオプレーヤーで聞く音楽配信とは別に携帯電話を使った音楽配信が活況を呈するようになった[3]2002年、携帯電話の「着うた」が展開されると、コンテンツプロバイダが権利者から借り受けた音源を一曲単位でコンテンツ販売する「着うたサイト」のビジネスが急速に規模を拡大することになる。2006年以降、着うたとは別の携帯電話向け音楽配信サービスも開始された。NTTドコモNapster Japanと提携した音楽コンテンツ定額配信サービスの「うた・ホーダイ」と、auブランドを展開するKDDIおよび沖縄セルラー電話が立ち上げたLISMOである(Napster Japanについては2010年3月に終了済)。
音楽ダウンロード配信

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音楽ダウンロード配信(おんがくダウンロードはいしん)は、配信ストアから楽曲を1曲単位・アルバム単位で購入し、その楽曲データをダウンロードし、パソコンやiPodスマホ等のデバイスに保存することができるサービス。

世界的には、音楽ダウンロード配信による売上は2012年がピークで、それ以降は下降しており、代わりに定額制音楽配信が伸びている[12][13]。日本では、iPodが多く普及していることから、世界的に見ても音楽ダウンロード配信での販売量が多く、また同じく高い売り上げを記録している。音楽ダウンロード配信として、現在世界で最もダウンロードされた楽曲は、800万ダウンロードを記録した、宇多田ヒカルの「Flavor Of Life」(パソコンによる音楽配信と着うた着うたフルの累計。ギネス・ワールド・レコーズには、着うたフルで最もダウンロードされた楽曲である、青山テルマfeat.SoulJaの「そばにいるね」が、日本で最もダウンロードされた楽曲として認定されている)。
定額制音楽配信

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出典検索?: "音楽配信" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2017年8月)

定額制音楽配信(ていがくせいおんがくはいしん)は、月額で一定の料金を支払うことで自由に好きな楽曲を再生することができるサービス。サブスクリプション型音楽サービス、音楽ストリーミングサービスとも呼ぶ[14]。2008年にサービスを開始したSpotifyが業界最大手[15]。なお、Spotifyはフリーミアムモデルを採用している。

米国では2016年にストリーミングによる売上がダウンロード配信の売上を超え、音楽総売上の34.3%を占めた[16]。その後も急成長が続き、2019年には音楽総売上の80%に到達、CDなどのパッケージ販売やダウンロード配信を圧倒するシェアとなった。ストリーミングサービスのシェア拡大には、スマートフォンの普及が大きく寄与している[17]

日本国内では2006年にNapster Japanがサービスを開始したが、2010年に終了。その後、2011年にLISMO unlimited(現:KKBOX)が、2015年にApple MusicLINE MUSICAWAGoogle Play Music、2016年にSpotifyがサービスを開始した。2019年に日本国内のストリーミングによる売上は465億円を記録し、ダウンロード配信の225億円を大きく上回った[18]

日本は米国に比べ、音楽市場におけるCDパッケージ売上が占める割合が高いが、ストリーミングサービスの普及により音楽業界のビジネスモデルは過渡期を迎えている。


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